KOYA(マニラで子供らと遊ぶ)

庶民エリアにコミュニティスペースを作ってみた。

マニラで家庭菜園

2023年10月頃。マニラにて家庭菜園をすることにした。

キッカケは野菜の高騰。ただでさえマニラの野菜は高く品質もイマイチなのに・・。もちろんフィリピンは熱帯で野菜栽培の難易度は高いのかもしれない。だがもし庭でそれなりに野菜が自給できるようになったらマニラの快適度はさらにUPするだろう。

そんなワケで約2ヶ月くらいで取り組んだことを備忘録として書き記しておこうと思う。

まず気候。4月〜6月くらいの暑季は野菜にとっても過酷だろう。続く7月〜10月の雨季はこれまた雨が多く日照不足にもなりやすく栽培は難しそう。ただ11月〜2月頃なら暑すぎず雨も少なめなので日本の夏か秋くらいの感覚で栽培できそう。ただし日本のように冬はないので寒さで糖度が上がった美味しい野菜はここでは無理だろう。またYou Tubeには様々な栽培動画が上がっているが季節に関しては参考にしずらい。播種も植え付けもあるていど手探りしてその中でうまくいったものを続ける感じになるだろう。

方向性としては当面は市販の苗を植え付ける。オクラ・ナス・トマトといった夏野菜。それにバジル・ローズマリー・パセリのようなハーブ類。それらはマニラでも苗が売られている。ただしナスならナスで1種類のみ。特殊なナスや日本のようなキュウリを栽培するにはタネから育てるしかない。また育苗するためにプラグトレイ・蚊帳などを用意した。加えてLEDを準備しているので整えば日照不足の日でも育苗に使えそう。

 

当面は慣行栽培・・いわゆる普通の野菜栽培をしつつ、徐々に自然農に近づけていきたい。よく家庭菜園と聞くと無農薬を連想する人がいるが僕はそこはこだわっていない。できるだけ土作りをして防除はするが必要とあれば農薬は使う。無農薬かどうかより野菜が健康で美味しいかの方が重要。学ぶことはたくさんある。コンパニオンプランツや緑肥、米糠や納豆を利用して落ち葉や残渣を発酵させ土作りをしたり試行錯誤していく。他にも木酢液、過酸化水素水、手作りで二酸化鉄の溶液なんかも作った。それら使用は控えめ、肥料なんかも少なめにする。料理でいう化学調味料のようなもので天然ダシにこだわる必要はなく少量なら食べても気にならない。


水耕栽培についてはLEDの設置が終わったらレタスなどの葉物類に挑戦する。先行して始めたりもしたが日照不足で徒長してしまったのでLEDを待つ。またクーラーボックスとエアレーションを利用してトマトの水耕栽培にも挑戦したが枯れた。またいずれ再挑戦する。他にもアスパラとイチゴの苗を買って育てている。できればイチゴはランナーで増やすことを優先して水耕栽培の実験もしたい。アスパラは初年度は収穫が無理、気長に取り組みたい。他にトマトやナス・オクラなんかは挿し木でバックアップを作り、地植えしてある苗が枯れたりしたら次を植えてローテーションしたい。ナスは挿し木が1回成功して収穫後に枯れた苗をどけて挿し木苗が別の場所に植わっている。トマトは挿し木が失敗したがまた挑戦する。オクラは1鉢に3本あったのを分けて植えたが、調べてみたらオクラは密植した方が肥料をとりあって柔らかいのになるそうだ。市販の苗はレディーフィンガーしかないが後々は角オクラを育てたい。どうせ育てるなら市場に売ってないものの方がいい。もっともオクラは市場にあるのが大きくて鮮度が悪く固いので丸オクラでも自家栽培するメリットは大きいと思う。

