今回は何となく文化人や言論人のことを書こうと思う。
好きとか興味があるとかそういう感じ。傾向として僕は『気付きを与えてくれる人』が好き。人間としてその人が好きか嫌いかは別に『生き方が面白い』とか『考え方が特殊』とか・・・それでいて知識やロジックがシッカリしていて僕にでも分かるレベルで伝えられる人が好き(以下敬称略)
▼岡田斗司夫
この人は先見性がずば抜けている。評価経済社会とかホワイト社会といった概念を打ち出し、それが何年も先になってだんだんと認知されていく。SFやアニメ等で培われた知識や想像力に論理的思考をまぜていった高いレベルにそこがあるのかもしれない。
またジブリに代表されるアニメの解説も秀逸だが、僕の場合は彼の人生相談やら世相をどう見ているかの方により興味がある。相談者の悩みをそのまま受けてて答えるのではなく、相談者が内に秘めて取り繕っている事とか性格なんかも見抜いた上で答えている様子が凄い。ただ彼は政治とかそれほど興味がないらしくそういうテーマの発言は少なめ。
▼佐々木俊尚
この人はジャーナリストやコメンテーターという分野で高い評価をしている。世相を分析する能力に長け、解説が論理的で分かりやすい。あと政治や経済に対する価値観も近いからより共感するのかもしれない。また3拠点生活をするなどライフスタイルも人と違う。前述したが僕は自分で考え独特でも自分の生き方を模索する人が好き。
▼竹田恒泰
保守派の論客。この人も考えや価値観が独特でそれでいて筋が通っているので凄い。政治的なスタンスは『天皇制をシッカリ守ってくれる人を支持』というもの。僕はそこまで保守的な考えではないが、その一貫性やポリシーは尊敬に値する。他にも保守系は原発OKと言いがちだが火力発電の有用性を説く。あるいは夫婦別姓の問題点なんかも論理的に説明してくれる。意見が必ずしも僕と一致する訳ではないが反対派の論理というのがスッと入ってくる。ああいう問題は賛成派と反対派の間に知識や価値観の溝がありできるだけ逆の立場の意見にも耳を傾ける人が増えていほしいと思う。また功利主義を批判している点も興味深い。
加えて生き方も面白い。言論人として有名なだけでなくラーメン屋、宝石店、仮想通貨の交換所、歴史教科書の執筆など、多様な分野で活躍している。
▼名越康文
精神科医。以前にグータンというテレビ番組があり、そこで悩み相談のようなことをしていたのだが、この人の柔らかい口調と人間観察眼と人の心に響く伝え方。芸術的とすら思った。その何分の1かは吸収して人が悩んでいる時に寄り添えるような人になりたいと思ったものです。できればそういう番組をまたしてもらいたい。
▼飯田泰之
経済学者。経済の分野は僕が興味があるので様々な専門家をフォローしているが、この人が一番好き。難しいことを分かりやすく伝えることに長けているし、納得することが多い。それは経済分野だけでなく少子化とか政治などの政策においても一般の専門家が言いそうなありがちな回答とは違い根拠や論理がシッカリした考察で頷くことしかり。この人には経済以外の分野で様々な質問を投げかけて考えを聞いてみたいものです。近未来予測とか。あと出演番組によってちょっとモードが違うのも面白い。
▼立花孝志
政治家。僕はサイコパス的な鬼才みたいなのが割と好きなのですが、その筆頭がこの人。普通の頭が良い人とは違い『目的のために犠牲を厭わない』ところとか『普通の人が思いつかないような奇策』を躊躇なく実行できるところが凄い。彼については賛否両論あるのは当然。だが批判を浴びつつも彼が行動してきたことでNHKの集金人の問題が解決に向かったとも思うし、優秀な浜田聡議員や齊藤健一郎議員が誕生したのだと思う。ただし僕は彼の信者ではない。彼を『正直な正義の人』と思っている人は少くないが、僕は少し違う彼は『正義の面を持ちつつ印象操作も手の広返しも時に恫喝も』いろいろ出来てしまう人でだからこそ常人にはできない事が実現できてしまうのだと思う。加えて彼が大嫌いな人もいる一方で『人たらし』の側面もあり、まさにサイコパスだと思う。あらためて言いますサイコパスとは悪口ではありません。特性であり魅力的な政治的なリーダーや成功する起業家にはそういう特性を持った人がけっこう多い。
他にもよく僕が見る人とか凄い人はいろいろいるが思いつく人をとりあえずあげてみた。