フィリピン考察記

ほぼ文章だけのブログ

韓国の感染者数激増は幻影??

(3/1 追記:この仮説の前提になる特異度90% が疑義が出たので撤回します。また岩田医師も偽陽性の問題は今のところないと言っているので信じます。)


今回はフィリピンとは何の関係もない。ウイルスの割に恐ろしい話をしたい。

割に突拍子もないことを言うので外れていたらバカだと笑って欲しいし、素人の言うことだから気にせず、プロがあらためて同じような検証をしたらそっちを信じて欲しい。



まず『検査の精度』の話をしよう。新型コロナウイルスに関して感度の高い人は『検査の精度』に問題があることは薄々気がついている。『偽陽性』とかいう言葉も一般に聞かれる言葉だが、検査をして本当は陰性(感染していない)にも関わらず陽性(つまり感染している)といった結果が出てしまうこと。


(▼▼▼▼▼▼▼▼ 以下 少し、ややこしい話、飛ばしてもらってOK・・・▼▼▼▼▼▼▼▼)

X:感染している。感染していない。

Y:検査で陽性とでる。陰性と出る。

の2軸、4パターンがあり、感染している人の中で陽性と出る率を『感度』という。感染していない人の中で陰性と出る率を『特異度』という。あと陽性的中率と陰性適中率っていうのもあるが省略。

新型コロナウイルスのPCR検査では感度40%(未確認情報で70%)、特異度90%と言われる。


新型コロナウイルス|テレビ出演医師たちの虚言を暴く | 神宮外苑ミネルバクリニック


(▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲ いったんややこしい話おわり ▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲)


上のリンクによると、ダイアモンドプリンセス号の例でいくと、より精度が高い数値を当てはめたとして、約3500名を検査した中で検査で陽性と出た人が約500名。それを今の検査精度で割り出すと・・・。

◆A:検査で陽性ってでて感染していたって人が175名。これは正解。
◆B:検査で陽性ってでたけど実は感染していなかったって人が325名。←ここ重要。
 これは偽陽性って言われるケースで『無症状感染』なんて言われるのは実は本当に感染していなかった可能性はそれなりに高い。

◆C:検査で陰性って出たけど、実は感染していた。75名。
 これは陰性と出るので帰宅したりするのだが、実は感染しているので後で発症して再検査で陽性と出たりしやすいケース。

◆D:検査で陰性ってでて、本当に感染していない人。2925名。
 圧倒的に多いのはこの人達。


だが、実際と違う結果がでるBとCはその後の対応に悪影響を与える。陰性と出て感染していれば(C)『私 陰性だったから大丈夫』と友達と食事したり感染を広げてしまうことがある。感染していないのよう陽性と出てしまった場合は隔離の延長したり本人も不便だが、公表数字としての数字にもカウントされる。これが厄介。

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世間的にクルーズ船の感染者数は約700名ということになっている(2/26時点) その中の約300名は理論上は感染していない。かなりの数字。

日本は検査を重視せず、医療崩壊を防ぐことを重視して、初期症状の人に自宅療養をするように促している。それは単に医療リソースをそちらに注ぐという意味だけではなく、検査精度が低いことのデメリットを考慮してのことだと思う。


一方で韓国は真逆の方針。ガンガンと検査をする。南部の宗教団体での集団感染が見られた。感染者の追跡を徹底して、信者で無症状の人も検査しまくっている。そうするとどうなるか。偽陽性の人が続出する。するとどうなるか『これはマズイ!』となって信者のリストを入手して、『全信者20万人を検査する』と大統領が言い出した。

https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2020/02/82-3.php

僕は朴槿恵さんのSARS対応を今の文大統領が批判してその対応の違いを強調したいばっかりに終息するような楽観コメントを出したりとかそういう政局的なことにはそれほど関心がない。

ただ韓国にはKCDCという(アメリカみたいに) 疾病管理局みたいな組織があって、検査精度とか検査しすぎることの問題点について知らない訳がない。僕の予想では日本でも普通に思われているように『検査はどんどんすべきだ』という素人考えで文大統領が(東日本大震災の時の管総理のように) リーダーシップを発揮しようと暴走してしまったのだと思う。

検査がダメなのではない。症状が出て肺炎とかを発症しているケースでは検査すべきだろう。だが症状がない。もしくは症状が軽い場合に検査をしてしまうと偽陽性が大勢でてしまう。

