KOYA(マニラで子供らと遊ぶ)

庶民エリアにコミュニティスペースを作ってみた。

カルティマール市場

今朝はバイクでパサイにあるカルティマール市場に行ってきた。そこは日本人にも割に知れた市場で椎茸とかサヤエンドウとか珍しい野菜なども売られているキレイめな市場。
 

ペットショップやTシャツなども売られていて市場の敷地としては広いが、果物や魚介類が売られているエリアは特別に広いわけでもない。僕が現地に到着したのは午前6時半。日本食材などが売られているお店は午前7時に開店らしく先に穀物や野菜など売られているものをチェックしてみることにした。


◆日本米の話

まず気になったのは『日本米』・・・ローカルな市場ではそれが売られていることはまずない。売られているのはジャポニカと書かれたものP85/kg(形はフィリピン米に近い)と、ジャパニーズライスと書かれた日本米P110/kg(形は日本米の楕円形)。6件くらいかな米屋があるのを漠然とみた後でその日本米の産地を聞いてみることにした。

僕:『この日本米はどこ産ですか?』
店主(推定):『えっと・・・・神戸(だったかな・・少し自信なさげ)』

僕:『袋を見せてもらえますか?』

僕は産地や品種を確認したいと思ったのだ。店主は『OK』といって店の中に案内してくれて『ササニシキ(5kg)と書かれたビニール製の袋』を見せてくれた。

ここで疑問がわいた。『市場でこんな小袋で仕入れるのだろうか??』・・・いままで25kgの大きな麻袋で売られているのはよく見かけたが5kgの小袋は見たことがない。それにわざわざ店頭で他の米と一緒に量り売りをするだろうか??もし僕なら5kgなら基本的にそのまま店頭に並べる。

店主にいちおう礼を言って他を見てみる。


次の店では最初からこう聞いてみた。

僕:『この日本米は中国産ですか?』・・・値段は同じP110/kg

店主B:すぐには答えず『あぁそうだよ』

僕:『袋を見せてもらえますか?』

同じ流れ・・・ただしその店主が見せてくれたのは25kgほどの麻袋。そこには中国語で何やら書いてある。おそらくこっちが正しいのだろう。前のお店は産地を偽った。観光客とか素人の出入りが多い場所ではよくある話だ。


ちなみに僕は別のお店でP80/kgで中国産の日本米を2kg買った。フィリピンで買う中国産は日本で買う中国産より安全基準が低そうで・・・もしくは基準値以下でもワイロとかで通過してそうな悪いイメージがあるが、ためしに食べるくらいなら問題ないだろう。
 
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◆マグロの話。

この市場にくる日本人の一番のお目当てはマグロだろうと思う。他の市場では見られないがここでは刺身用に切り分けても売られている。値段を聞いたらP550/kg・・・日本よりは安いのかもしれないけど、これは本マグロではなくキハダマグロ(確認済み)・・・僕の相場感覚としては高い。

僕はローカルな市場でたまにキハダマグロを刺身用に買う。そこだとP300〜360/kgが相場。刺身用に切り分けてあるとはいえ、交渉余地ありありの日本人向け価格だと思った。

僕はスルーして、別の場所でマグロを買ったのだが、それはカルティマールから徒歩5分ほどのローカルな市場。実はこっちはあまり知られていないがむしろこっちの方がデカイ。そこでの相場はP350/kg・・・まぁ普通。サーモンが頭しか売っていないド・ローカルな市場と違ってサーモンも普通にあるし魚種も豊富だ。

そこで僕の目に入ったのは『マグロの中落ち』

右隣には普通のマグロのブロック。左隣にマグロの中骨とそこから身が削がれたものが置いてあった。そのマグロの中落ちらしきものをよく見るとスジも少ないしわずかだがサシが入った部分もある。刺し身にするには悪くない。そこで値段を聞いてみると・・・。

【P190/kg】・・・安い。正直なところ凄く安いって思った。

一般的なフィリピン人はマグロのその部分をあまり調理しないのかもしれない。

そこで1/2kgほど欲しいと言って、キリの良いところでP100分だけ購入した。

帰宅してから冷やし。更に冷水で軽く洗い。更にスジを除いて切り分け『ねぎとろ状態』にして食べた。たぶん500gくらいあるからネギトロ丼としては3杯分くらいはある。それがP100・・やっぱり安いと思う。

こんど行ったら2kg買って、冷凍とかしようかな・・なんて考え中。


※ちなみにカルティマール市場では出来立ての豆腐が売られている。写真はそれは冷奴にしてすりゴマとフライドオニオン(マレーシアで買った) と味噌をのせたもの。