あと当面は育てない野菜もある。あまり好きじゃないのでゴーヤとか、唐辛子は1本くらいあってもいい。育てている野菜としては上記以外に人参がとりあえず順調。ゴボウは袋栽培。それに袋栽培の追加として大根を播種した。大根は季節が良ければマニラでも安く手に入るのであくまで実験的な要素が強い。あと出来たら嬉しいのはブロッコリーとカイランという中国野菜のハイブリッドでスティックセニョールと言われる茎ブロッコリー。あとアスパラなんかも出来たら嬉しいな・・。人参は間引いて生をかじりたい。あとピーマンも苗が売っていなかったからタネから挑戦してるが好きな野菜の1つ。マニラの気候にあうかわからないがサヤエンドウも地植えしてる・・ヒョロヒョロと徒長して苦戦中。

僕の住んでいる借家の中庭を畑として利用させてもらっているが今の時期はやや日陰になりやすい。夏は日差しが強すぎで遮光する必要がありそうだが今は逆なのでダンボールなどに銀紙を貼ってレフ板を制作している。それに使っている銀紙はアルミホイルではなく非常用のアルミシート。そっちの方が安くて丈夫だったので活用してる。

あと最近追加したのはローズマリー、ステビア、レモンバジル、今のところハーブエリアにまとめてある。オレガノは大家さんが育てていてたくさんあるのでパス。レモングラスも大家さんのところにあるので今は保留。ハーブの中ではバジルに力を入れたい。ナッツやニンニクやオリーブオイルと一緒にミキサーにかけて作るジェノベーゼソースは僕も大家さんも大好きなので。

それと追加でタネを注文したのがカモミールとラベンダー・・これらはハーブティーとか作りたい。それと大麦のタネも1kg注文した。これは緑肥として使えるのと若葉は青汁にもなるし育てばかり取って草マルチにできるらしい。もっとも収穫までいけば遊びで麦茶とか作ってみるのもいいかも。お茶といえば緑茶の木も植わっている。無節操に伸びて病気になっていたので大胆に刈り取ったら新芽がでて今はキレイ。これも製茶してみるかも・・。あとスイスチャードとかもタネが届いた。

他にキノコも実験をしていてホダ木に植え付けた椎茸は失敗。袋栽培も失敗。それに対して以前にも挑戦したオイスターマッシュルームは1袋が約50ペソと安く、栽培も用意なのでシャワー室に6袋ある。できれば他のキノコにも再挑戦したいし原木栽培もしたいし、何なら灌水や送風も半自動でできる設備もつくりたい。あと育苗用などに小さなビニールハウスもいずれ設置するかも・・。

 

僕はマニラは『野菜砂漠』だと思っている。それだけ新鮮で美味しい野菜が手に入れにくい。そこに家庭菜園でオアシスを作るのが目標。初年度はあれこれと資材も買うし苗やタネも買って挑戦する。コツコツと根気よく、翌年からは少しずつ挿し木やら株分けやらで買う量を減らし、土も最初は培養土を買うが、できるだけ土作りして買わなくてよいようにしていく。もっとも育苗用の土とかそもそも売ってないけどね。

 

チャンスがあったら自然薯とかも挑戦したいし、実験としてジャガイモやサツマイモも栽培しょうと思う。この手の野菜は鮮度を気にする必要もないので買ってもいいんだけど、いろいろとやってみないと分からないからね。少量多品種そしていくつかの重点野菜はたくさん収穫できたら加工したり友達にあげたりしたい。

 

ユックリと形を作る。

KOYAという活動も少しずつ形になってきている。以前は土曜日の夕方のみ僕が行って遊んでいた。他はたまに行ってDIYしてた感じ。それが今は毎週水曜と土曜に僕がいなくてもスタッフが対応してくる。水曜と土曜それぞれに担当スタッフがいる。

来年の今頃は週4日に増やたらいいなって思う。スタッフを多く抱えるのも金銭的な負担になるし、できれば高校生や大学生くらいの若者にサークルとしてKOYAを部室として使ってもらうかわりに子供らをみてもらうボランティアをしてもらえれば・・と思っている。サークルは4〜8人くらいで午後6時から8時半くらいで場所を使うイメージ。そしてその内の1〜2人が午後3時半〜6時まで子供らの様子をみてもらえればなって思う。

