KOYA(マニラで子供らと遊ぶ)

庶民エリアにコミュニティスペースを作ってみた。

KOYAのカネが使い込まれたかも

まず冒頭で言うが深刻な問題ではないのでご安心を。

KOYAというのは庶民エリアにある小さな家を借りて僕がやっている子供らを中心とした遊び場的なコミュニティの名前。で、家賃は月額P5000でKOYAの向かい側にある知人に仲介役として家賃を預け、大家さんに渡してもらうという形式をとってる。

その女性はテレというのだが、旦那の失業やらで2人の子供は大学生に通う学費が足りないということで学費を無利子無担保で融資していたといったこともある。結果的には2期ほどはそのカネで通学できたが3度目の追加融資を頼まれることもなく2人ともに休学したらしい。その内の1人はKOYAのスタッフとしてバイトをしてもってたり、末っ子の7才くらいの男の子はKOYAにもよく遊びに来る絵の上手な子で僕は普段はあまり贔屓はしないのだがたまにスケッチブックを内緒で母親経由でプレゼントしたりしていた。

で、テレは妊娠し母親は病気で足の切断が必用な状態で入院・・・やらあって僕への借金の返済が滞っていたのはまだ理解ができるのだが、入院費のカンパとしてP1000をあげ、それとは別にこれはKOYAの家賃分として預けたP5000がなかなか大家さんに渡したという報告がこない。問い合わせしても返事がこない。

で、メイドのアリセルが掃除に来てくれたタイミングで少し聞いてみたら、大家さんから支払いが遅いとクレームが毎回入っていたらしい。で、今回は支払い期限から1週間ほど遅れている計算になる。病院やらで事情があるにせよカネが使い込まれた可能性がでてきた。

※支払い完了の報告があった(一番下に追記)

ちなみにスタッフの女の子は年末にバイト代の前借りP2000を頼み、受け取ったにも関わらず年末から地方に出稼ぎにいってKOYAのバイトを休んだままになっている。またその子についてはマニラに戻ってきたらボチボチは『返済のために』バイトをしてもらうつもりではいるが、今はスタッフが1人になってしまったので補充をみてもらってる。2つのルートで声をかけているので場合によっては一時的に3人になるかもしれない。まぁ1人は学校の休みの期間だけみたいらしいから一時的に週3日になるくらいは問題はない。

 

さて、今後のことだがまずテレにクレーム入れる。揉める気はない。罵ったところで関係が悪化するだけで無い袖は振れないし、元からカネを貸すというのはそういうことも想定する。ただし貸したカネが返ってこないことと、預けたカネが使い込まれるというのは同じではない。後者はどちらかというと窃盗に近い行為。そこは確認して事実であるなら、次回からは大家さんに直接払うようにする。支払いが面倒だが仕方ない。ただし2ヶ月か3ヶ月分をまとめて払おうかと思う。事前に払うことで安心してもらえるとは思う。

 

で、テレの借金だがスタッフをしている娘もマニラに戻ったらボチボチは働いてもらいたいと思うが(ちなに僕がそういう時は給与の半分は返済に半分は払うというケースが多い) テレの方はKOYAをもう少し活動時間を広げ、カギの開け閉めという名目でバイト代を払おうかと思う。もちろん返済の手段として。KOYAのバイトは子供の様子をみてもらうという意味で時間分のバイト代を払うが、学生の勉強部屋とか、親子の絵本タイムみたいな用途の場合はそれこそカギの開けしめと掃除程度なのでその手間賃をと考えている。ただし妊娠中なので家族として任せようかと思う。

 

フィリピンの庶民層との付き合いはこういうことがしばしばある。僕も以前にカネを貸して焦げ付いたことが何度かある。ちゃんと返済してもらったことももちろんある。それだけ焦げ付く率が高いのは庶民層への金貸しが高利を取ることを正当化するものだろうなぁーとは思いつつ、僕は無利子無担保でしている。カネはもったいないが信頼できる人を見つける1つのバロメーターになる。そして困っている時にカネを貸すことで助けた時にはそれなりには感謝され、僕自身も信用を積み上げていると思う。そういう評判はKOYAの活動をする上での基盤になるものと思う。

 

※追記部分

心配は杞憂に終わった。とはいえ大家さんへの支払いが遅れていることは迷惑になるしKOYAの継続使用の障害にならないとも限らないので方法は考える。2ヶ月分など前払いしてしまうメリットは、大家さん自身が先にカネを受け取ることで先に使ってしまい実質的に僕に債務を追う形になる。追い出そうとしてもそのカネを用意する必用がでてくる。2ヶ月分、P10000は今後も継続的に預ける形になるので実質的にあらたにあげるのに近いが保険として役立つように思う。逆に家賃支払い遅延は追い出す理由にされる可能性がある。