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フィリピン考察記

+腎臓病の療養記 in MANILA

格差を感じる日

フィリピン考察

ときどきエクササイズを兼ねて近くの集落を歩きます。友達家族が複数いるのと子供たちも顔見知りです。大火災から1年が過ぎ復興も進んでいて途中の壁が撤去されたら一気に見晴らしが良くなっていた。

 

低い丘のような所か見渡すと北側のゲート近くに新しいバスケットボールコートが出来ていました。近寄ってみるとゴールプレートには市長の名前がデカデカと書いてあり。これが市長の力!というか『住民の皆さん次の選挙もよろしくお願いします』って暗に示しているようです。さらにその角を曲がったスグにももう1面・・・そういう国です。


さていつものようにそんな集落を歩いていると子供たちが声をかけてきました。もうすぐハロウィンで『私たちをゲートの中に入れて!』ってお願いでした。そう10月31日はハロウィンです。この日は僕が1年で1番この国の格差を実感する日です。

僕の住んでいるビレッジは中流以上が住んでいます。中にはプールのある家や高級外車が複数とかジェットスキーなんかが止めてある家もあります。ゲートは24時間警備員に守られています。その日には隣の集落から子供たちが大勢ゲートの前でビレッジの中を覗くのです。何かのコネがないと中には入れません。

ビレッジの中の子供たちはお姫様とかドラキュラとか思い思いのコスチュームを来て手にはジャックオーランタン(カボチャ)のバスケットを持って家々を回ります。「トリック・オア・トリート!」・・・そうやってバスケットをお菓子でいっぱいにします。

 

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集落の子達はマジックで落書きしたような顔ペイントで鉄格子ごしにそれを見ています。それがここでのハロウィンの光景です(遠くから隠し撮りしてるので伝わりにくいかもしれません)

 


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僕は『ゲートに入れて』と言われて考えた。『この子ら5人だけ特別扱いで入れてしまうのはどうなのか??』とか『いくら住人とはいえ集落の子らを気軽に入れてしまっていいのだろうか??』とか・・・。


そこでハロウィンの日は僕がここにお菓子を持ってきてあげるよ。と約束しました。子供たちはだいたいの日時を確認してました。さて約束したものの『どうやってお菓子を渡すべきのか??』・・・ちょった考えてしまいます。その集落には推定200名以上の子供たちがいて、僕がよくいくエリアで顔見知りだけでも30名はいます。更にその周辺となるとさらにその倍くらいはいます。

仮に60名として、お菓子代としてはそんなにたいした事はないのですが、1度もらった子がまたもらったり、とかいくつあげるかとか一気に集まらないようにとか、混乱は避けたいものです。また1年に1度のことなのでいいのかもしれませんが、出来れば『あの人はお金持ち』って印象もあまり与えたくありません。


翌日スクーターでビニール袋3袋分のお菓子を買ってきました。家庭教師に相談すると『透明な袋は避けた方が良いだろう』という事になりました。また1袋分は予備として隠しておくことにしました。どうやら年令は12才くらいまでくらい。あとは集落の友達に力を借りて子供を少しずつ呼ぶスタイルにしようと思いました。それと何か印をつけて2重にもらうのを避ける方法がいいのではないかって話をしました。どうせならハロウィンなんで黒の口紅とかを用意して、子供たちの顔に印を付けさせてもらうのも面白いかなって思いました。

 

今日は絶好のツーリング日和で湖沿いをスクーターで適当に走って新しく建設中の商業スペースで1人ランチをして帰ってきました。マニラは渋滞も酷いし夏は暑いし雨季は雨がうざいし、今から2月くらいの過ごしやすい時にたまに乗るくらいしか活用できてない。日本人的には割に質素目な生活をしているが最近でも近くで2人(家族)のフィリピン人がちょっと厳しい状態にあって、、何か恵まれている自分が少し申し訳なく感じてしまいます。

まぁこの手の感情は失いなくないとも思いつつ、客観的に冷静に見られる自分がいてある意味でこういうのに慣れているんだなぁって思う。

とりあえず10月31日は晴れて欲しい。