そしてできれば算数などのお勉強の要素を入れてみたい。例えば算数のプリントを用意して自習ベースで分からない時に大人などから教えてもらうイメージ。もっと入れたい要素としては読書習慣・歯磨き習慣・掃除習慣などあるがボチボチ。加えて若者に必要なインターネットや金融のリテラシー教育や、性教育の要素なんかも後々は考えていきたい。とはいえ性教育については周囲の反応をみつつもオッサンの僕が関わるよりは女性が関わる方がいいと思う。ちなみにフィリピンはコンドームの使用率は低いみたいだし庶民エリアでは15才くらいの子が妊娠するってことはチラホラある。また中絶が違法な国。望んでそうなった人は好きにしたらいいと思うが知識不足で妊娠→困窮っていうのはあまり良いことではないと思う。

 

さて、イベントについても子ども食堂的な要素を入れてみたいと思っている。さしあたって11月25日はホットケーキに生クリームと果物をのせたのを子供らに食べさせてどんな反応が見られるのか試してみようと思っていて、友人ら6人の大人チームでやってみる。個人的には2ヶ月に1回くらいでできたら・・・とか1月は餅つき機(使っていない機械)があるので餅なんかどうかな??って思ってる。きな粉は日本から持ってきた。あんこは高価かな??砂糖醤油とかおろし大根とかは簡単にできそう。まぁ当日の活動は声かけたら『一緒にしたい』って言ってくれる人はすぐに見つかりそう。できればその前に試作とか準備にも関わってくれる人がでてくると嬉しい。

 

あとしたいことといえばインスタグラム。日本でアカウント作ろうとして電話番号が日本になくて断念。フィリピンに返ってからトライしたがEメール認証だけじゃなく番号が送られてきてそれを紙に書いてその紙と一緒にセルフィーをしないといけないって何か難しくて、とりあえずやって今は審査中っぽい。インスタを通じて広報できたら。それでスタッフも投稿できるといい。

 


あと日本の友達がもう着なくなった子供服があるというので譲ってもらい、KOYA周辺のお母さんたちに届けた。譲ってもらった1/4ほどしかまだマニラに持ってこれていないのだがそれだけのために送料をかけるのも何なので少しずつ運ぶ。こういったことも地味に広げていけたらと思う。

 



 

21世紀はコミュニティの重要性が増す

マニラで交流会Little Japanおよび庶民的なエリアでこのコミュニティKOYAを運営している独身中年です。表題にあるように僕は21世紀はコミュニティの重要性が増すと考えています。今回はザクッと日本での問題と、世界的な問題に分けて話をしたいと思う。

 

◆ 1:日本:独身中高年が増える。

今でも既に高齢化社会が問題になっていますが、更に10年、20年もたつと更にそれが進行します。加えて単に高齢者が多いだけでなく、独身の割合が高くなります。人生において重要なものは色々とあります。健康・愛・カネなど。その重要なものの中にコミュニティがあり、独身というのは家族というコミュニティがありません。また会社以外に趣味がない人や友達が少ない人も少なくありません。また友達がいても高齢ともなると友達も病死などで減っていくものです。

人は孤独になると他の重要なモノまで減らしてしまいます。寂しいからとキャバクラに行ったり、通院するのに送ってくれる人がいないと病気を我慢したりタクシーなど高額な交通手段を使ったり、また孤独に陥ると健康を害しやすい。

 

そういう状況になってから一朝一夕にコミュニティを作るのは容易ではありません。それが僕がマニラでコミュニティ作りに力を入れている理由。仲間ができ助け合い。情報交換をできる交流会。KOYAでは子供らと遊ぶことを通じて大人は子育てを学んだり子供がいないことの代替になったり様々な効果がある。またコミュニティを通じて将来自分に介護が必要になった時に相談できる候補もできます。正直なところ20年後、僕ら団塊Jrの世代が高齢者になる頃には日本は介護難民が相当でてくると僕は見ています。

 

