KOYA(マニラで子供らと遊ぶ)

庶民エリアにコミュニティスペースを作ってみた。

アイランドホッピング(Marinduque2)

Marinduque2 (前回の様子はコチラ)

 

 結婚式の翌々日に新郎新婦の家族をまじえて泳ぎにいくことになりました。てっきり去年いった北側のビーチにいくのかと思いきやトライシクルは南に。そこには漁師が使うボートが並んでいます。その中で20人くらいが乗れそうな中型ボートに食料と共に乗り込みました。ジャングルの間を流れる川から海に出ます。天気は曇りですが『もし晴れたら暑いだろう』とも思います。ボートは水しぶきをあげながら離島に向かっているようでした。

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(写真左) 漁師の船が並んでいる。(写真右) ジャングルの間の川を抜け海へ。


遠くにビーチが見え『そこかな!?』と思うとそこを横切り海の真ん中で減速しました。先を見ると島といえない位の『浅瀬』がありました。陸上に出ている部分はわずかバレーボールコートくらい。そこに船を留め上陸です。みんなマチマチに泳いだり写真を撮ったり。やはりフィリピンでもマニラの海と違いキレイです。


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(写真左) 海の中の浅瀬(おそらく満潮で沈む)  (写真右) 泳ぐ準備をしてる。 



 そこでひと泳ぎをした後は別のビーチに向かいそこでコテージを借りてランチです。ここでも大量のコメ、豚肉料理が中心でした。あとレチャフランとか呼ばれる甘すぎるプリンとブコサラダと呼ばれるココナッツのデザートを食べました。個人的にはブコサラダはオススメです。ここも離島のビーチなのでお客さんはあまりいません。

ハンモックに寝そべってみたりノンビリと過ごしました。犬が3匹いるのですがフィリピンの犬は放し飼いが多く人に慣れているので怖くはありません。残飯を犬に与えて処理していました。



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(写真左) 離島の小屋でランチ。  (写真右) 再び浅瀬に。 



再び浅瀬にいってまたひと泳ぎして雨が降ってきたので帰る事になりました。外国人向けのリゾート地ではないので船のチャーターも地元価格だと思います。というのは後で聞いたら新郎新婦の奢りみたい。何か後でお礼します。

ホームステイにつつく。

 

フィリピンの結婚式(Marinduque1)


ルソン島の南にあるマリンドゥケという島に来ています。

マニラからはチャーターしたバンに乗り込みフェリーを経由して14時間くらいかかりました。おそらく上手く乗り付けば2時間くらい短縮できそうな気もしますが。遠回りして人を拾ったりするので時間がかかります。ただ年末年始など混む時期でなかったのが救いです。

さて去年はクリスマス前から年明けまでフィリピン人の友達Lの実家でホームステイさせてもらったのですが、今回は再びホームステイとLの姉(僕も知っている)の結婚式があるのでそれがメインです。


◆フィリピンの結婚式 ◆アイランドホッピング ◆ホームステイ についてレポートを交えて感想を書きたいと思います。

 

◆フィリピンの結婚式

 結婚式の前日の朝にLの実家についた時にはもう式の準備は始まっていました。家の周囲では大鍋がいくつも焚き火にかかっていました。奥にの小屋では『豚を解体している様子』が見られます。約10人が解体担当みたい。隣では豚の悲鳴が聞こえまさにいま屠殺される所でした。以前にも見たことはあるのですが『けっこうエグいシーン』です。日本も昔は鶏を裏庭で締めたりしていたようですが、そういうシーンを見ると食物にたいする見方も少し変わるのかもしれません。聞いてみると豚は合計で6頭。親戚や近所の人達を招いて振る舞うようです。他にも日本の"ちまき"に似たスーマンという餅やビーフンなども作られていました。

 

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(写真左) これから豚が屠殺されます。 (写真右) 6頭の豚を大勢で解体しています。

