KOYA(マニラで子供らと遊ぶ)

庶民エリアにコミュニティスペースを作ってみた。

新コロの生物兵器化の可能性

マニラでの軟禁生活はそれほど苦でもないですが、少し退屈です。それに加えて新コロの広がりとか各国の対応とか変化及びその予測が興味深いのでニワカの知識がついてきています。

さて今日は『新型コロナウイルスの生物兵器化』について考察してみたい。

今回は元ネタがハッキリしてて、藤井厳喜さんのこの動画です。

www.youtube.com

 

詳しくは動画を見てもらいたいのですが、要約すると中国共産党は新コロの被害にあったが、それを世界にばらまくことで中国発ってことを有耶無耶にしつつ、外国(とりわけアメリカ)の経済に打撃を与え、トランプの政治力を削ごうという意図があったのではないかという説です。

『陰謀論』には違いないのですが、それでも軍事戦略上は極めて合理的だと思ってしまった。加えてアメリカ。とりわけニューヨーク(NY)での感染爆発が他より早いのが気になります。

[参考リンク]アメリカでNYの感染者数がいかに突出しているかがわかる。
https://www.ft.com/coronavirus-latest


ここからは推測なので国をあえて特定せず、X国という仮の国家が意図的に新コロを生物兵器として使うとすればどうなるのか考えてみたい。

1:中国から近い国ならウイルスの入手が容易(遠ざかるほど困難)
2:若い人に感染させれば症状が軽くNYに持ち込むことが容易。
3:しかも工作員自身はウイルスにより重篤化するリスクは低い。
4:意図的ならスーパースプレッダーになることは容易。

 

以上、4点です。

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ではX国が感染を意図的に広げるなら、どんな効果があるのか?

◆A:フィリピンなどの途上国。封鎖などで経済的なダメージは深刻。まともな経済活動が止まり大幅な税収減。加えて国民の生活保障などで支出が増大。紙幣の増刷。それによるインフレ。対外債務の増加・・・・それらから考えるとお金を貸す側の国の言いなりにさせやすくなる。

◆B:日本。経済的な大ダメージ。政権の転覆。X国が狙うなら東京もしくはプラス大阪。あくまで仮想のテロリスト国家がターゲットにするならの話。そんな訳で狙われていた場合は東京はそれなりに危険。ただしこっちは集団免疫が先に実現してしまうかもしれない。


◆C:感染爆発を意図的におこすとすれば、株価は大暴落する。それが事前にわかっていたら、大儲けできることになる。考えただけで恐ろしい・・。

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藤井さんは意図的な感染拡大を『悪魔の選択』だと言っている。そして『その選択をしたのではないか』と考えているようだ。僕も断言はできないが戦略上は合理的だと思った。


旧コロはワクチンとして機能するか?

被害とか感情的な部分を切り分けて考えると、新型コロナウイルスの広がり方や各国の対策、あるいは専門家の意見や有識者(感染症の専門家ではないが頭の良い人達というイメージ)の分析、その違いが非常に興味深い。

正直、それ自体は『面白い』・・。面白いと書くと不謹慎だと言われかねないが分析する上で感情と論理は切り分けたほうがいいと思う。感情の部分では僕は住んでいる大家さん家族の体調を心配しているし、隣の集落の食糧不足やストレス具合を非常に心配して支援してる(今は自分自身が自宅軟禁だから出来ることが限られているが・・)


人の好き嫌いや、自分の考えと同じか違うかが分析に影響を与えるのは良くない。そういうのはバイアスとして強く出る。

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さて今回は風邪のウイルスとして知られるコロナウイルス(新型のCOVID19を新コロ。それと区別するために旧コロとする)が、今回どのていど新コロに対して有効なのかを考えてみたい。それが前半。後半はそれを前提として世界の状況を分析したい。

 

前半の結論(あくまで素人仮説ですから)をまず書く。

『(仮説)旧コロに罹患している人は新コロでの症状が出にくく、無症状で抗体を獲得しているケースが多いように思う』


▼ワクチンについて

ワクチンはほぼ無毒にして罹患させるようなもので、どちらも抗体ができる。抗体には強さがあり、ワクチンを複数回打つのはそのため。また抗体はだんだんと弱まる。弱まる前に2度目のワクチンを打つことで抗体の強さ(ウイルス抗体価というらしい)が跳ね上がる。

予防接種とワクチンの役割|ワクチン.net(ワクチンネット)



▼ワクチンは型によって違う。

日本では毎年インフルエンザウイルスのワクチンを打つ人達がいる。いいことだと思う。インフルには型があり、4種類の型を混合ワクチンという形で打つらしい。

インフルは変異がしやすいらしく、毎年違った型が流行ったりするらしく、その年に流行ったインフルとワクチンの型がマッチすれば効果が大きく発症しないが、仮に型が違った場合でも、摂取しなかった場合に比べれば軽症状ですむらしい。