◆ 2:世界:凄まじい格差の時代へ

話は少しそれますが僕は20世紀は貧困が減少した世紀だと考えています。多くの国が経済発展をして絶対的貧困は減ってきました。ですが21世紀は『格差が本格化する世紀』だと見ています。よく世間的には『年収200万円と年収1000万円』みたいな所得の格差が問題視されますが、より深刻なのは所得格差より資産格差の方です。ピケティの話を齧ったことがある人ならイメージしてくれるとは思いますが、世界の全資産の内で一部の金持ちが保有している割合は増えてきています。それでいて億万長者の数自体も増えてきている。18世紀くらいの極一部が大富豪という世界では問題にならなかったことがおきる。それは希少なものの値段が競り上がる。鰻が大好きなアラブの石油王がいても一部なら影響はほとんどないが、鰻を好きな金持ちが増えれば値段は上がり鰻は一般人の手の届かないものになっていく。それは他の様々な希少品でも言えるだろうと思う。

 

とりわけ僕が警戒しているのは原油価格。ウクライナあるいはイスラエル等の戦争やらで価格が今の2倍になった世界を想像してしまう。金持ちにとってはガソリンが2倍になっても電気代が2倍になってもそんなに痛くない。節約などせずガンガン飛行機にも乗る。だが一般人にとってはキツイ。とりわけ庶民層。途上国の庶民層にとっては痛手。そして原油価格の上昇は連動して物価を上げることになる。農作物などは飼料などを輸入して耕運機などの農業機械を使いトラックなどで輸送されて消費者に届く。

 

ここまでが脱線ではなあるが僕の危機意識。そこでKOYAのような形でコミュニティを強化して、できれば協力して野菜を栽培するとか、モノを共有したりすることで生活費を抑え少しはそういうのに抗えるのではないかと思う。

 

また僕は21世紀は20世紀ほど『教育が貧困を抜け出すための手段』として効果が薄くなると見ている。資産格差の問題で能力でそれを越えるのが難しくなることに加え、AIやロボットなどの技術が進み『評価される。稼ぐためのスキルレベルは上がっていく』と思っているから。

そんな中でコミュニティをどう作っていくかは大事だとやはり思っていて、とりわけ貧乏な人達の助け合いのコミュニティではなく金持ちや優秀な人達も組み込んだコミュニティにすることが大事だと思っている。ある意味で大きな家族のようなもので、家族の中には子供もいれば病気の人もいる。だが稼げておカネに余裕がある人もいる。そういうカネがある人がそのコミュニティを経済的に支え、他の人からは別の形(例えば尊敬やら)で対価を受け取る。

昔は大きな格差があっても革命やら戦争であるていどリセットされた。今は戦争で金持ちの資産が大きく減らされることも少ないし、資産において建物や工場のような壊れたら大きく毀損してしまうようなものの割合は減っている。有価証券とか。また革命なんかも起こりにくい。高度な武器などを使い、あるいは壁で隔てることで金持ちは自衛する。そういう世界においては『金持ちに喜んで助けてもらえる形』を作るしかないように思う。

 

僕は金持ちではないが、緩やかに小金持ちになるよう動いている。子供がいない僕はそれをコミュニティに徐々に注いでいきたいと思っている。

 

 

フィリピン生活を快適に

今日はタイトルのようなテーマで書いてみようと思う。

フィリピンに住むようになって約11年。マイナスよりプラスの方が多いので好んで住んでいるがそこは途上国なりの大変さがある。それら少しずつ問題は軽減されてきている。

<1> 交通渋滞

初期の頃はジプニーで移動していた。マカティなど出て通勤ラッシュにかぶってしまうと1時間や2時間はジプニーやバスを拾えず途方に暮れることがままあった。通勤で日常の人は本当に大変だと思いつつ、たまに巻き込まれる僕もカフェで時間をつぶすなど時間を無駄にした。

▶ 今は原付バイクを買って雨の日以外は快適☆

 もちろん車移動の人もいると思う。車は雨の日でもOKなのと荷物が多く積めるなどメリットだが、バイクは燃費が良いのと軽い渋滞なら抜けていけるのが便利。マニラの交通ルールやマナーの難しさも少し慣れてきた。

 

