フィリピン考察記

+腎臓病の療養記 in MANILA

(第13話) 腎臓病の初期を見落とされまくりな気がする。

前回の最後に『医者選びは人生を左右する』といった話と不勉強な医者はまぁまぁいるんじゃないか??って話をした。

個人的には外科医とか精神科医が血液検査の内容に詳しい必要はそんなにないと思うのだが、内科医はもっと詳しくなって欲しいと思う。病気になった時にまず内科医に受診するケースが多いからだ。

あと人間ドックで働いている医者も見る限り『あんまり詳しくない先生が多い』・・・僕も少ない経験なので偏見に近いと思うのだが、経験の豊富な医師は人間ドックの医者にならないんじゃないかな??って疑っている。

『腎臓病の初期症状を見落とされているケースがかなり多いのでは??』

と思っている。もちろん腎臓病は沈黙の臓器ともいわれ初期の腎臓病で症状が出ることはほとんどないらしい。ただし血液検査や尿検査では出る。

たとえばタンパク尿が出たケースでも、割に高いケースで放置される。もちろん激しい運動をした場合に一時的に出ることもあるし、体質で出やすい人もいると聞くが、タンパク尿が出てしかもクレアチニンが基準値内でもあっても高めであるなら、いちおう聞いた方がいいと思う。

その人がどのくらい筋肉質なのか。男性なのか女性なのか。(それによってクレアチニンの基準値が違う) そして質問としては『いつもオシッコが泡立つか?』と『激しい運動などかわったことをしたか?』といった感じがいいのではないかと思う。

もし特に激しい運動をしたワケでも常にオシッコが泡立つようなら、腎臓病を疑った方がいい。たいていの腎臓病は数値が基準値を越えた位には初期から中期へと移っている。糖尿や高血圧など他に問題がないなら更に放置されやすいのだろうけど、僕は人間ドックにIgA抗体の数を検査する項目を(オプション扱いでもいいが)入れたほうがいいとさえ思う。

『病』というのは初期は1つ1ヶ所だとしても、場所も種類も連動して増えてくる。糖尿病で手足が壊死したり失明したりする合併症は有名だが、扁桃炎から腎臓病につながったり、腎臓病から高カリウム血症になったり、それこそさまざまな影響が出てくる。単に腎臓病であるのと糖尿病+腎臓病であるのでは治療の難易度が増す。糖尿病むけの食事療法と腎臓病のそれでは性質がまるで違う。

また複数の臓器が悪いと血液検査での異常値がでても原因の特定が難しくなる。だからこそ『早期発見はとても大事』だと思うのだが、腎臓病においてはそれがとても軽視されているように思う。