全米で猛威をふるうインフルエンザが新型コロナウイルスより感染力が強く感染者数も多い理由|@DIME アットダイム



▼コロナウイルスの変異について

インフルに比べコロナウイルスは変異がしにくいらしい。加えてコロナウイルスは風邪の原因の1つとして割に知られた存在。だとすれば旧コロにかかったことのある人、特に去年に風邪になったばかりで新コロの抗体価が強い人は新コロに対してもそれなりに強いのでは??という推論はあってもいいと思う。

 

後半は『旧コロの抗体は新コロに半分有効(症状が弱い)』という前提で各国の状況を分析したい。あくまで前提にした仮説なのでご了承ください。

 

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◆中国と日本(及び東アジア)

これらの国は温帯で冬に風邪が流行する。新コロの罹患経験のある人も多いだろうし、その頻度も他の国々より多いように思う。なぜなら多くの風邪ウイルスが中国発であることを考えると、その周辺は様々なウイルスにさらされていると考えても不思議じゃないと思っている。

だとすればこのエリアの人達は新コロにもそれなりに強い傾向があると思う。

ただし中国の武漢のように、まだ存在が周知されていない状態で、集団感染が起こるような状況があったり、医療崩壊し、さらに次々に院内感染があった場合は被害が大きくなる。韓国の大邸も集団感染があった。

まだ寒いこともあって、それなりには感染拡大はするがヨーロッパに比べかなりマシ。それは新コロの影響で症状がでにくく、実は多くが新コロにも罹患し抗体を獲得し、集団感染の状態に近づいているのではないか・・・という気もする。ここは分からないが、新コロの抗体検査が早くできるようになればいいと思うし、今のうちにランダムで採血をしておいて、後で『3月末時点でどれだけ広がっていた』といったことの検証をしてみるのはいいと思う。もちろん医療リソースには限りがあるが、通常の病気で通院する人もいるだろうし、感染症の専門医でなくても採血は普通にする。


◆イタリア(ヨーロッパ)

東アジアに比べ『旧コロの分布は少ないのかも・・』って気がしてきた。これはあまり自信がない。日本とかと比べヨーロッパで新コロが猛威を振るっているのにはいくつかの説がある。

A:公衆衛生(トイレの後で手を洗うとか)
B:入浴習慣(日本人は毎日風呂に入る人が多い)
C:医療制度(特に日本は国民皆保険制度がある) 


さまざまな違いがあって、原因を旧コロの罹患率が少ないことだと結論をだすのは無理がある。だが、その可能性くらいは考えてもいいのかもしれない。


◆フィリピン(東南アジア)

コロナウイルスなど風邪のウイルスは暑さに弱いことが知られている。それは新コロについても言えることだろうと思う。ウイルスの耐暑性については以前に書いた。

フィリピンでどの程度 感染が広がるか? - フィリピン考察記

僕は暑い国ではウイルスが広まりにくいと考えているが、それでも旧コロの罹患経験という軸で考えると東南アジアでは低い。つまり新コロの被害が出やすいと思っている。トータルで『広がりやすい要素と、広がりにくい要素のどっちが強いか?』って話ではあるが、僕はヨーロッパ程は広がらないと思っている。

また同国においては医療体制も弱く現在の1ヶ月封鎖は一定支持するが、庶民の経済基盤も脆弱で、封鎖期間が長引くと、それはそれで大きな被害がでるのではと心配している。

そこで前回は、隔離するにしてもエリアでの隔離、とりわけ若者を隔離しては?(結局は老人をいかに守るかがカギ)といった話を抗体の話を軸にしてした。僕は現段階では抗体検査をウイルスの検査より注目している。

なぜなら、ウイルス検査で陰性(つまり罹患していない)人、より、抗体検査で陽性(抗体を持っている人)とりはけ抗体価の高い人の方が強いから。

『抗体検査』を戦略に取り入れられないか? - フィリピン考察記


今回は以上。

新型コロナウイルスの検査をしすぎてはいけないのでは??2

(前回の続きという意味で2を付けたが、本当のタイトルは『検査はあるていど増やしてもいいのではないか?』です)

約1ヶ月ほど前になる。僕はクルーズ船での報道やらで検査の精度が高くないと知り、医師らがクルーズ船の検査を試算しているのを元に自分でも計算してみて以下の記事を書いた。

manisen.hatenablog.com

それから3日ほどして、試算の前提になる特異度90%に疑義が出たのでそれを撤回した。

manisen.hatenablog.com

 

 

その後、Newspicksで流れてきたデータとかを見て『偽陽性の心配はほとんどない』っていう思いを強くして、特異度99%以上と思っていうイメージを持っていた。それからしばらく放置していたが、あらためて海外で検査が評価されている点などを考え、この問題を再考することにした。


まず調べていて、朝日新聞の記事をみつけた。抜粋→『感度は30~70%程度、特異度は99%以上と推定されています』とある。おそらく専門家も当初は具体的なことはあまり言えなかったが実際に検査をしていくことで推定ができ公言しやすい段階になったのだろうと思う(あくまで僕の憶測)

新型コロナ検査、どれくらい正確? 感度と特異度の意味:朝日新聞デジタル

では、それを元にすると検査はどのていどしていいのだろうか??