<2> バイクの車検
バイクに乗るようになって年1回の車検が面倒。日本だと原付きは車検不要だがこっちは毎年ある上に排気ガスチェックやら提出書類やらLTOって役所が超絶面倒。半日で終わらず2日にまたいだこともある。それが数年つづいた。
▶ 今は集落の知り合いに手続代行を頼む。手数料は払うがストレスの元が1つ消えた。


<3> 食材関係とりわけ野菜

マニラは新鮮な野菜が少なく、時期によっては高い。外食では野菜が不足する。

▶ 今は庭で空芯菜およびナスを作っている。ナスは枝を切って接ぎ木して次を作っている。家庭菜園はこれまでたくさん失敗しているが、少しずつ形になっている。できればキュウリとオクラ、あとバジルを育てたい。ハーブではオレガノが自生。大家さんがのモングラス、友達がローズマリーを育てているのでシェアしてもらえる。

キノコもオイスターマッシュルームは栽培キットが安く売っているので育てることもある。椎茸栽培も少し試している。

 

<4> 生鮮食品(主にスーパーマーケット)

フィリピンのスーパーはレジの行列が長い。それでも平日の昼にいくなど工夫はしていた。あと食材の価格も年々あがっている。僕は牛乳が好きなので割りとカネがかかる。

▶ 今はバイクで5分くらいの距離にLANDERSという会員制スーパーができた。新しく広い。またそこら一帯が新しい街が作られていてコンドミニアムなど次々に建設されている。だがまだ住人は少ないこともあって、レジに並ぶことはほとんどなく買える。加えてLANDERSは賞味期限前の食材など50%OFFや時には70%OFFなどのセールがされる。シリアルや調味料あるいは牛乳やチーズやバターなど長期保存できるものは賞味期限が1ヶ月くらい過ぎても何の問題もないのでそういうものを中心に買っている。また基本的には平均より高級なものが売られているスーパーなので少しだが食べるものの質も上がった。また肉がセールしている時など1kgとかまとめがいして味噌漬けにしたり冷凍したり工夫している。

生麺などはカルティマール市場へ2ヶ月に1回くらいいって買っている。ニラとか少しマイナーな野菜などもそこで。

 

<5> 住居

▶ 僕サブディビジョンという安全性の高い団地のようなところに住んでいる。それでいて家賃はP13000とマニラ在住の日本人にしては安い。それはフィリピン人の大家さんの離れを借りているから。中庭を挟んだ同じ敷地内に大家さんの家もありたまに一緒に食事をするなど交流ができ、ネットショップの受け取りをしてもらえたり、関係は良好。また中庭では家庭菜園に挑戦し、隅では観葉植物を増やしたりもしている。あと日本からウォシュレットを送って取り付けてある。加えて浄水器も付けてある。飲料水の配送とか面倒なので。

 

<6> 家事
▶ 料理も洗濯も自分でする。料理は趣味でもあるので冷凍庫も保存食もいろいろと工夫している。納豆やヨーグルトは自分で作る。洗濯は少し特殊。手洗い+脱水機。手洗いは工夫すれば通常の洗濯は10分もあれば終わる。雨季はそれに扇風機を使って乾かしたり雨が続いた時は布団乾燥機で乾かしたりもする。なお生乾き対応の洗剤は以前は日本から持ってきていたが今はマニラでも売っている。掃除はたまにメイドさんに頼む。

 

<7> コミュニティ

当初は友達や知り合いも少なく孤独を感じる時もあった。2014年からLittle Japanという交流会を始め、コロナ禍の頃は休止するもののその後に再開して今は日曜日に仲間と交流している。加えて2023年1月からKOYAという集落に小さな家を借りて主に子供らと交流している。そしてたまにそこに知人を案内して一緒に遊んでいる。

 

<8> 旅やビザ

原則としてセブパシフィックというLCCのプロモーションを常に待っていて、格安の時に2往復とかまとめ買いする。信じて貰えないかもしれないが東南アジアなら往復で1万円とかで航空券が買える。日本の便は片道だけチェックイン荷物を含むので少し高いがそれでも1.5万円くらい。東南アジアではホステルのドミトリーで1泊1000円〜1500円くらい。タイ株を保有していてタイでは銀行口座に配当が入るのでたまに行く時はタイバーツに両替しなくてもそのカネで賄える。