 当日は早朝2時に置きました。僕は3時頃から出かけるのかと思っていたのですが、起きてから食事の準備やらいろいろして実際に家を出たのは午前4時でした。それから新郎の親戚が滞在しているホテルに行って食事。そこから女性陣はドレスを着て化粧をします。日本の感覚ではかなり厚化粧です。男性陣はバロンタガログという正装を着ますが参列するくらいの人は服装はそれほど厳しくないようです。実際にラフな格好な人もいました。準備が出来た後は写真撮影です。もともと写真が好きな国民性。アングルやメンバーを変えて何度も撮ります。

 

 次に教会に車やジプニーで移動しました。教会ではお布施として封筒に100ペソ包みましたが他の人をみてると20ペソとか50ペソとかマチマチでした。結婚式の流れとしては日本の洋式のとだいたい同じ。少し違うのは途中で両方の両親が新郎新婦の両脇に揃って司会のノリ?かなんかで両親もキスをしていたことです。これは日本ではまずないでしょうね。

 

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(写真左) 新婦とその両親。(写真右) 親戚。

結婚式が終わると披露宴パーティです。会場は地元のバスケットボールコートです。既に他の親戚が準備していました。大量のご飯に料理。しかも料理のほとんどは煮た豚肉です。野菜らしきものはビーフンに入っている小さなモノくらいでいかにもフィリピンらしい。あと手作りのゼリーが配られます。お皿は紙皿のものとプラスチック製のものにビニール袋を被せて使います。

 

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(写真右) 7種類の料理・・・豚肉・豚肉・豚肉・豚肉・豚肉・豚肉・ビーフン・・・といった感じ。

 

その会場に近所の人が次々に詰めかけます。受付でご祝儀的なものを払うのですが見ていると100ペソとか多くても500ペソ程度。それとは別に結婚式のスポンサー的な形で親しい友人や親戚などはお金を払っているようです。あと特徴的なのが新郎・新婦がダンスをしてその衣装にピンでお金を貼り付ける習慣です。小額紙幣をつなげた冠や帯それに単体でもつけていきます。お金が増えるごとに会場は盛り上がり新郎のダンスにも熱が入ります。

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(写真左) お金を着けてもらい踊る新郎(どうやらルソン島でも南地方の習慣らしい)

僕はマニラの結婚式にも1度参加したことがありますが田舎ほど質素かと思いきやそうでもないようです。結婚する為にお金を貯めるという習慣は日本もフィリピンも共通したもので、日本の場合は招待された側が3万円とか払いますがこちらではより広くにお披露目という感じでした。後日地元の話では豚もマニラでは1匹3000ペソするようですが田舎だと1500ペソと半額らしい。新郎家族は更に1匹の豚を解体してスタイロフォームにいれて家に持ち帰るようでした。

最後に気になったのは『フィリピーナの化粧の濃さ』だけではなく『なんでピーナはヒゲをそのままにしているのだろう??』ということ。写真にも出ていた女の子たちもほぼ例外なく産毛が生えています。考えてみたらそれが自然なのでしょうが日本で生まれ育った僕らにとっては違和感があり付き合う場合の1つのハードルになりそう。

 

アイランドホッピングに続く。

 

 

お金持ちになりたいのか。

『僕はお金持ちになりたいのだろうか??』・・・ずっと考えている。


僕は幼少の頃から節約するタイプで、我慢しているワケではなく『欲しいモノを吟味して買うタイプ』なのだと思う。修学旅行の時にはみんなと同じで予算限度額いっぱいのお金をもっていくのだが『旅の思い出にこれを買ってどうするだろう??』・・・と一般家庭に雑多に飾られているガラクタ(お土産ともいう)をみて思う。本当に飾りたいモノとか食べたいモノ、あげたいモノだけを買っていた。

 

たぶん僕の家庭が『お金を大切にしましょう』ってありがちな金銭道徳を持っていたからだろうと思う。おかげで商売や株式投資をする種銭を貯めるのには苦労しなかった。もともと酒もタバコもギャンブルも風俗もしないし『オシャレに見られたい』といった見栄もあまりないからそれも良かったと思う。