例えば、感度70%、特異度90%で有病率5%だった場合には陽性適中率が約27%になる。これは陽性とでた人の約3/4は本当は罹患していない。つまり偽陽性となってしまうことを意味する。だからこの『特異度90%』が前提なら大量の偽陽性を生み出してしまうからドライブスルー検査はダメなんじゃないか?ってことだった。

だがこれが感度70%、特異度99%で有病率5%だった場合には陽性適中率は約79%まで上がる。さらに特異度99.9%なら、陽性適中率は約97%まで上がる。おそらくは79~97%の間くらいなのだろう。国によっては2回の検査を基本にしているところがあるみたいで、おそらくそれで精度が上がるはず・・。

そう考えると僕は『それなりの検査が多くても今は良いんじゃないか?』って考え方にかわってきている。



日本が当初検査をあまりしなかったのには複数の理由があると思う。

1:検査体制が整っていなかった。検査リソースを武漢からの帰国者などに割くため。

2:検査の精度がまだあまり分かっていなかったから。偽陰性の問題もあり、罹患している人を安心させ野放しにしてしまうといった心配など。また日本は陽性が出た場合は特定感染症の法律において入院させなければいけないってこともあったから。感染者で症状の軽い人は自宅療養させるという方針自体は僕は支持しているが、あの法律がネックになったのだと僕は考えている。

今はどうだろう。1の検査体制はそれなりに充実してきてはいる。当初は医師が『この肺炎は何かおかしいぞ!』って思っても検査がしてもえなかったが、今はだいぶしてもらえるようになってきたようで、また新コロの肺炎の特徴もかなりわかってきたみたい。

2はどうだろう。上で書いたように特異度が高いことがわかればそれなりに検査はしてもいいと思う。また『陽性は即入院なんて法律は・・・法律の方が悪いので改正すべき』だと思う。


そんな訳で僕は上医師を再評価している。その部分においては。ただし彼の言うことは変なことも多い。まず陽性適中率を間違っていたり、陰謀論みたいなことを口にしたり、、推測は自由だがジャーナリストなら裏を取らないと報道してはいけないレベルなことだと思ったので、僕は『信ぴょう性に欠ける』と判断していた。また感染症の専門医もほとんど『日本はスクリーニングした上で検査すべき』って意見だったろうと思う。

最近は感染症専門医の発言にも少し変化がでてきているように思う。具体的な発言は忘れたから書かないが、上に書いたようなことが精度がわかってきたからかもしれない(あくまで憶測)


逆にまだ特異度90%って言っている医師もいるから、またそれはそれで少し遅いのかなって気がする。


『抗体検査』を戦略に取り入れられないか?

3/22の雑感(本題は最後1/3です)

前日に考えた『ビレッジ内で支援物資を集め、隣の集落に毎日届ける』というプラン。大家さんに話をしたらアソシエーションが認めないだろう・・て。加えてビレッジの出入りが明日から許可制になると知らされる。1家族1枚の許可証。ただし外出時間は今まで通りなので交代ででれば特に問題はないだろう。

それより隣の集落。外出が6AM~10AMの4時間に制限されたみたい。僕が午前と午後にスーパーマーケットの様子をみてきたら、午前は凄い行列。だったが午後4時頃は1つのスーパーがそれなりに空いていた。店に入るのも並ばず。レジも1人くらい待つ程度。


集落の人達はこれでスーパーマーケットに買物に行くことも難しくなった。集落内で感染者が出たから厳しくしたい気持ちは分からなくはないが、自宅軟禁状態は強いストレスになり免疫力を下げる。そして外出時間が同じだとみんなが集中するので人との接触が生まれる。非合理的な方法だと思う。

ジプニーやトライシクルなどの庶民の足はなくなり、炎天下とおくのスーパーまで歩かなくてはいけない。家族の買物をまとめて終えると荷物は重くなり、その状態でまた炎天下を帰る。新コロに感染しなくても熱中症で倒れるリスクは高くなっていると思う。

 

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いま新型コロナウイルスに関して主に2つの戦略がある。

A:集団免疫。B:封じ込め。

イギリスが目指したのはAだが、いっきにしようとしたので、軌道修正してる感じ。日本も完全にA。感染者があまり増えない状態になってきたので徐々に自粛を解除して、少しずつ感染者(といっても無症状も含む) を増やし、多くが免疫をもったところで集団免疫の達成となる(詳しい理屈はここでは省略)

