KOYA(マニラで子供らと遊ぶ)

庶民エリアにコミュニティスペースを作ってみた。

一時帰国からフィリピンに戻って来られるか?

3月1日~11日でマニラから三重県に帰省する予定です。

フィリピンに無事に戻ってこられるだろうか?(フィリピン政府が入国禁止にしないだろうか)っていうのが気がかりで、前回は『日本より感染者が増えた韓国が参考になりそう』という記事を書いた。今回はその続き。

manisen.hatenablog.com



フィリピン政府は『韓国南部からの入国を禁止』にしました。あとシンガポールなど他の国や地域の処置も検討しているようです。

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僕は今回は普段の用事とは別に実家に帰らなければいけないので、仮に日本からのフィリピンへの入国が禁止されたら、いけそうなら旅でもしようかと検討しています。その為に家賃を早めに払った上で、大家さんに呼びのお金を預けておくつもりです。旅に関しては観光客が激減して打撃を受けている宿泊業などに少しでもお金を落としつつ、空いている観光地を楽しめたらと思う。

『そんな感染の危険があるのでは??』というあなた。

日本で満員電車に揺られて通勤していませんか?・・・空いている観光地で場所や時間を選べば今のところ感染リスクは低いと思っています。もっとも感染が更に拡大したり、僕の体調がイマイチだったらやめますけど(先週、事故をおこし自宅療養中です)

ちなみに高山医師によると、積極的疫学調査では飛沫感染よりむしろ接触感染が主である可能性が高いらしいです。

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さて本題です。僕は韓国全土にしなかったことに少し安心しています。フィリピン政府は冷静に判断していると思いました。おそらくは日韓ともに感染が拡大しますが、日本も場合によっては踏みとどまる可能性があると思いました。

韓国の南部で約1000名が1つの目安になるでしょう。幅をもたせて500-1000

日本は全体として189名です。もちろんクルーズ船は省かれていますが、もしフィリピン政府がそれも込みにしていたら日韓ともに国ごと入国禁止にしていたでしょうから除外して考えていいと思います。

多いのは部分的に感染が広がっている北海道、東京周辺、僕の実家がある三重県は1名ですが、同じ中部国際空港がある愛知(25名)と同じエリアにしておいた方が良さそう。

今のペースで愛知県・三重県を含む中部エリアで感染が広がれば、僕の雑な試算では3月11日の時点で80名~200名、、ちょっと先なので振れ幅が大きいが、十分に入国禁止ラインを下回る可能性があると思います。これが崩れるのは韓国南部やイタリアのようなスーパースプレッダー(SS)が出た場合です。その場合はそれが中部エリアでなくても関西や関東であっても影響が出ます。またSSが早い段階ででるほどそうです。

以上は予想です。

ただもう少し考察してみようと思う。

『フィリピン政府が冷静な一因』
『入国禁止にあまりしたくない理由がもう1つ』


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『フィリピン政府が冷静な一因』

次にフィリピン政府が冷静だという1つの背景に『国内の感染が抑えられている』ということがあると思います。フィリピンは比較的早い段階から中国武漢市からの入国をストップしました。そのかいもあってか国内では3例しか感染がでていませんし、感染が疑われている人達も次々に退院しています。

僕としては暖かい気候が幸いしたと思いつつも、フィリピン国内で小規模に感染があって、それが自然に終息していくのだろうと見ていますが、感染が少ないことでフィリピン市民はかなり楽観的に状況をみています。

最初でこそマスクをつけている人が増えてきましたが、徐々に元に戻りつつあります。中国武漢でのセンセーショナルな映像も徐々にニュースバリューを失いつつあります。

仮にフィリピンの感染者が徐々にでも増加して30名くらいになっていたとしましょう。フィリピン人も新型ウイルスは怖い。政府には『感染者を入国させるな!』という圧力が強まります。理屈の上では国内に感染者が少ない方が感染者が多いより入国禁止にする意味はあるのですが、実際には日本みたいに感染者がそこそこ増えている状態の方が『とにかく外から入れたくない』という世論が形成されやすいと思う。

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『入国禁止にあまりしたくない理由がもう1つ』

 
フィリピン政府にとって感染症から国民を守ることは大切なことです。かといって入国禁止にすることで例えば日韓からの観光客からの収入が減って観光業がダメージを受けるのも悩ましいものです。ただでさえ中国の客がいなくなり、観光業は悲鳴をあげていると思う。

そういった理由はありますが、理由はもう1つある。

それは『自国民を隔離しないといけなくなる』ということです。入国禁止にした国とはいえ自国民や永住権取得者は別です。入国させない訳にいきません。そのままではいけないので通常は隔離して14日様子をみます。悩ましいのはこの隔離が一般が思っているより簡単ではない。相部屋に入れてしまえばその中で感染が広がる可能性がある。フィリピンの検査体制もそれほど整っていない。隔離施設も多くは用意できない。

例えばイタリアから入国禁止にすれば、そこから帰ってくるフィリピン人の数はしれていますが、ですが中国・韓国・日本となると相当な数。いまでもそれなりに大変だろうと思う。なので感染が広まらないのであれば、できるだけ入国禁止エリアは少なめにしたいって思うのは自然だろうと思う。

ここでも『現在のところ感染が抑えられている』ってことが次の楽観論を支えることになります。

たぶん、僕はフィリピンに戻ってこられる。まぁ予測半分と期待半分ですけどね。