ただ投資に関してはそれは必ずしもプラスには働いていなかったと思う。最初でこそ何を買えばわからずリスクの高い銘柄にも手をだしていたが、信用取引はしないし分散で中長期といった『地味で堅実な投資』・・・おそらく育ち方の影響がなければ、もう少し金持ちになっていたと思う。またお金持ちになるという意味では日本で働きながら投資を続けていたらたぶん小金持ちにはなれたかと思う。

推定7年くらいまともに収入がないし、商売でお金を使ったし(少しは儲かったりもしたが)・・・その期間に働いていたら溜まっていたであろう期間損失。とそれを投資にまわせただろうってことと、更に生活費にまわすことで減っていた投資資金などを考えるととても金銭的には正解だったとはいえない。


ただ海外に出たかった。アジアでビジネスとかしたかったし違う世界を知りたかった。だから後悔はしていない。それに僕がいま欲しいモノのほとんどはお金で買えない。


語学力・恋愛・コミュニティ・健康などなど・・・。


少しのお金があれば有利にはなるが根本的にはお金はあんまり関係ない。旅はゲストハウスでいいし、お金のかかる遠くにいきたいとも思わない(行きたいけど今でも満足という意味)。家も車も特に欲しいと思わない。リッチな食事も年1回くらいでいいと思うし、いろいろ考えると僕はフィリピンなら年150万円くらいで生活できていると思う。更に経済的に苦しくなればあと2割くらいは減らせる。


いまはノンビリとした生活とフィリピン人との交流。そういうのが少しストレスに思いつつも居心地がいい。少しずつコミュニティを広げたいがやたら広げて厄介事に巻き込まれるのも面倒なので、無理のない範囲でいい。


そういう生活にはやっぱりお金がいらない。


幸いなことに投資に定年退職はない。そこはちょっと恵まれていると思う。これから自分自身がしていきたい事はコミュニティ作り。特に今後は日本でも一生独身って人が増えていく。僕はフィリピンの集落で子供たちやその親と交流することで擬似家族的なコミュニティを作りかけているし、日本人とフィリピン人の交流会なんかもしている。たぶん、その試みが近い将来、僕の生活を豊かなモノにしてくれると思うし、人の役に立てるようになるとも思う。

日本社会に疲れた人・・・・孤独になっていく人・・・僕自身はいま特に病んではいないが、集落にいって子供たちに慕われて一緒に遊んで、ギターを教えてあげたり、そういう事をたまにしてると癒やされる。これって今の日本ではなかなか得られないことだと思う。僕がお金を使うとしたらそういった子供とかに少し使うくらいかな。

フィリピンのビザと旅の話

もう4年以上フィリピンに住んでいる。

初期はいろいろとしていたが体調を崩したこともあって今は特に何もしていない。ボチボチとフィリピン人と交流したりギターや語学を勉強しつつ質素な生活をしている。ちなみに収入源は株式投資(今はそれで何とかなんっている) おそらく12月の後半はフィリピンの田舎でホームステイをさせてもらうので輪をかけて質素なものだろう(去年も行った)

 

 

さてビザと旅の話をしようと思う。

 

僕は観光VISAを使い約2ヶ月ごとに近隣の国や日本に出国している。2ヶ月という理由はVISAなし滞在が約1ヶ月、延長を1回して+約1ヶ月だ。これ以上滞在する場合はIDカードを作るコストがかかるのと半年以上いるとECCなる書類が必要になったりするので、とりあえずそのペースで出ている。