ビザは観光ビザ。コロナ禍の時に2.5年いたがECCが面倒なのでそれ以降は半年以内に出国するようにしている。あと海外旅行が多い人は楽天プレミアムカードを取ってプライオリティパスをもらうといい。維持費はそのクレジットカードの年11000円で、空港のラウンジが使い放題。空港によっては出国時だけでなく到着時にも使え食事やら超絶お得。ビジターとして利用すれば3000円〜8000円とかする。例えば名古屋からクアラルンプールに旅行する人なら出国時と到着時の2回ずつ合計4回ラウンジが使える。はしごをすればそれ以上。クレジットカードなので旅行保険などは別途つく。

 

★今後は
できればKOYAの活動を少し発展させたい。水耕栽培をしたい。平日に一緒にジョギングしたりフリスビーをしたり出来る友達をつくりたい。タガログ語の家庭教師が欲しいなどいろいろある。あるていど試行錯誤しつつも流れにまかせる。

大家さんの家に日本からホームステイ

約3週間くらいの予定で日本の女子中学生(以下Kちゃん)が大家さんの家にホームステイにきている。大家さんの奥さんはオンライ英会話の先生ということもあってその生徒さんらしい。僕は学生さんが海外でホームステイして異文化体験することもえいご漬けの生活をするのも良いことだと思う。

 

僕は直接関係ないものの中庭を挟んでいる近さもあり、サポート的なことをしてる。カルチャーショックは当然あるだろうし、ホームシックといったこともありうる。大家さんの家のトイレは少しリフォームしてキレイな便座が付いたとはいえホットシャワーはない。日本の便利な生活に慣れた子にはあるいはキツイかも・・。なんて思いつつ様子をみていた。そのKちゃんを連れて奥さんと娘のMがマニラの北にあるバギオに旅行にいっていた時にKちゃんは寒さもあり風邪をひいたっぽい。

 

ホームステイ初日に僕はKちゃんのお母さんと顔を合わせていてLINEでつながっていたこともありお母さんから心配のメッセージが来ていた。まぁ詳しくは書けないけど、僕が常備してある喉ヌールスプレイを貸してあげ、お母さんをなだめつつ、しばらくKちゃんのホットシャワーを僕の家で浴びることになった。お母さんにしてみれば1回あっただけのオジサンの家ということもあり大家さんの奥さんか娘が付き添いをして欲しいということになり、僕ももちろんOKした。

 

そんなワケで夜になるとKちゃんと(大家さんの)娘さんが来る。Kちゃんがシャワーを浴びている間には娘さんと話をする。Little JapanというコミュニティやKOYAという活動をしているとはいえ僕は1人暮らしで1人の事も多く、良い気分転換になる。作ったヨーグルトを出したりホーチミンで買ってきたハス茶を出したり、あと野菜不足が気になるといっていたのでサラダを差し入れたり。たぶん気分的には夏休みに田舎に帰ってきた孫と接する祖父のような感じなのだろうか。親子のような責任もなく少し遠くから成長を楽しみにつつ世話をやくあたりが祖父のような心境にやはり近いのかも。

 

大家あんの家のハナレを借りて既に10年ほど。良好な関係が気づけているのはありがたいこと。互いにとってプラスな関係だろうと思う。僕の方は病気やらいろんな形で無利子無担保で融資をしているし、最近では稀にバイク送迎なんかもする。僕の方はネットショップの受け取りをしてもらっていたり、たまにフィリピンの事について聞いたりしている。それと料理をもらったりあげたり。やはりスープの冷めない距離というのは互いのプライバシーもあるていど守れ、それでいて1人暮らしの寂しさもないのがいい。

 

大家さんの奥さんはオンライ英会話の先生として一家の大黒柱の役割をしている。まだ子供のほとんどが学生だった初期と違い三男も大学を卒業して就職、四男ももうすぐ就職、あと残すは末っ子の長女のみ。もうそれなりに高齢になって病気を抱えつつガッツリと働くのもあと少し。あらためてフィリピンの母は偉大だと思う。