それを前提に隔離とか検査を増やすってすると、更に『偽りの感染者』を増やしてしまう。

僕は専門家ではないので、詳しい計算方法は分からないが、ダイアモンド・プリンセス号のケースを参考に例えばザックリと軽症者も検査をして約9%の偽陽性が出るとすれば、1万人検査すれば、そこに『偽りの感染者』が900名生まれる。

だがここで疑問が生まれた。韓国の感染者数は約1200名。検査数は約40000件と言われている。仮に40000件で9%なら3600名は感染者が出ないとオカシイ。検査を同じ人に重複している可能性はそれなりにあるだろうが、それにしても数が違いすぎる(★)


(▼▼▼▼▼▼▼▼ 以下 脱線して考察する。飛ばしてもらってOK。・・・▼▼▼▼▼▼▼▼)


僕は計算の前提を見直すことにした。

上で紹介したブログの仲田医師のいうように『特異度をSARSやMERSのように90%として良いものだろうか??』・・・素人の僕が言うのも『何だが違う気もする』

例えば軽症者を検査する場合と、重症者を検査する場合で、特異度は変わってくるのではないか?? たとえば軽症の場合は採取できるウイルスが少ない。重症の場合は多いだろう。重症であるほど精度が上がるはず・・。ウイルスを採取して培養する検査と聞いている。SARSやMERSが今回のCOVID19より致死率が高い。COVID19はそれに比べれば軽症が多い。

それにしても『ウイルスの偽陽性って何なんだ??』っていう疑問も生まれた。そもそもいないウイルスを培養したら、ウイルスが見つかるって素人目で不思議に思えた。いちおう検索してみたら『キャリーオーバー』という言葉が出てきた。僕の勝手な解釈だと『少しのウイルスを培養して検査するのを繰り返すうちに他のウイルスが付着してミスしてしまう感じ(コンタミ)』・・・とりあえず何となく疑問ははれた。

特異度に関してはこの記事が参考になると思った。
https://www.buzzfeed.com/jp/naokoiwanaga/covid-19-sakamoto

『感度と特異度はトレードオフの関係にある』という記述。僕の解釈ではウイルスを培養するのに時間をかければ少ないウイルスを増やして発見しやすくなる『感度が上がる』が、仮にコンタミがあった場合にも検出して偽陽性を生んでしまいやすくなる『特異度を下げる』

そんな訳で韓国は、感度を調節したということもありそう。

そういえば仲田医師のブログにも『中国は感度の悪さを勘案して(中略)PCRで陰性でも肺炎像があれば新型コロナと診断して隔離する』といった記述があった。

(また有病率によっても検査の精度はかわってくるらしい)・・・ややこしくなるので省略。



▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲ 脱線しての考察おわり ▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲


僕は韓国がどのような検査基準にしているのかは分からない。だが、検査精度が低いことはどの国でも同じだろう。なぜなら精度が高い良い方法があれば国際間で共有されると思うから。

そんな訳で韓国でガンガンと検査をしている話に戻る。

仮にこのまま韓国が大量に検査をしていく方針を続けた場合。上(青字で書かれた部分★)では検査数の9%を疑陽性と仮定したが、実数に近づけて検査数の2%の偽陽性が出ると仮定する。
韓国の感染者数約1200名に対して、既に800名が偽陽性であるという前提ではあるが、前述の仲田医師のクルーズ船試算でも約3500名の検査で陽性が約500名の内約300名が偽陽性であろうということになっていたので、キリの良い数字としてはそう悪くない気がする。

そうすると4000件/日の検査を続けるとして、1日あたり80名の偽陽性・・・つまり感染していないにも関わらず感染者としてカウントされる人が出てくる(1%と仮定したら40名)

つまり韓国は今後、実際の感染の拡大とは別に、1日80名の(偽陽性)感染者を増やし続ける(検査を止めるか減らすかするまで) ということに計算上はなるように思う。実際には本当に感染している人の数が加わる(ちなみに仮に信者20万人を全て検査したとして偽陽性が+4000名)

そんな訳で素人の試算ついでに、このペースでいけば、2月の5日~7日で感染者数が2000名を越えるはず・・・その多くが偽陽性という幻の感染者によって。

日本は逆に検査をしないことで感染者数は実際に感染している人より少なく出る。だが僕は日本の選択の方が正しいように思う (後で国際的に推定感染者数を推計すべきだろうと思う)