KOYA(マニラで子供らと遊ぶ)

庶民エリアにコミュニティスペースを作ってみた。

家庭菜園の方向性

2023年の10月頃からマニラで家庭菜園にチャレンジしている。

様々なYou Tube動画をみて様々な資材や用具を揃えている。今回は現段階において最終的にどんな形にしたいのかを記しておこうと思う。それは自然農90%です。

 

◆どういう農法を目指すか。

自然農というのは雑草なども生えていて畑もほとんど耕さない農法。畑には様々な昆虫が共存し土も豊富な微生物がいることでバランスがとれ病害虫が発生しにくいもの。一般的な農法は肥料を与えビニールマルチをして農薬を与える感じ。有機農法は農薬を使わず化学肥料も使わない感じ。難易度が高い。除草剤なんかも使わない。

マニラの畑はやや粘土質の荒れた土地といった感じ。初年度は自然農や有機農法にはまったくこだわらない。とりあえず開墾して石や根などを取り除く。最終的に自然農をするにしても石は邪魔。そして納豆菌や米糠を使って少しずつ土を良くしていく。化学肥料なんかも使う。だが普通の慣行農法と違い畝と畝の間にグランドカバープランツを敷くとか、できるだけ何かの植物が根を張っているって状態を目指す。土が年々良くなっていけば肥料ナシでもOKになっていくはず。それが自然農の形。

 

ただし僕は料理をする時にでも天然だしにこだわらない。化学調味料もほどほどなら問題ない。それと同じで僕は今のところ完全な自然農も目指さない。土壌微生物や昆虫とかのバランスを崩さないほどの少量であれば化学肥料であっても問題はないはず・・。慣行農業で化学肥料がバリバリ入っているものは甘いとか大きいとかいう意味ではいいのだが野菜の中で何かしらの栄養の偏りみたいなものが起きるのだろうと想像する。


◆どんな野菜を育てるか。

2ヶ月くらい苗を買ったり、挿木をしたり、タネから育てたりアレコレとしてみた。中でも育苗の難易度は高く、もっともマシなのは苗を買ってきて畑に植えるというもの。人間も動物も植物も赤ちゃんの頃は弱いらしい。なので畑に植えられているのは市場で購入できるオクラ・ナス・トマト・・・といったもの。当面はそれをメインにしつつ挿木でバックアップを作っていきたい。レアな品種はタネから育てる必要があるが今は少しずつ挑戦。いずれ苗にして収穫までもっていきたい。そこからは挿木で・・という流れ。

 

また小さなイチゴ苗も早々に枯れてしまったし、アスパラも苦戦中。ローズマリーもハーブなのに枯れた・・・。幼苗から育てているものではペパーミントとイタリアンパセリは活着したっぽい。ローズマリーは大苗になるらしいし次回に買う時は地植えではなく鉢植えにしようと思う。またタネからの育苗が上達したらバジルを増やしジェノベーゼソースを作りたいし、コンパニオンプランツとして他の野菜の株間に植えたい。

 

タネからのものは人参が今のところ順調。ゴボウも何とかなってる。畑に直接蒔いているものは他にもあるが畑が家の北側にあることもあって午前中には日陰になる。徒長しやすいのが悩ましい。反射板を作って少し改善しようとは思ってる(2枚は設置積み)、かといって天気の良い時は午後は強い光があたり暑くなる。育苗で苦戦しているのはそこにもある。プロは遮光ネットなどで時間帯や天候によってコントロールしているようだが個人でするのはなかなか難しい。最終的にはいろいろと試して、上手くいったものを残し、失敗したものは諦めるっていうことで成功率を高めたいと思う。

 

◆その他
畑の西側のスペースを枝や雑草などの廃棄場所(米糠や土をかけて自然に堆肥化を狙う)にして、その周辺のトタンなどを撤去して近くにはニラなどを植えたい。東側には落葉用のコンポストも用意した。東側には貯水タンクがありそこは大家さんの担当なのだが水漏れがしていて近くに鉢植えしている観葉植物の水やりが結果的に不要になっている。水漏れが続く限りはそれは活かしたい。今は育苗や挿木で試行錯誤をしつつ、とにかく土作り。大麦を緑肥として蒔いてみた。一角にクローバーも蒔いてみた。育てばいい。ダメならまた別のタネを撒く。初年度なのでそれなりにカネをかけて試す。趣味なのでそんなもの。数年後に豊かな野菜生活を夢見て。

 

あと実家には広くて持て余している畑がある。一角を借りて雑草ボウボウで放置期間が長めの自然農エリアにさせてもらおうかなぁ・・・。