KOYA(マニラで子供らと遊ぶ)

庶民エリアにコミュニティスペースを作ってみた。

(第16話) 血液検査はいくらかかる?

9月の一時帰国にむけ観光ビザの延長に行ってきました。最近は散歩以外で出歩くことを控えていた為か遠出すると思ったより疲れます。腎臓病には良くなさそうなので無理は最小限にしたいところです。

さて日本で腎臓内科を受診するまでは腎臓の痛み具合とかが分からないのですが最近気になっているのが尿の量が減ってきていることです。前から水(というよりお茶)を多く飲むようにしているのですが、当然それにあわせて尿が増えます。でもここ1週間くらいはそれほど尿が多くありません。

ネットで調べてみると『悪い兆候』っぽいです。腎臓の濾過機能が落ちると尿量も減るのだとか・・・軽く落ち込みます。

いっぽうで逆に尿の泡立ちが減っているのも気になります。尿の泡立ちはタンパクが多いことの目安となるのですが、尿の量が減っている(尿が凝縮される)にもかかわらず泡立たないのは不思議です。尿蛋白自体が減っているのならそれは『良い兆候』のはずです。


体調は良い時もあれば気持ち悪くてベッドで横になることもあります。ここ3日くらいは立ちくらみが減ったかも。逆に外で歩いていて疲れることは少し増えたかも・・。



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さて一時帰国するとはいえまたマニラに戻ってきます。尿検査や血液検査はときどきして経過観察はしたいものです。尿に関しては試験紙を注文してあるので『尿蛋白・尿潜血』と『尿のPH』は自分で計れるようになります。

逆に血液検査は病院に行くしかありません。日本だと通販で7000円くらいで出来ます。ちょっと高いけど手軽さと健康保険がもともと使えないことを考えると選択肢としてアリかな??なんて思います。フィリピンだと検査専門の所があるようなのですが、とりあえず近場の診療所でいくらくらいかかるか聞いてきました。


まず住んでいるビレッジのゲート近くにある診療所。そして近くのモールの中の診療所。それからギリギリ徒歩でいける庶民の集まりそうな診療所。その3ヶ所に行った。

値段はまちまちで、どこも尿検査はしてないって言われた。血液検査は1項目180〜250ペソくらい。不思議なのが血液検査で5項目するのも1項目も手間はほとんどかわらないはずなのに値段が約5倍することです。

血液検査なんて日本だとかなりの項目数があります。それこそ献血センターでしてもらえるレベルのものでも20項目くらいあるんじゃないかな??とりあえず尿酸値・クレアチニンなど最重要な5項目をしてもらうことにした。ゲート近くの診療所でここだけセット料金があって800ペソ。だいたい1800円くらい。

明日の朝にしてもらって翌日の昼にわかるらしい。後日なので近いに越したことはない。何か結果が手書きで届きそうでミスとか心配。でもこの値段なら月1回くらいしてみるのもいいかも・・。

それでもモールで働くフィリピン人の2日分の日給に相当するので庶民にとっては高いのだろうと思う。もっと安ければ毎日でもはかって食物やサプリや運動との因果関係をチェックしたいのだが・・・。



フィリピンでも日本でも血液検査の基礎項目は機械を使ってシステマチックにして、年4回くらいは無料で出来るようにした方が、結果的に国民は病気を早期発見できて医療費を下げられると思う。

医療の分野においては『国民を健康に』という理想とは裏腹に『医療で儲けたい』という力学が働くので難しい。腎臓病も治療法を研究してくれている人達もいるが、製薬会社にしても病院にしても『人工透析がどんどん増える方が儲かる』のだろうと思う。それぞれの医者はまじめに取り組んでくれてると信じているが、病院経営者としては『自宅で簡単に人工透析ができる機械』なんて開発して欲しくないんだろうなぁ・・って思ってしまう。

これを書いている時の体調がイマイチなので少し意地悪になっているかも・・・。