フィリピンが取っているのはBだと思う。

まずメトロマニラを封鎖したかと思ったら、各エリアからも出るのを制限するようになって、公共交通機関はすべて止まるわ、外出制限はかかるは『まるで戦時中』のような体制です。

そしてこの戦略の難しいところは『ピークを遅らせる効果しかない』と見られている点。もちろん過去のウイルスで封じ込めが出来たケースもありますが、新コロが世界中に広がっていることを考えると今回は無理だと専門家はみているようです。

それで『ピークを遅らせることで何が良いか?』と言われているのが、時間を稼いで医療体制を整える。であったり、山をなだらかにして医療崩壊を防ぐとか、ピークをインフルエンザ等のピークとずらすことで医療崩壊を防ぐとか、あとワクチンができるまで粘る・・・なんてことも言われています。

ですが、フィリピンはもともと医療が脆弱で、封鎖自体は感染者を増やさないことに貢献すると思いますが、それと同時に経済も脆弱なので、その悪影響も軽視できません。


仮に封鎖が1ヶ月限定なら、まだ何とか持ちこたえられるかもしませんが、なんせ封じ込めは難しい訳ですから、1ヶ月後にまだ感染者がそれなりに残っていることは十分に考えられます。そこで封鎖を解けば、基本的には封鎖をしなかったこととそれほどかわりがなくなります、時期が1ヶ月ずれただけというイメージ(を僕は持っています) もちろん感染者がどくらいいるかにもよりますが、また仮に感染者が0にできても、海外に感染者がいるなら鎖国は当分つづけることになるでしょう。


なんせ、ほとんどが感染していない訳で、それはつまり抗体がない訳ですから・・・。

またワクチンは早くても1年以上と言われています。もちろんできても量産しフィリピン人の多くが摂取するまでにはまた時間がかるでしょう。それまで封鎖できます??

僕は経済的なダメージだけではなく暴動もおきるのではと心配しています。

フィリピンにとって最悪のシナリオとは - フィリピン考察記



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さてやっと本題です。

では、僕はフィリピンは徐々に経済活動を再開し、ウイルスの被害を覚悟する必要があると思っています。その際に、できるだけ被害をおさえつつ、どこから動き出すべきか?と考えた時に『抗体』が思い浮かんだ訳です。

通常、ウイルスに感染すると免疫機能は働き、ウイルスと戦う訳です。その時に抗体が作られ、次回からは同じウイルスからの攻撃に強くなる訳です。ワクチンとかもそれ。

そして今回のウイルスの特徴としては健康な若者に限定していえば全く怖くないウイルスということ。重篤化する率もかなり低いですし症状が出ない人もいる。ただ若者が感染することで高齢者などリスクの高い人にうつすことが懸念されています。

であるなら『わざと感染してもOKな人達をグループ別に隔離して労働してもらい』・・・その上で感染した場合に療養とかをしてもらって抗体を獲得した暁には、いろんな場面で活躍してもらうというのはどうかな??

その前提として『抗体検査』があって、様々な感染症はどのくらいの抗体があるかを検査できるようで、それを元にワクチンを追加するかを決めたりするみたい。新コロについて抗体検査が出来るのか、いつ頃に出来るようになるのかは知りません。

ですが、それが簡単に出来るようになれば『抗体がある人=自由に活動していい人(他とは分けるが)』という扱いにして、徐々に増やすことはできないものかって思う。


現在は体温計で測ったりしてるけど、感染者の多くは発熱しないから重篤者のみを振り分ける効果しかない。PCR検査にしても精度はイマイチな上に、仮に陰性であってもそれは抗体がある訳じゃないので、感染していないことは分かるが感染に強いことを証明する訳ではない。感染のリスクがある人達であることにはかわりない。

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もう少し具体的に書きます。

プランA:健康な若者で20名ずつくらいのグループで、建築現場などで労働してもらう。労働チームとは別に同じく健康な若者で食事などのサポートをする。合計40名とかで小さなコミュニティを作って経済活動をすれば感染のリスクも低いが、感染した時のリスクも低い。

それらから、感染が確認された時に休んでもらい。検査陰性および抗体確認。で、合格。その人を『仮に抗体人と呼ぶ』もっといろんな幅広い業務につくことができる。

そういう抗体人をどんどんと増やし、経済活動の範囲を広げる。


プランB:Aよりももう少し過激な方法。新コロのウイルスを採取し、健康な若者で『感染する覚悟のある人』を募集し、少量のウイルスを感染させる。荒っぽい生ワクチンみたいなもの。ウイルスは多くを摂取すると増殖して体内の免疫より強くなってしまうが、少量の場合は体内の免疫が勝つ確率が高まる(素人の推測だが・・)と思う。それによって抗体人を作る。