KOYA 16才のスタッフ

マニラで小さな家が密集しているエリアにおいて家を借りKOYAとし、絵本やらパズルやらオモチャやらを置いて子供たちとの交流スペースを作っている。8月の時点では週1.5日で夕方の約2.5時間しか稼働していない。それは僕が無理をしない範囲でしたいから小さく始めてる感じ。子供たちと向き合うのは楽しくもあり大変でもある。そんなワケでいずれ週2くらいでスタッフを雇って、あとはこの活動に興味を持ってくれる人で一緒に遊びつつ子供の様子をみていてくれる仲間を増やしていければと思っている。

正直なところFacebookページはまだ認知度が低く広報ツールとして十分につかえていない。求人といっても近所で募集すると断るのが面倒っていうのもあって適任がいればオファーしてみようかなって思っているていど。

 

そんな中で16才の女の子J子(フィリピン人だが性別が分かるように子をつけておく)にスタッフをしてもらうことになった。ことの経緯はまずその子はもう5年以上も知っている住んでいる家のDIYの手伝い等を頼んでいた元スタッフC君の親戚にあたる。 J子はマジメで倫理観のシッカリした子という印象がある。KOYAの活動にも中古の小説を寄付してくれた。そういうのが自発的にできる子。

 

そのJ子の家は集落に住む人達の中では割と貧乏な家庭。コロナの時期に親には無利子無担保で融資もした。まぁ焦げ付いたけど仕方ないと割り切る。兄弟がたしか4人くらいした。本人も普段は特に何も言わないので貧乏なことは外目にはわからない。子供らからはたまにFacebookの投稿を通じてなどコメントや直接メッセージをもらうことはある。僕も普通に節度をもって返信とかはしている。

 

ある日、J子から進学をするにあたり『関数電卓やら必要な文具を買うお金がない』と相談メールが来た。ネットショップで関数電卓を調べたら安いのは300円くらいであったので1つ寄付をすることにした。だが他に靴とかいろいろあるらしい。そこでKOYAで待ち合わせして話を聞いた。僕としては全部買ってあげてもたいした額ではないのだがその一方で今後この子らは卒業し働くようになる。そんな中で労働ではなく寄付という形でカネを受け取ることに慣れてしまってはマイナスなのではないか??と思った。

その上でフィリピンでは少なくない子供が働いていることを知りつつも法的には18才以上でないと働けないと聞いていたので。『これがもし18才ならKOYAのスタッフをしてもらう形で稼いでもらえるのに・・』なんて思ったりもした。

 

その一方で最近Chat-GPTでブレインストーミングをする新習慣ができた。話は飛ぶのだが様々な課題やら気になることをAIに聞き、考えを深めたりしている。子供の労働や寄付のマイナス面なんかも聞いてみて、15〜18才は親の許可があれば働けるらしいことを知り、J子らに聞いてみたら可能らしい。そこで親宛のメッセージを書いて、親の承諾を書類&画像(もしくは動画)でもらえるなら働いてもらうことにした。で、昨日8/19の土曜日に来てもらった。

 

正直なところ僕としては助かるのもあるが、外国人ということもあり少しだけリスクを抱えることになるのかも・・とも思う。なので近い人達にはJ子が手伝いをしてくれているということで有給であることは伏せることにした。僕のメイドさんやら友人やらは知っている。そんなワケでJ子は靴やらを買い、これからときどき働いてもらう。J子があった時にさらっと言っていたのは弁当代も実は足りないらしい。まぁ詳しいことは分からないが弁当代の足しにはなっていくと思う。

 

メイドさんが言っていたのは最近コメの値段がまた上がったらく、P40/kgから買えていたものがP50に上がったらしい。これはたくさんのコメに少しのおかずで腹を満たす庶民層には痛手だろうと思う。集落も経済的には10段階で2〜5くらいの庶民層のイメージだが中には高利貸しからカネを借りている家庭も少なくないらしいし、食事を3食シッカリと食べられない人もいるらしい。僕としては『子ども食堂』的な活動に発展させることも考えなくもないが、マンパワー的なものもあるし、ホントに食べるのに困っている人をピンポイントで支援することも難しいし(たぶんあのエリアでしたら長蛇の列ができカオスになる)・・・加えて無料で食事を出すのも近所で食べ物を売っている人たちの商売敵になって嫌われるといいったリスクも追う。なので当面は小さな規模で個別ですることはあっても大々的にはしない。いずれ組織力がついてきたら・・かな。


