KOYA(マニラで子供らと遊ぶ)

庶民エリアにコミュニティスペースを作ってみた。

大家さんの家に日本からホームステイ

約3週間くらいの予定で日本の女子中学生(以下Kちゃん)が大家さんの家にホームステイにきている。大家さんの奥さんはオンライ英会話の先生ということもあってその生徒さんらしい。僕は学生さんが海外でホームステイして異文化体験することもえいご漬けの生活をするのも良いことだと思う。

 

僕は直接関係ないものの中庭を挟んでいる近さもあり、サポート的なことをしてる。カルチャーショックは当然あるだろうし、ホームシックといったこともありうる。大家さんの家のトイレは少しリフォームしてキレイな便座が付いたとはいえホットシャワーはない。日本の便利な生活に慣れた子にはあるいはキツイかも・・。なんて思いつつ様子をみていた。そのKちゃんを連れて奥さんと娘のMがマニラの北にあるバギオに旅行にいっていた時にKちゃんは寒さもあり風邪をひいたっぽい。

 

ホームステイ初日に僕はKちゃんのお母さんと顔を合わせていてLINEでつながっていたこともありお母さんから心配のメッセージが来ていた。まぁ詳しくは書けないけど、僕が常備してある喉ヌールスプレイを貸してあげ、お母さんをなだめつつ、しばらくKちゃんのホットシャワーを僕の家で浴びることになった。お母さんにしてみれば1回あっただけのオジサンの家ということもあり大家さんの奥さんか娘が付き添いをして欲しいということになり、僕ももちろんOKした。

 

そんなワケで夜になるとKちゃんと(大家さんの)娘さんが来る。Kちゃんがシャワーを浴びている間には娘さんと話をする。Little JapanというコミュニティやKOYAという活動をしているとはいえ僕は1人暮らしで1人の事も多く、良い気分転換になる。作ったヨーグルトを出したりホーチミンで買ってきたハス茶を出したり、あと野菜不足が気になるといっていたのでサラダを差し入れたり。たぶん気分的には夏休みに田舎に帰ってきた孫と接する祖父のような感じなのだろうか。親子のような責任もなく少し遠くから成長を楽しみにつつ世話をやくあたりが祖父のような心境にやはり近いのかも。

 

大家あんの家のハナレを借りて既に10年ほど。良好な関係が気づけているのはありがたいこと。互いにとってプラスな関係だろうと思う。僕の方は病気やらいろんな形で無利子無担保で融資をしているし、最近では稀にバイク送迎なんかもする。僕の方はネットショップの受け取りをしてもらっていたり、たまにフィリピンの事について聞いたりしている。それと料理をもらったりあげたり。やはりスープの冷めない距離というのは互いのプライバシーもあるていど守れ、それでいて1人暮らしの寂しさもないのがいい。

 

大家さんの奥さんはオンライ英会話の先生として一家の大黒柱の役割をしている。まだ子供のほとんどが学生だった初期と違い三男も大学を卒業して就職、四男ももうすぐ就職、あと残すは末っ子の長女のみ。もうそれなりに高齢になって病気を抱えつつガッツリと働くのもあと少し。あらためてフィリピンの母は偉大だと思う。