例えばタクシードライバーが抗体人であれば、消毒等を気をつければ、乗客に次々と感染させてしまう確率はかなり低いと思う。そうやって若い人中心に経済をまわし、弱者をサポートして、ワクチンができるのを待ったり、集団免疫が実現を目指すイメージ。


ちなみにこのプランBには批判も出ると思う。『若者を危険にさらすのか?』的な。僕は有志でいいと思う。もともと感染した場合の危険が低いのなら、仕事がずーーーとなく部屋に閉じ込められるよりマシって考える人はそれなりに多いと僕は思う。僕なら志願する。たぶん読んでいる人は日本人が多く、しばらく失業して外出禁止されているフィリピン人の立場をイメージするのは難しいかもしれない。


これは素人の仮説にもとずいたプランなのでご了承下さい。

集落をどう救うのか難易度が増してきた。

僕の住むビレッジには中流以上が住んでいてCommunity検疫期間中も、それほど不便はない。メトロマニラ全体ででている外出禁止令:午後8時から午前6時・・というルールはあるものの出入りの制限は厳しくない。まぁそれぞれの家は独立していて住民間の感染リスクは低い。

それに対して、徒歩5分ほどの距離にある集落Mは厳しい。小さな家が密集していてそこに大家族が住んでいることが多いので住民間での感染リスクは高めだろうと思う。しかも大家さん情報では感染者8が出たらしい・・。

それもあってか、外出可能時間が午前6時から10時までの4時間に制限されるという話がでてきています(集落M) 加えてモンテンルーパ市では24時間外出禁止令が出されたのだとか・・。

4時間だとスーパーは無理でも簡易の市場ならなんとか・・・ですが24時間なら配給しか頼れません。どの程度の配給がいくのか、いつなのかはまだわかりません。

集落Mの場合はまだ配給がありません。


住民の中でオンライン英会話やプログラマーなど在宅勤務できる人は仕事があります。また商店などは営業が続けられるところもあります。が、住人の多くは封鎖に入ってから失業状態です。普段は失業しても他の家族が働いていることでそれがセーフティーネットになったりしていますが、今は家族が同時に失業しています。政府からP5000の給付があるという話はありますが、まだ受け取りは先らしいです。

で、仕事がないと、当然ながら収入がない訳で、さらに貯蓄も少ない人も多いでしょうから、食料などを買うカネにも困るようになってきています。まだ借金などを頼める人はいいですが、周囲もそれほど余裕がないでしょうし、封鎖が長期化するとキツイと思います。


僕は集落Mの中で複数の友人や知人がいて、個人的に支援をしています。今のところ7家族に支援物資やらおカネを渡していて、加えてその近所の知り合いが多いエリアにはコメ25kgを届ける予定。封鎖までちょくちょく買い出しにいっては支援するつもりです。

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ですが、今回のバランガイの様子を聞いて、僕は更に深刻な状態に陥るのではないかと危機感を強めました。かといって推定200世帯はいる集落Mで、みんなに支援するのは個人では不可能・・。そこで、とりあえず思考実験的に支援方法を考えてみることにした。


◆1:外出禁止令を変更してもらえないか?

感染を広げない為には移動は少ないほどいいというのは理解できます。家にずっといることでストレスを貯めてしまい免疫が落ちることなど言っても伝わらないでしょうから4時間限定・・・ということ自体は許容するとしても、みんなが同じ時間にというのは感染のリスクを高めてしまうと思います。

もし交渉できるのであれば、ブロックごと(たしか8くらいにわかれていた)に時間をずらすなどして集中しないようにした方がいい。またゲートでは体温測定もいいが、手洗い所を設置する方がいい(と僕は思う)


◆2:買い物難民をどう支援するか?


ジプニーやトライシクルなどの公共交通機関がストップしている今。彼らは買物にいくのも苦労しているはずです。中にはバイクを持っている人もいますが、ゲート自体が閉鎖されていて、一部の人が勝手にバイクタクシーをしている感じ。

できればバランガイ自体が住人の要望を聞きつつ、物資を調達して販売するなどすればいいのですが、それをする様子はありません。配給もまだされていません。

もし僕の住んでいるビレッジで有志で車を出してくれる人がいたら、買物代行みたいなことを出来るのに・・・なんて思っています。


◆3:募金とかなんとかならんもんかな??