◆イミグレで質問攻めに合う

将来的にはリタイヤメントVISAの取得なども考えているがとりあえず今は観光VISAでいいような気がする。最近はイミグレーションで『なんでフィリピンにそんなに長期間いるのだ?』と聞かれることが増えた。イミグレの思惑が知りたい。(少なくとも今は)商売らしいことはしていないし、贅沢しなければ何とか暮らしていけるだけの蓄えはある。フィリピンの生活が居心地がいいし、集落の家族や田舎の家族などと交流していて『ある種の擬似家族』みたいなもので生活をしているのだが、イミグレでは『友達がいる』とか言っても納得してくれない。『フィリピンが好きだから』といっても納得してくれない。

マニラ在住の友達が『彼女がいるっていえば?』ってアドバイスをくれたが、そういう理由はありがちで納得してもらいやすいのかも??と思いつつ、できる限り嘘は付きたくないと思ってしまう。

税法の事はわからないがノマド系の仕事をしている人はひょっとしたらフィリピン側に納税する必要があるのかもしれないし、そういった事はあまり言いたくない。投資に関しては日本にちゃんと納税しているし、株式投資の税金は20%と安くはないが、もしお金持ちになってもシンガポールに移住して節税する気はなくて日本に納税したいって思っている。



◆プロモの時に早めにまとめ買い

僕がそういう生活を続けていける1つの理由が航空券の安さだと思う。初期は日本からマニラまでの往復で約3.5万円ほど払っていたが、最近はプロモ(その中でも格安のプロモ)を見つけた時にまとめ買いしている。2,3往復分を買っている。近隣諸国なら4000ペソ代で、日本への往復でも5000ペソ台で買えてしまったりする。フィリピンに入国の際にも『出国のチケットが必要』なので先に買っておくのは合理的だと思う。

ただし、今は1月のバンコク行くの航空券を残すのみで、次のが買えていない。たまにプロモをみかけても『期間があわない』・・・この際、少し高めのプロモでも買いたいのだが、ちょっとギリギリになるとヤバイかもクリスマスあたりに期待している。

いままで年2〜3回、日本に帰っていたが、今は確定で7ヶ月帰らない。もしプロモがなければ近場の安い国に出るか、捨てチケットを買って、2ヶ月以上の延長をするのもありだと思う。IDは作ることになるが2回目からの延長は2ヶ月単位で出来るらしい。

 


◆もっと自由に移動したい

現在はマニラに家を借りていて事情があって動きにくいが、将来的には同じような人を集めて、複数の国の家を複数の人でシェアして『もっと自由に移動』が出来るようにするのが理想。プランはあるのが僕の発信力が弱く仲間を見つけるのが難しい。

そうすると何が良いのか、、、例えばフィリピンとマレーシアを2ヶ月・3ヶ月といった感じで行き来すると『ビザ代も移動回数および航空券が約半分になる』・・・今は他国に出ていても借りている家の固定費がかかる上で訪れる国の宿代などがかかるから。あとそれを例えば3カ国とかに増やすと、各国の滞在回数や期間が減るので、イミグレで詮索されるリスクが減ると思う。

割にそういうアイデアは浮かぶのだが、コミュニケーション能力はそんなに高くないし、病気をしてからは行動力も半減してしまっている。ははは。そういうのに動ける仲間が必要。それなりには自由時間もあるし、仲間がいれば動ける。


まぁ急がずいく。




フィリピン人への借金

フィリピン人の友達Tに貸したお金をついに完済してもらった。

思ったよりずっと長い期間がかかった(5ヶ月の予定が約1年半)けど途切れ途切れ少しずつ・・・。人のお金を貸すって約束の通りに返ってくる事はそんなに多くないし時に忍耐が必要になる。また無利子・無担保って実質的に金利分をあげているようなものだとも思う。
 
ただ数万円を貸すことで友達の人生転落を防げると思うと貸したこと自体は良かったと思う。誰にでも貸すわけじゃないけど、海外に出稼ぎとかそれなりに覚悟と決断があって返済の見込みがある場合ならたまにはいいと思う。

