KOYA(マニラで子供らと遊ぶ)

庶民エリアにコミュニティスペースを作ってみた。

スープの冷めない距離

僕はマニラで一人暮らしをしています。ですが少し特殊な賃貸です。

まず治安が良いとされるサブディビジョン(日本で言うなら団地??)と言われる隔離されたエリアで外とは何か所かのゲートで出入りする形になっている。各ゲートには警備員がいて、内部はほどんどが一軒家で緑も多い感じ。経済的には中流〜金持ちがいる感じ。

 

特殊なのはここから、そこに大家さんの家がありその中庭は挟んだ奥に小さめの家がある。日本でいう『はなれ』を借りて住んでいる。事情は後述するとして、そういうことで友人やらお客さんが来たら大家さんファミリーと顔をかわすことはよくある。僕はこの距離感がとても気に入っている。

まずプライバシーは保たれた上で何かあったときに会話ができる。特にコロナ禍のときには話し相手がいて助かった(※マニラではロックダウンがあった)、あとはたまに一緒に食事をしたり料理やお土産をお裾分けしたり・・・。加えて1人暮らしに比べればセキュリティ的に安全性だし、ネットショピングなども荷物を受け取ってもらえたりする。

 

今日はKOYAですることになったイベントがらみで『大鍋を借りられないか?』を話にいき、そのついでに大家さんの娘さんの作ったナポリタンパスタをごちそうになった。今、大家さんは4男と田舎にいっているらしく家には3男と長女の2人がいた。で、昨夜は僕がLANDERSで買ったヨーグルト風のデザートを3人で食べ、日本のチューハイと3男と、外出中の4男にあげた。(※長女は今は酒がNGらしい)


それからパスタのお礼ってこともないんだけど午後2時に一緒にアイスを食べようということで3人で食べた。僕がLANDERSで買ってきたアイスで牛乳ではなくカラバオつまり水牛の乳を使ったアイスで味はコーヒーにチョコチップとブラウニーが入っているもの。ファミリーとは良好な関係を築けてきていると思うが家族がフルだとみんなにごちそうするのはちょっと大変なのでこういう2人だけいるみたいなときは僕的には程よい。あと今月の23日は長女が学校を卒業するということでファミリーの外食に僕も加わることになっている。僕にとっては娘でも妹ほどではないが姪っ子くらいの親近感がある。

 

さてここに住むことになったキッカケを書こうと思う。

それは僕がオンライン英会話をしていてマニラで住むところを探していたときに先生つながりで今の大家さん(当時は大家さんの奥さん)を紹介してもらった。それでボロボロで使われていなかった借家をみて『住めるかな・・??』ってちょっと思ったけど、当時ファミリーはやや困窮気味で大家さん(今は他界)は糖尿病やらで働けず奥さんが大家族を支えていた。今は長男〜3男までは成人しているが当時は長男のみ独立していたのみ。

で僕が提案したのは『今のままでは住めない、大家さんらにはリノベするカネがない』なので、シャワー室やらいちおう住めるレベルまでリノベしてもらってそのカネは僕が建て替えて、家賃からそのカネを少しずつ返済してもらうって形。大家さんファミリーにとってはそういう提案はありがたいものであったと後でも聞かされている。なんせ治安の良いサブディビジョン内とはいえ住居の奥にあるボロい家はなかなか借り手が見つからない。ボロいからといって安くで変な人にも貸したくないなど・・・。

 

まぁ揉める事もあったがそれでも水道トラブルやインターネットの問題など1つずつクリアして、既に12年くらい同じところに住み続けている。大家さんの相続問題とかあって、まだ不透明な部分はあるが今のところ住み続けたい。僕にとってはKOYA、Little Japanと共に1つの大事なコミュニティとなっている。