僕は今のところ1ヶ月で10万円くらい支援する予定ですが、集落M全体で考えるととても足りません。その一方で住んでいるビレッジはお金持ちもそれなりに住んでいます。僕は超苦手なことですが、なんか住人から寄付を募ることができないものか・・・とか思ってしまいます。

人助けというだけではなく、集落Mが困窮状態になればビレッジとしても危険度が増します。加えてビレッジに通いできているメイドさんの多くが集落Mの人達だと思う。その人達が困窮すればメイドさんの窃盗などのリスクも高まります。

人助けでなくても支援する合理性はあると思っています。

問題は誰にどう動いてもらうか・・。



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いま漠然と思っているのは、おカネじゃなく物資です。

おカネは扱いが難しいからです。まずビレッジの代表から許可をもらい警備員にサポートしてもらう。メインゲートの横にドネイションスペースを設置し、ビレッジの住人から支援物資を集める。それを集落Mに運び、集落Mの管理人らに分配してもらう。

バランガイの管理人らを僕は知りません。なので、適切に分配してもらえるかは不安ですが、そこまで管理しようとするのは難易度が上がりますから現段階ではしない方がいいと思う。

次に買物代行ではなく、物資を集めることで、買い出しにいく手間が省けます。最初は無理にしても、少しなれてくれば要望を集め、それをビレッジの住人に伝えることで必要なものが届きやすくなるはず・・。


(空論をつづけると) Facebookでグループページを作り、そこに支援を受けた人からのメッセージが届くようにすれば、支援した側も実感が増し、連帯感も深まるはず・・。

少し考えてみる・・。

COVID19 雑感 3/21

都市封鎖中のメトロマニラ。今日は昼12時と夕5時に支援物資を渡した。

僕の住むビレッジは特に何もないが、庶民層の暮らす集落では厳格に外出禁止令がでている。外出できるのは1ヶ月1名のみ。多くが封鎖により職を失っている。しかも普段は家族がセーフティーネットとなっている家族社会だが、今回は複数の家族が同時に失業している。

蓄えがそんなにない人達な訳で、失業によりカネがなくなり、カネがなくなると食料などにも困るという状態。政府からは失業手当らしきものP5000が支給されるとの発表があったし、食料などの配給も予定されているらしいが、今のところ届いている様子はない。

僕はその集落に友達やら知人やらがそれなりにいるのでせっせとモノとカネを運ぶ。たまに募金とかはしてるが、直接の支援はボランティア団体の経費やらも必要ないし、貢献がダイレクトに伝わってくるから実感がわく。

だいたい1回あたり2家族への物資、両手に1つずつ。コメ、インスタントコーヒー、インスタントヌードル、ティッシュ、石鹸、野菜、果物、缶詰、あと洗剤やお菓子。それに生理用品と、赤ちゃんのいる家庭には粉ミルク。といった感じ。少しずつ要望をききながら変化させている。

となりの集落の入口は既に封鎖されていて、僕は中に入れない。中にいる友達と外で待ち合わせをして、彼が物資を運んでくれる。そして時間差でその家族からお礼のメッセージが来たりする。他にもそこと違うエリアの親友と、その親世帯(別)とか、大家さんのメイドさんとかも失業してる。

加えて、僕は普段ならストリート・チルドレンに寄付をしないタイプの人間なのだが、さすがにジプニーとかがほとんど止まって、彼らも経済活動ができない。そして普段は漠然ともとめられれば寄付をするタイプも彼らを気にする余裕はないと思ったので、家から北と南のホームレステントエリアにいって子供らに物資を届けてきた。

今は非常事態。できる範囲で出来ることをする。


ただ非常時なので普段よりセキュリティには気をつけている。今はまだそうでなくても今後、カネも食料もなくなった人達の中に犯罪をしてでも生き残ろうとする人達が出てくるだろう。なので物資を両手に抱えていることでターゲットにされる恐れがある。なので周囲には気をつけるし待つ場合も警備員から見える位置で待ったりしている。

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さてフィリピンの感染者は3日間ほど増加数が少なかったが、ここに来てグッと感染者が増えて307件になった。増加数は+6, +11 , +12 , +69 といった感じ。検査体制が拡充されたのかもしれないが理由は分からない。

専門家の発表では、今回の封鎖があっても『ピークの先延ばしに過ぎない』といった発表があったらしい。またワクチン接種まで12-18ヶ月以上この状態が続くとか、セーフティーネットがない以上は外出禁止などを緩めると貧困層が困る

といった見解があったようだ。

僕はそれら3点の予測が正しいという前提で考えても、封鎖をあるていど緩和して、感染拡大を許容する方がいいと思っている。

なぜなら、封鎖等でピークを先延ばしにするというのは、医療体制を拡充できる先進国においては有効だろうし、ピークの山が低くなれば医療崩壊は防ぎやすい。だが、途上国においては、先延ばしにしたところでそれができない。またピークの山が少し低いくらいでも残念だけど医療崩壊はおきてしまう。と思うのが1点。


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次にこの外出禁止1ヶ月が更に延長され1年続いた場合を考えてみる。

この1ヶ月の封鎖でさえ、失業しカネのない人達が既に悲痛な声をあげはじめている。今後は食料の配給とかはあるだろうが、それが十分に届くとは思えない。フィリピンを構成する人の多くは庶民なのだら。