Tの場合も母親の入院とかあったし今の慣れない中東で苦労していると思うが、フィリピンに帰ってくるまでには経済的には楽になっているだろうと思う。


これが日本だったら同じ金額では何ともならないし返済能力があるなら『サラ金から借りるように』とかいいそうだけど、フィリピンの場合は弱者にはとことん付け込むような側面があるから借金も金利が高いからそういう所で借りたら大変そう (まぁ経済的合理性から言えばもともと金利が高めの国で焦げ付くリスクも高いのだから必然かもしれない)


いままでだと給料前借りしたメイドが消えたり、日本人の友人の宿泊費をツケにしてあげて焦げ付いたり、いろいろある。全体的には『借りる時から逃げるつもり』というタイプは少ないと感じている。ただもともと経済的に厳しい状況で計画性がなく病気など他のトラブルが1つ重なるだけで返済がだんぜん難しくなったりする。

元家庭教師の子なんかも火災で被災したり妊娠&出産したり、それ以前から返済は滞りがちではあったが7割くらいは返してもらってた。でもそこまでいくともう『返済してくれ』とは言いにくいね。初期は『返してくれ!』って揉めたりもしたけど、いまは怒りとかはなくなって『まぁしゃーないね』って思う。


これからもたまにフィリピン人にお金を貸すことはあると思う。でも『生活に苦しいから』って理由では貸さない。本人が根本的に経済再建をする覚悟の計画がいる。あとは大家さんとか従業員(いまはいない)といった場合は『家賃の前払い』とか『給料の前借り』ということで焦げ付きは少ないだろう。

それと出来ることなら『お金を貸す』という形よりは、メイドなり家庭教師なりの仕事を与えるとう方向で力になれればと思う。困窮している人からしたら日本人の暮らしは『羨ましい』と思うだろうし『そんなにお金を持っているなら力を貸して欲しい』と思っても自然だろうと思う。でも、そういった経済状態の知り合いはけっこう多いからいちいち介入していては大変だろうと思う。

大変だろうけど、経済的に豊かになりたい時はそれなりの覚悟がいると思う。


あと日本人の中には『フィリピン人が怠け者だからお金が貯まらない』といった意見を持っている人もいると思う。半分は当たっているとは思うが、フィリピン人の普通の給料って凄く少ないから同じ状況で普通の日本人が這い上がれるとはなかなか思えない。稼ぐ方法や貯める方法自体も環境の中で教わってなければ難しいものだと思う。


最後に困窮しているカワイイ子の足元をみてお金で口説くタイプの人を僕は軽蔑してる。僕がガールズバー的なものが嫌いなのは1つは相手の愛情表現の裏に『経済的な事情』と感じてしまうからだと思う。

ただ恋愛において経済的な理由は何割かはあってもいいと思っている。それはどの国でもだいたい同じだろうと思う。それが大半になってしまうと萎えるし後々のトラブルになると思うから避けたいだけ。


チャイルドベガーを眺めていた

軽く自宅療養中のHASEです。


昨日は散歩がてらよくいく市場で野菜を買い近くの駅の前で珍しくドーナッツを食べていた。この駅前では貧しい子供が通行人にお金を恵んでもらうように頼む姿をよく見かける。いわゆるチャイルドベガー(子供の乞食)だ。


それはフィリピンの1つの負の側面で『親は何してんだろう??』とか『行政は??』とかも感じるがそれぞれに問題を抱えているのだろうとも思うが、たしょう青臭いことを言うが『どうしたらこの子らの生活を好転させられるのだろうか??』とたまに思うし、昨日はその子供たちを眺めながら考えていた。


子供たちは2人とも男の子。ペットボトルに小銭を入れて遊んでいる。隣の焼売屋とドーナッツ屋に来るお客さんに食物やお金を乞う。ほとんどの人は無視するか断る。そういう光景になれているフィリピン人にとって『いちいち構ってはいられない』という所もあるのだろうがそれでも時々お菓子をあげたりする人もいる。

 

 

