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フィリピン考察記

+腎臓病の療養記 in MANILA

ホームステイ(Marinduque3)

フィリピン考察

マリンドゥケの3つ目。


去年に引き続いて2回目のホームステイ。フィリピンの不思議なところの1つが『たまーーに田舎に誘ってくれる』というもの。僕を誘ってくれたのが家庭教師を頼んでいた女の子で当時大学生L。友達という関係でもあるのだけどそれでも恋愛的な要素はまるでなし。

それでもクリスマスとか1人でいるなら『一緒にどう?』って言ってくれるのがフィリピンの1つの良さ。去年は不思議なことに実家では父親に連れられて親戚中を挨拶回りしたりした。


今年はLの姉A(僕も良く知っている)の結婚式もあって再びマリンドゥケを訪れたのだけど残念ながらLの仕事の関係で5日ほどの滞在だった。僕は『クリスマス過ぎまでいてもいいよ』って言われていたのだけど、今回はネット環境があっちになくて一緒に帰ってくることにしました。


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フィリピンは大家族のことも多く、田舎ではその傾向が顕著です。兄弟が6人とか8人とかいれば必然的に従姉妹は30人とか40人とかになってきます。毎日のように入れ替わり立ち代り親戚がやってきます。

Lの実家は先に就職し英会話教師をしている姉Aの支援で新築の家が建っています。両親に育ててもらい学費を出してもらった子供は良い仕事につきシッカリと働いて両親に恩返しする。良い文化だと思います。英会話教師とかITエンジニアのような職は賃金も高め。普通の大卒の2倍、3倍稼げたりもします。

そういう良い職についた親族や海外に出稼ぎに行った親族に『おんぶに抱っこ』になることも多い。親戚も100人くらいいると無職でブラブラしている人の1人や2人や10人はいるのが普通。親戚の集まりでも『お客に酒をせがむ人』とかいますし、それでも無下にせずグループの中に入れてあげている懐の広さみたいなものも感じます。


この実家は広めのリビングルームに3つのベッドルームが隣接しています。トイレは1ヶ所。家の横に炭火でおこす台所があります。この周囲ではこれでも立派な家です。周囲には掘っ立て小屋みたいな家も少なくありません。井戸や川で洗濯したり山へ芝刈りにいったり『ゲームやお伽話でしか出てこない世界』がここにはあります。

ベッドルームには竹で作ったベッドが2つ並んでいて、そこに5人くらいが川の字になって寝ます。人が多い時にはリビングのソファーや床でも寝ます。こっちではそれが普通。バックパックを広げるスペースもなかったがベッドの下にスペースを見つけた。



◆田舎のトイレ事情

トイレには手桶の水瓶が置いてあり風呂場にもなっている。風呂場といっても湯船もなければシャワーもない。ただ空間にそれら手桶とトイレがあるだけ。トイレにはフタもないし便座もない。

もちろん最初に来る時から覚悟していたから問題はないのだが、日本人的にはスノコが欲しくなる。トイレにいくたびに足が濡れる・・。ただ逆に『これも合理的だなぁ』と思ったりもする。トイレで用を足しながら髪を洗ったりでき、大を済ませた後で水洗いができる。トイレは頻繁に水をかけられるので意外に汚れにくい。

 

食事に関してはフィリピンの普通として『肉料理が多い』・・・野菜はモノにもよるが地元で作れるもの以外(キャベツとか)は他地域から輸送されるらしくマニラよりむしろ高いものもある。魚は漁でとれるものは安い(と思う)。大きな市場ではどうか知らないが近くの小さな市場ではマグロとかそういったものも見なかった。


生活は基本的に『お客さん扱い』なので食事も宿泊も無料。僕などは習慣でつい食器を洗ってしまうのだが、そういうのも断られる。なのでせめてもとカレーライスを作ってふるまう。ついでにコーヒーなど日用品を買い足しておく。




◆日本式カレー・・・惨敗

実は喜ばれるのでは??と期待していました。日本では子供たちも喜ぶ万人向けの料理がカレーです。マニラでも大家さん家族にはまぁまぁウケが良かった(お好み焼きの評判が一番だったので血迷って屋台をしたのですが(笑))


カレーがイマイチだったのは、1つ『野菜が嫌い』・・・オーソドックスなポークカレーを作ったのですが、豚肉以外にジャガイモ、人参、玉ねぎが入っていました。ジャガイモはOKですが、後の2つは嫌いな人が多いみたい。ただそれ以上に問題なのが『フィリピン人は知らない食物を避ける』というもの。

僕がお好み焼き屋台を潰した原因でもあるのですが、庶民は極端なまでに保守的です。マニラの大家さん家族は中流で日本への理解も深い。お金持ちは新しいものや海外のものを積極的に受け入れる傾向にありますが、田舎や庶民はそうではありません。

たぶん日本人がフィリピン人の屋台メシを食べるのに抵抗があるのと同じかそれ以上だと思う。僕も豚の血を入れたディヌグアンって料理を食べられるようになるまで時間がかかった。

そんなワケで次回からフィリピン料理を作ることにします。



さてホームステイでは良い事もイマイチなこともありました。イマイチなのが料理を常に勧められること。これも文化なのですが、僕は体調が良くなくて食事を摂生しているのですが、それでも父親からしつこく勧められると少しは食べないワケにいきません。その文化はちょっと苦手かも・・・。あと言葉がわからない状態では孤立しやすく常に大勢に囲まれているのは普通の日本人にはストレスかも。僕は少し言葉がわかるとはいえそういう状態にしばしばなりました。あるていどは放置してくれるので部屋にもどって一人になっていましたが。

あとは基本的にみんな親切でときどき僕のことを気にかけてくれます。『楽しんでる?』といったことを言ってくれる。滞在中最初の2日くらい少し体調がイマイチだったので全体のムードを暗くしてやしないかと心配もしましたが、最終的には楽しい滞在ができて感謝です。



最後にマニラに戻る日の早朝。僕の傘を借りたままの兄夫婦がもどってこず・・。そんなことは想定内なので腹も立たないし、大事なものは手元にキープしておくのが暗黙のルールなのかも??幸いにも兄夫婦と父親は年末にマニラ来るというのでその時に返してもらうつもり、それとその時には傘と非常用ライトをプレゼントしようと思っています。