KOYA(マニラで子供らと遊ぶ)

庶民エリアにコミュニティスペースを作ってみた。

フィリピンの結婚式(Marinduque1)


ルソン島の南にあるマリンドゥケという島に来ています。

マニラからはチャーターしたバンに乗り込みフェリーを経由して14時間くらいかかりました。おそらく上手く乗り付けば2時間くらい短縮できそうな気もしますが。遠回りして人を拾ったりするので時間がかかります。ただ年末年始など混む時期でなかったのが救いです。

さて去年はクリスマス前から年明けまでフィリピン人の友達Lの実家でホームステイさせてもらったのですが、今回は再びホームステイとLの姉(僕も知っている)の結婚式があるのでそれがメインです。


◆フィリピンの結婚式 ◆アイランドホッピング ◆ホームステイ についてレポートを交えて感想を書きたいと思います。

 

◆フィリピンの結婚式

 結婚式の前日の朝にLの実家についた時にはもう式の準備は始まっていました。家の周囲では大鍋がいくつも焚き火にかかっていました。奥にの小屋では『豚を解体している様子』が見られます。約10人が解体担当みたい。隣では豚の悲鳴が聞こえまさにいま屠殺される所でした。以前にも見たことはあるのですが『けっこうエグいシーン』です。日本も昔は鶏を裏庭で締めたりしていたようですが、そういうシーンを見ると食物にたいする見方も少し変わるのかもしれません。聞いてみると豚は合計で6頭。親戚や近所の人達を招いて振る舞うようです。他にも日本の"ちまき"に似たスーマンという餅やビーフンなども作られていました。

 

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(写真左) これから豚が屠殺されます。 (写真右) 6頭の豚を大勢で解体しています。

 当日は早朝2時に置きました。僕は3時頃から出かけるのかと思っていたのですが、起きてから食事の準備やらいろいろして実際に家を出たのは午前4時でした。それから新郎の親戚が滞在しているホテルに行って食事。そこから女性陣はドレスを着て化粧をします。日本の感覚ではかなり厚化粧です。男性陣はバロンタガログという正装を着ますが参列するくらいの人は服装はそれほど厳しくないようです。実際にラフな格好な人もいました。準備が出来た後は写真撮影です。もともと写真が好きな国民性。アングルやメンバーを変えて何度も撮ります。

 

 次に教会に車やジプニーで移動しました。教会ではお布施として封筒に100ペソ包みましたが他の人をみてると20ペソとか50ペソとかマチマチでした。結婚式の流れとしては日本の洋式のとだいたい同じ。少し違うのは途中で両方の両親が新郎新婦の両脇に揃って司会のノリ?かなんかで両親もキスをしていたことです。これは日本ではまずないでしょうね。

 

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(写真左) 新婦とその両親。(写真右) 親戚。

結婚式が終わると披露宴パーティです。会場は地元のバスケットボールコートです。既に他の親戚が準備していました。大量のご飯に料理。しかも料理のほとんどは煮た豚肉です。野菜らしきものはビーフンに入っている小さなモノくらいでいかにもフィリピンらしい。あと手作りのゼリーが配られます。お皿は紙皿のものとプラスチック製のものにビニール袋を被せて使います。

 

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(写真右) 7種類の料理・・・豚肉・豚肉・豚肉・豚肉・豚肉・豚肉・ビーフン・・・といった感じ。

 

その会場に近所の人が次々に詰めかけます。受付でご祝儀的なものを払うのですが見ていると100ペソとか多くても500ペソ程度。それとは別に結婚式のスポンサー的な形で親しい友人や親戚などはお金を払っているようです。あと特徴的なのが新郎・新婦がダンスをしてその衣装にピンでお金を貼り付ける習慣です。小額紙幣をつなげた冠や帯それに単体でもつけていきます。お金が増えるごとに会場は盛り上がり新郎のダンスにも熱が入ります。

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(写真左) お金を着けてもらい踊る新郎(どうやらルソン島でも南地方の習慣らしい)

僕はマニラの結婚式にも1度参加したことがありますが田舎ほど質素かと思いきやそうでもないようです。結婚する為にお金を貯めるという習慣は日本もフィリピンも共通したもので、日本の場合は招待された側が3万円とか払いますがこちらではより広くにお披露目という感じでした。後日地元の話では豚もマニラでは1匹3000ペソするようですが田舎だと1500ペソと半額らしい。新郎家族は更に1匹の豚を解体してスタイロフォームにいれて家に持ち帰るようでした。

最後に気になったのは『フィリピーナの化粧の濃さ』だけではなく『なんでピーナはヒゲをそのままにしているのだろう??』ということ。写真にも出ていた女の子たちもほぼ例外なく産毛が生えています。考えてみたらそれが自然なのでしょうが日本で生まれ育った僕らにとっては違和感があり付き合う場合の1つのハードルになりそう。

 

アイランドホッピングに続く。