ある人が『老人を犠牲にしてでも経済を優先しようって意見に嫌悪感を持つ』みたい書き込みをしていた。それはそれで1つの意見だと思うが、僕は『経済も大事だ』と言っている人達みんながそんな無慈悲な感じではないと思っている。

たとえばオリンピックが先延ばしになると大損するとか株が下がって困るから、というのが理由ならそれはそれで自分しか見えてないからそう思われてもまぁ仕方がないのかな・・とは思わなくもないが、実際に経済が悪化し恐慌にでもなれば多くの自殺者が出る。

途上国の場合はそれだけにとどまらないと僕は思う。困窮者が続出すれば強盗や略奪、あるいは暴動といったものもおこりうる。イギリスのように比較的豊かな国でもおこるのだから、庶民層が多いフィリピンならかなり深刻になるかもしれないと危惧している。

しかもそれだけではない。小さい家に複数の家族と一緒に24時間閉じ込められる生活は極度のストレスを与える。そのストレスによって免疫力は低下し病気になりやすかったり持病が悪化して死ぬような影響もあるだろうと思う。

(難しいのは感染症の専門家は経済や治安は専門外であるって部分)

なので、僕は『高齢者を守りたい』って考え自体は優しいと思うし、僕も守りたいとは思うが、所詮は『恵まれた経済状況の人だから言えること』だとも思ってしまう。


フィリピンのような途上国はもともと貧しければ十分な医療が受けられずに死んでしまうという厳しい世界。人々の多くはそれを悲しみつつも、許容して生きてきている。新コロだからといって急にその状況がかわるというものでもない。フィリピンの政治家なり力のある層が、普段からそういうのに力を入れてきた訳でもない。

また『経済も大事』って言っている人達も『自分は若いから関係ない』って人ばかりじゃないと思う。僕は『どうバランスさせるか』ということは考えるが、比較的そっちよりの考えかもしれない。が、僕にも高齢の両親はいるし、僕自身が高齢あるいは大病になればやるだけやってあとは仕方がないと考えるタイプ。それは良い悪いではなく価値観の問題だと思う。

また池田信夫さんなどはバリバリの『自粛すべきではない派』だが間違いなく高齢者だ。

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いまは非常事態だ。世界中がパニックをおこしている。特に新コロについてはまだ分かっていないことも多く、みんなの知識や置かれている状態、思想などに大きな差があり、よって見える世界は人によって全然違う。

非常時にはその考えの違いに平時より癇に障る。不安やストレスを抱えている人は残念ながら攻撃的になりやすい。ある程度は仕方がないが、できるだけ考えの違いには寛容でありたいと思うし、寛容である人が多くあってほしいと願っている。

僕も感傷的になることはある。救援物資を送ったファミリーから『粉ミルクがなくて困っていた助かった。ありがとう』なんて言われると熱くなる。早く封鎖が解除されて欲しいとは思うし、大統領の決断自体はやり過ぎだと思っているが、でもフィリピンの選択には従うし、彼と同じ考え方を持つ人に嫌悪感を持つことはない(考えは違うって言うことはあるが)

そして僕らの予想が当たろうが当たらなかろうが、日本は日本の、フィリピンはフィリピンの政府の決断に従うよりほかはない。その中でそれぞれが励ましあいながら手洗いなど出来ることをしていくしかないのではないかと僕は思う。

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とりえあず僕はまだ金銭的に余裕がある方なので、今のところ支援額が5万円を越えたくらい。たぶん封鎖解除までには10万円を超えるかな・・・くらい。複数の家族に1人で支援しているので、封鎖が長引くとキツイけど、仮にそれらのカネがなくなってもよくよく考えれば僕がそれで困窮する訳でもないし・・・と割り切っている。

偽善だと思う人もいるだろうし、僕も『人によく思われたい』とかいう気持ちもあるだろうと思う。そんな単純に善意だけを取り出して行動できるほど人間は単純ではないと思ってる。その結果として関係者がみんなハッピーなら周囲に偽善だと思われようがどーでもいい。

今後の予定としては、日曜に大家さんのメイドが来るらしいので、物資を渡す。たぶん月曜あたりにコメ25kgを届ける。来月にも最低1回は届ける。できればクレヨンとか塗り絵とかまとめ買いして自宅で暇してる子供らに届けてやりたいけど、それら物資の入手は今は困難。

・・・・とかそんなことを考えている。

そして僕自身は普段から洗濯も自分でするし自炊もしてる備蓄もカネもバイクもある。加えて大家さんの家族と隣接してるから話し相手もいる。1ヶ月くらい余裕・・・集落の人達の苦境とのギャップに軽い罪悪感ももっているくらい。

