フィリピン考察記

+腎臓病の療養記 in MANILA

フィリピン人が海外で働くということ

(軽い体調不調が続いていて自宅療養中)

3月末から家庭教師に復帰してくれたW。それまで専業主婦をしつつ育児をしばらくしていたが彼氏(実質的な夫)が失業したこともあって復帰した感じ。

連絡をもらった時に僕は日本にいたこともってマニラで再会してみるとそこそこ困窮してた。以前にレッスンをしてくれてたおかげて僕はタガログ語の基礎が身についたこともあるし出来る範囲で支援をしていこうと思った。


家賃の滞納や友達や親戚からの借金。食費もケチって就職活動の交通費にもことかく状態。とりあえず家を追い出されるのを回避する為のお金などをいくらか貸した。

そうやって1週間くらいレッスンやらついでにメイド仕事やらお願いしつつも彼氏の就職活動は難航。フィリピンでは30才で就職での年齢制限に引っかかったりするみたい。いくら庶民の暮らしとはいえ給料なしで生きていくのはかなりキツイ。Wがいうには彼氏が海外に出稼ぎいくっていうのが『貧困から抜け出す方法』として1つのパターンらしいが、パスポートの取得費用などがないから困っているらしい。


僕は以前にも別の友達の出稼ぎのつなぎ資金を融資したことがある。担保なしの無利子なので実質的に金利分だけあげているようなものなのだけど、その友達は遅れつつも完済してくれた。今回も融資することに迷いはなかった。


フィリピン人が海外で働くことはOFWと呼ばれよくある話なのだがただ思った以上にハードルが高い。悪徳エージェントのカモにされるリスクともあるが意外な障害が『フィリピンの役所』だったりする。


パスポート取得に時間がかかりすぎる・・・。


まずアポイントメントをとる必要がありネットで出来るのだが、それが約3ヶ月待ち。しかも、そこでは申請して面接するだけなので、発行までには更に2,3週間またされるみたい・・・ホント役所が酷すぎ・・・日本ならアポはいらないし1週間くらいなものだろう。

(この手の改革はお金がいらないドゥテルテ大統領に頑張って欲しい)


そんな感じで彼氏のパスポート取得に推定4ヶ月かかり、その後でエージェントに申請していたら半年くらい軽く過ぎていくだろう。そこでMと話をしたのが彼氏が専業主夫をしてMがまず働く。その後でOFWが決まった段階でスイッチするのが今のところいいのではないかって。


僕はパスポート取得費用を貸したのだが、その時に生活費やら交通費やら計画を聞いてみたが彼氏は『あとは自分で何とかできる』という。収入がないのに出来るはずがないのだが、この辺りはフィリピン人の気質なのだろうと思う。結局は再び行き詰まるのだろうけど、僕としては織り込み済み。

次は壊れた携帯を何とかして出来ればWの就職用の服があるといい。Wは一昨年の火事で衣類などの大半を失っている。フィリピンの庶民は僕ら日本人が思う以上に大変だ。大家族が助け合いながら生活してるってケースも多いがワケありで家族に頼れない人も少なくない。


健康状態が良いのがせめてもの救いだ。

P.S. パスポート取得や就職活動にNBIって無犯罪証明書のようなものがいるらしいが、それの取得の時に同姓同名がいる場合はその確認に15日とか余計にかかったりするらしい。ホントに役所のシステムがクズだと思う。