J子には週2でしかも都合が良い場合だけ来てもらうという方向で話をしている。僕がいかなくてもKOYAがオープンして子供らがお絵かきとかできればいい。僕がいる時でももう1人いてくれると目が行き届く。見る人がいないとホワイトボード用マーカーのキャップはスグなくなるし、床にボールやら転がって放置されるし、ジグソーパズルのピースはなくなる。

KOYA ver2に向けて

3週間ほど日本に帰っていたので久々に子供らをKOYAに招いた。実は体調がイマイチだったのだがマニラに戻るとメイドさんから『子供らが待ってるよ』と聞かされたので頑張っていった。いずれは僕が行かなくても回るようにしたい。


VER2
気がつけば半年が過ぎようとしている。とりあえずの整備は終わり、週1.5日は子供らの遊び場に開放しているが、1日を9-12,12-15,15-18,18-21と3時間ごとに分けた時に週28コマがあるが今は1.5コマしか活用していない(DIYは別)、これをスタッフやらボランティアを入れ埋めていくのが次の段階。土日はたまにイベントをする。ハロウィンは一時帰国するので残念ながらパスしてクリスマスは地域のイベントに便乗する。そして平日の夜を主にTEENのサークルの部室みたいな形で開放しようかと思っている。

イメージしているのは3名〜8名くらいの小さなグループでギターあるいは読書やアニメなんでもいい。集まってする系の部室。週1回で約3時間。期間は3ヶ月単位。2022年10月〜12月から。セキュリティの関係で希望者は写真とIDの登録をしてもらいつつKOYAにはセキュリティカメラを設置しようと思う。いずれwi-fiやパソコンかタブレットを置こうかとも思う。ボチボチ。

無料で開放するがたまに15-18時のKIDSらの見守り役として貢献してもらいたい。子供らは基本的に自分たちで遊んだり本を読んだりしてくれればいいのだが誰も見ていないとパズルをなくすとか机に絵を描いたりしてしまう。また喧嘩をなだめたり、たまには絵本の読み聞かせなんかをしてくれると嬉しい。例えばサークルのメンバーから交代でそれをしてもらえれば負担は小さいと思う。

 

時期と設備
それから時期としては10月から12月。VER2に移行したいが、設備面では作りかけの看板を完成させつつ、丸テーブルの土台をDIYして2台体制にする。KOYA自体は狭く、前の共用エリアを時々使わせてもらう形。10月下旬には一時帰国するがその時にはタープテントを日本から持ってきて、雨天時にも対応できるようにしていきたい。ちなみに下の絵は僕が週1回くらいカフェでプランニングしているもの。

あと漠然と思っているのはテントがあるので1回、イベントとしてテントを設置してマグネット式に知育玩具を買って子供らに開放しようかな・・って思っているのと家からKOYAまで徒歩がやや面倒なのでキックスケーターを買おうかなって思っている。あと告知という意味では看板にロゴを描いたりチラシを作ったりは大事で昔はフォトショップやイラストレーターを使ってチラシを作るのが仕事だったが今は滅多にしなくなってソフトも持っていないの。なので大家さんの娘さんが絵が上手なので学校が始まる今の時期だけバイトしてもらいたいなぁーなんて思ってる。

 

正直なところ僕は働き者ではない。昔はそれなりに働いていたが今はボチボチしか出来ない。そのかわり面白いプランを出してカネを使い一緒にしたいって人の力を借りながら進めていけるとは思う。別件でLittle Japanという交流会もしているのがそっちも設立は大学生と一緒にしたし、今は仲間が司会をしてくれたり会を盛り上げてくれたりしてる。https://www.meetup.com/Little-Japan-in-Manila/