『その子にモノをあげた所で根本的な解決にはならない』




・・・・そんなことは分かっているのだがその日の気分や子供の様子によっては食物を分け与えてあげることもある。それがいい事なのかは今だにわからないが・・。


僕がフィリピンで聞いた話では『子供に施しをすると親がそれに頼るようになる』あるいは『乞食の裏にはマフィアがいる』・・・だから『絶対にあげてはいけない』だった。カンボジアの観光地でもそういう広告を見たことがある。

ただ何だろう。それで全員が寄付をしなければ『乞食行為を誰もしなくなる』のかもしれないが、それは非現実的であるようにも思う。一定の人達が施しをしてその上で子供たちはお腹をすかすし、学校に行けるようになるわけではない。


僕は『別の理由』で彼らに常時あげるワケではない。

 

覚えられて子供が増えて囲まれて『また頂戴』となるのが面倒だからだ。強請ればもらえるっていうのを覚えると面倒くさい。だからあげる時はサラッとあげて、強請られた末にあげないようにしている(特に家の近所だし)


こういう問題というのは『無視するのにも慣れるものだ』・・・途上国を訪れる日本人の多くは最初に衝撃をうけ、徐々に慣れ、いずれは気にならなくなる。日々忙しい人にとっては特にそうなのだろう。それも無理のないこと。


僕は子供に聞いてみる事にした。

 

「どこに住んでいるの?」

「クーボ」と答えた。それはフィリピン語で小屋を意味する。古典的なバハイクーボと呼ばれる小屋なら趣もあるのだろうが、おそらく掘っ建て小屋なのだろう。


『家にいって投げ銭でもしてこようか?(500ペソとか)』という思いが頭をよぎった。でも、それで家族が一時の美味しい食事にありついた所でどうなるのだろうか??見つからないようにしないと危険だろうなぁ・・・とかそういった考えを巡らせる。


それならいっそ里親になるつもりでサポートを?・・・そこまでは思いきれない。まだ深く彼らを知らないしそこまでは感情移入ができない。貧困と関わった事がある人なら少しはわかると思うが『彼らがみんな清貧というワケではない』・・・お菓子をあげたら礼も言わず食べ、その場にゴミをすてる子供たちだから日本人として育ってきた人達からすると躾とかそういう部分から何とかしたくなってしまう。


僕が特に気になっているのは『歯』・・・貧困層ほど『好きな時に食べ歯磨きの習慣がない』のだろうか・・・・虫歯の率が高い。そして虫歯になると治療ができず放置したりあるいは抜いてしまうのだろう。虫歯ほど悪循環になることは珍しい。歯が抜けると歯茎が弱くなり歯並びが崩れまた別の歯が抜ける。30代にして50代に見える人も少なくない。


何度か『歯ブラシをプレゼントしたい』と思ったこともある。それだけだとあからさまなので、被災者に生活必需品のいくつを組み合わせて上げたことはある。

また『歯医者を雇って歯科サービスを提供できないものか??』と思ったりもする。

予防と初期の治療あとは子供に特化することで多くの人の幸せにつながるのでは??とか思う。特に歯科は歯医者の給料以外にそれほど費用がかからない。勝手にそんなことをして行政や他の歯医者から目をつけられないかって部分の方が気になる。

よく教育が大事だって言われるけど、大学を卒業してなくてもモールで働ける可能性はあるが、虫歯が多いとそういう可能性は絶たれてしまうと僕は思う。


どんな手続が必要でいくらかかるか分からないけど月15万円くらい集めることが出来たら出来るかもしれない。『みんなで歯医者を雇う』それで『子供の虫歯を減らす』ついでに『ホワイトニングを安くする(スポンサー)』


僕は少し時間に余裕がある健康に少し余裕がない。お金には別に困っていない。もし遺産がいくらか入ったらそのお金はそういったことに突っ込めるかも。語学力とフィリピンについてまだ無知だけど、それはあと何年かで何とかなりそうな気がする。40才の今は少しビジネスとかもしたいけど、50才までに何か社会貢献的なことも始めたいとか思う。


フィリピンの田舎で何をする?