フィリピンにとって最悪のシナリオとは

前回は『フィリピンでどの程度 感染が広がるか?』 というテーマで書いた。

この記事を読む前にできれば先に読んでもらいたい。主にウイルスの耐暑性についての見解なのだが、ちなみに僕は高須克弥さんの動画をたまに見ていて高く評価している。専門家の意見をちゃんと収集していて論理的で分かりやすいから。

その彼がウイルスと暑さについても動画をあげている。

www.youtube.com



同感。ちなみに僕が書いたブログは3/12で彼の動画は3/17なので、彼の動画を見て僕が意見を変えた訳じゃないことは証明できていると思う。

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さて今回のテーマは『フィリピンにとって最悪のシナリオとは』です。

フィリピンの保健省(DOH)の人が3ヶ月で70000-75000件に増える可能性があることを言い出した。

 まぁ可能性自体はあるだろうと思う。ただこういうのは前提になる数字や増加率をどうするかで結果は変わる。できれば日本の専門家チームにも予想してもらいたいのだが、僕はもっと早く収束するとみてる。

予想はともかく、上のデータの出し方は国家の危機管理上あまり良くないと思う。

それは『最悪を予想するのは大事』だが、それだけを出すをパニックを起こしたりするからだ。できれば『楽観シナリオ、中間シナリオ、悲観シナリオ』といった感じに2つか3つ出す方がいい。そうやって悲観的な事態も覚悟しつつ備えるといったイメージ。

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人によっては上の3ヶ月で7万人が最悪のシナリオだと考える人もいると思いますが、正直なところ、7万人の感染者数だったらたいした問題じゃないです。フィリピンの医療体制が脆弱で致死率が5%だとしても、3500人くらいしか死にません。"しか" って言ってしまうことに反感を持った人もいると思いますが、国家非常事態という観点で見れば3500人はそれほど多いものだとは考えていません(もちろん減らせるにこしたことはない)

例えばデング熱でも年1000人とか死んでいます。死因第一とされる心血管疾患では毎年17万人が死んでいると言われています。それは知られていないだけで国家レベルで毎年それだけの人間が死んでいます。

僕にとって最悪のシナリオはむしろ『封鎖の長期化シナリオ』です。

あくまで最悪のシナリオですのでそのつもりで読んで下さい。

フィリピン政府は新型コロナウイルスを封じ込めるために、メトロマニラを中心として大胆な封鎖を決断しました。僕は意見は違うとはいえ政府の方針は尊重してしたがっています(あくまで予想は予想ですよ)

ですが、感染が広がらないってことは、みんなが免疫を獲得しないことも意味します。1ヶ月で完全に封じ込めができるでしょうか??僕はそれなりに可能だと見ていますが、DOHのシナリオみたいにもしなるとすれば不可能ということになります。封鎖の延長がありえます。

仮にそこそこ封じ込めができても、封鎖解除した後に再拡大しないとも限りません。それでまた再封鎖とかしてしまうって決断を政府がしても不思議ではありません。

ポイントは感染拡大自体より、それを警戒することで封鎖が続くことがありえるということです。


それによってどうなるか。

ただでさえ経済は大打撃を受けています。これは株価が下がって時価総額が減ったという数字上の富の問題ではなく、実際にお店が閉店し、多くが失業し、GDPが大幅に下るという実態経済のダメージです。その封鎖が1ヶ月続いただけでも、失業者は困窮する訳でカネがないと食料も満足に買えない訳で、不満は高まります。治安の悪化や下手をすれば暴動も起こりえます。もしその封鎖が延長されたら更に深刻になるでしょう。

封鎖は『解除すれば元通り』といった簡単なものではないからです。しばらく尾を引きます。

なので僕にとって最悪のシナリオは経済悪化により情勢が不安定になることです。経済が悪化すれば新型コロナウルス以外の疾患で治療を受けられる人が減って病死が増えるでしょうし、自殺や餓死や殺人も増えます。どのていどかはわかりませんが、フィリピンに暗い影を落とすでしょう。

そこまでは悪化しないと予想はしていますが・・・。

僕としてはウイルスのことで頭がいっぱいになっていて世界が近視眼的になっていると思っています。また注目している国の1つにイギリスがあります。学校の休校とかをせずイベント自粛とかもせず感染を覚悟し免疫を獲得する道を選んだ。これがどっちに転ぶかはわかりませんが、僕としてはその戦略はフィリピンにこそ向いていると思っています。経済が人々に与えるダメージが深刻なこと、平均年齢が若いこと、暑い国であることなどからです。

あくまで僕の私見です。

いまはいろんな考えの人がいます。楽観的な意見の人は悲観的な意見の人に反感も持ちがち、逆もしかりです。ですが、僕らの意見によってウイルスの拡大に影響を与える訳でも政府が動くわけでもありません。それぞれが危機に備えつつ。意見については出来るだけ寛容であって欲しいと思います。

以上。