KOYA(マニラで子供らと遊ぶ)

庶民エリアにコミュニティスペースを作ってみた。

(第2話) 腎臓病について調べる

『腎臓病らしい』と分かった僕はこの病気について調べ始めた。ひとくちに腎臓病といっても様々なタイプがある。僕は専門医ではないのでそれぞれ詳細に知る必要はないが『自分の病状については知っておく必要がある』と勉強をしながら思った。

僕は『自分の主治医は自分がする』という基本方針をたてた。もちろん医者になるとう意味ではない。どういう治療を受けるのかどの病院を受け、どの医者に手術を頼むか、そういった方針を自分自身で決定するという意味だ。

患者に『自ら病気と向き合う』という姿勢がないあるいは『病気は医者が治すものだ』という意識を持っていると様々な問題が出てくる。例えば腎臓病でいえば『食事療法の重要さ』を認識しなくなる。食事管理は簡単ではないが甘くみていると病気はドンドンと進行していくだろう。また別の問題としては『医師に詳しく説明してもらえない』ということだ、『その治療の目的や効果・あるいは副作用など』を医師が1から10まで説明する時間はない。患者に基本的な知識があればスムーズに説明できても、ない場合は説明を省略したりしてしまうのは仕方ない。

また『他の病院でどういった治療がされているのか』などを知らないと『その医者がヤブ医者であっても見抜けない』・・・効果の薄い薬や、本来なら他の病気との兼ね合いで使ってはいけない薬を使われるってケースはたまにある。医者の誤診や医療ミスで体を壊されたとしても裁判で勝つのは難しいし、そもそも勝ったところで健康な体に戻れるワケではない。

だから医者と話をして疑問があれば的確な質問ができる位の知識はつけていきたい。



今の時代は便利だと思う。ネットで多くのことが調べられる。腎臓病の基本的な知識はネットに出ているし、関連書籍はネットで買える。あと重要だと思うのが『患者本人のブログ』・・・それらを見ていけば自分がこれから受ける検査や治療がどうなのかを比べられる。

またヤフー知恵袋などで質問もできる。もちろん素人の思い込みで回答する人もいるのでリテラシーは必要なのだが、たまに専門医が回答してくれたり、参考になることは多い。ただ残念なのは病院のWEBサイトは説明が少なすぎ。患者にとって病院選びは時に生死を分ける。どんな医者がどんな方針でしているのか?どんな機器が揃っているのか?調べる人は調べて病院を選ぶ。それだけWEBを軽視していて閉鎖的な医療業界といった感じがする。


さて僕の場合は6月1日に人間ドックで尿検査(タンパク2+、潜血+)あとクレアチニン1.21などの結果が出ている。メタボではないし、心配していた糖尿病は問題ないようだ。少し尿酸値が高いので将来的には痛風のリスクもあるが今のところは問題ない。あと炎症と腎臓の項目に異常値が見られるのと、胆嚢ポリープがあるみたい。

胆嚢ポリープについては肝血管腫を疑うので消化器内科を受診するよう検査結果にはあったが、僕が調べた限りではその多くは良性であり、またAFPの数値が低いことから、肝ガンのリスクは低いものと思っている。経過観察はした方がいいが、やはり腎臓の方が今は心配だ。

腎臓に関しては9月18日〜29日に一時帰国するのでその時に専門医を受診するつもりで、病院の選定をしているところ。その際には『蓄尿検査』と『クレアチニンクリアランス』の2つの検査を受けたいと思っている。もちろん病院の方針にもよるが、海外在住で健康保険に入ってない僕は全額負担となる。入院の必要な腎生検については、できれば受けたくない。ただし検査結果次第ではその限りではない。

腎臓病の病状についてはその検査結果をみないと分からないが『IgA腎症』の可能性が高いと思っている。まず糖尿病ではないので糖尿病腎症はないだろうし、エコー検査では何もなかったし痛みもないから水腎症でもなさそう。尿酸値は少し高いものの腎風腎になるほどではないと思う。その他に遺伝的な要素も低く、急性腎炎は子供がほとんどらしい・・・・やはりいま多いと言われている『IgA腎症』というのがシックリくる。

あとIgA腎症と思われるポイントとしては尿に潜血があること。それとここ2年くらい風邪に引くやすく熱がでること。基本的に免疫力が下がっているのは分かる。またもう少し遡ってみると推定6年前にも蛋白尿(+)が出ていて、その前後に2度けっこう辛い気管支炎になったことがある。僕はその時の気管支炎が腎臓病の引き金になったと推測している。

IgA腎症については現代の医学ではまだ詳しく分かっていないようだが、鼻炎や扁桃腺炎といった時に体を守る免疫機能らしく。IgA抗体は本来は人間の体を守ってくれるらしいのだが、それが異常増殖してしまい腎臓に溜まるといった感じらしい。イメージ的には花粉症みたいなもので、IgA腎症はおそらくは『自己免疫機能の病気』ともいえそうだ・・・ちなみに半分は患者ブログなどの受け売りで半分は僕の推測だ。

とりあえずIgA抗体が出来る要素『風邪を引かない』とか『歯周病にならない』ということは重要なのだろうと思う。そこで調べて『ビタミンC』を飲むことにした。これは風邪の予防に有効らしい。


腎臓病に良さそうなサプリはまた次回にでも。