僕の家庭教師をしてくれているLに誘ってもらい実家のマリンドゥケで2週間のホームステイをさせてもらった。それが去年のクリスマスから年明けにかけて。田舎ではお父さんをはじめ兄夫婦などよくしてもらい。次々の訪れる親戚や友達に紹介してもらい。充実の田舎暮らしをさせてもらった。

日本ではお伽話かゲームの中でしかでてこないような『山へ芝刈りにいって川で洗濯する』そんな生活。近くの山にみんなで登って島中を見渡す。竹を繋いだ先に鎌をつけてそれでココナッツを取る。あるいはビーチにいって泳ぐなど・・・・リゾートとは違うフィリピンの楽しみ方がそこにはある。

 

Lと僕とは友達であり家庭教師をしてもらってるとはいえ恋愛関係はない。レッスンも雑談交じりだがいたってマジメなもの。それでも気軽に誘ってくれる所がフィリピンの1つの良さだと僕は思っている。

 

そして今年はLの姉さんAが結婚するということなので式に参加し3週間ほどまた滞在させてもらうことになりそう。Aは5年ほど付き合っている彼とゴールインする。凄いのは恋愛が長く続いているだけじゃなく今でもラブラブで頻繁にFacebookに写真をアップしている点だ。これも日本ではそうそうお目にかかれない。

 

さて本題。


『今年は田舎で何をしよう??』

 

 

去年は初めてのことでいろいろと経験させてもらったが、正直なところ田舎ではすることが少ない。ネットが何とか使えたのでメールのチェックとかは出来たがYouTubeとかが快適に見れるほどではない。そこで何をするか考えている。


1:釣り

フィリピンでは趣味としての釣りはメジャーではない。釣り道具屋もあまり見かけない。日本で買って持ってくればよかったと今おもっている。

 

2:島を1周してみる

マリンドゥケという島はそれほど大きくない。地図で見る限り海岸性沿いに道が続いていて1周できる。バイクがあれば一人で1周できる。途中で宿泊施設もあるみたいだから1泊2日で旅行中の旅をしてみるのもいいかもしれない。


3:カップリングパーティー

不思議なことであるが、田舎では独身の男女が参加できるダンスパーティーが年末にある。去年は長ズボンと靴がなかったので参加できなかったが、今年はできれば参加して田舎のフィリピン人とデートしたりしてみたい。ただ下は15才くらいかららしいのでそこはちょっと注意しないと気軽にお茶でもと誘って未成年とか洒落にならん。



4:家庭教師を雇う

ホームステイはタガログ語を実践で使うのには最良の機会だ。10分くらい歩いた所にあってLの従姉妹が住んでいてそこの家族は経済的に少し大変みたい。そこに通って家庭教師してもらうのもありかも??微妙なのは家にいると無料でタガログ語に囲まれることが出来て、特にLの義理のお姉さんとか親切でいろいろ教えてくれる。他で家庭教師をお願いすることで関係が微妙にならないか少しだけ気を使う。また逆にファミリーの中で家庭教師をお願いすると金銭関係が生まれるのであまりしたくない。

まぁ理想としては雇わずに友達としていろいろ遊ぶこと。僕も20代だったら積極的にいけたかもしれないが、40才ともなると気軽に友達をというのも少し躊躇する。日本人に比べればフィリピン人は年齢差をあまり気にせず友達になりやすいとは思うのだが・・。


5:ファミリーに食事を振る舞う

前回は日本式の焼き鳥を振る舞おうとしたがイマイチだった。日本料理といっても普段作りなれていないものは難しい。日本人だから日本食を期待されたりするのはわかるが、地味に得意なパスタでも作ろうかなぁ。あと滞在させてもらうお礼として去年は携帯用のランタン(お父さんが気に入ったみたい)をあげてきたが、今年も何かしらのお礼はしよう。


あと田舎でできそうな事、面白そうなこと、何かあったら教えて欲しい。