KOYA(マニラで子供らと遊ぶ)

庶民エリアにコミュニティスペースを作ってみた。

新型コロナウイルス 3/29の雑感

とりあえず個人的には平和な日々です。

電気も水もネットもある。外出できないのは残念だけど、洗濯も料理も普段からしている。食材は平時から隣の集落を支援できるように多めに備蓄してある。その上、支援物資として買ったものも外出禁止によって渡せなくなり、家にある。

【主な食材】コメ(推定15kg)・パスタ2kg・インスタント麺(ほぼ1箱)・ツナ缶・コーン缶・パエリア缶(ほぼ1箱)・牛乳(1L ✕ 8)・ジュース(1L ✕ 10)・ハム1kg・ベーコンとソーセージ各300g。冷凍野菜(推定2kg)。シリアル類(推定3kg)。その他、乾物、チーズ、チョコ、お菓子 etc...。

例えば1週間後に不足するとしたら野菜・果物・パンだが、贅沢を言わなければ備蓄分でまだそれもしのげる。庭に少量ではあるが韮もある。

他にもアルコールやトイレットペーパーも普段から買い溜めしてある。

 

加えて、納豆は作れるし、必要であれば小麦粉があるのでヌードルメーカーで製麺もできる。フィリピンペソも新コロが問題になり始めた頃に増やしたし、大家さんに頼んで銀行で両替もしてもらい更に増やし、G-CASHを始めることで集落の友達の支援も再開することができた。

また大家さん家族が中庭を挟んだところにあり、必要であれば会話もできるし、シニガンをもらったりパスタを持っていったり交流できる。予想以上に僕個人は今回のクライシスにダメージを受けていない。


ただフィリピン人の友人・知人の中には深刻なダメージを受けている人達もいるので、それなりに支援しているので少し支出は増えたけど、別に普段から贅沢はしないからそのくらいのおカネはある。

 

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さて今日は【1:数字の中身】って話と【2:新コロのニュースに僕らは神経を尖らしている】って話をしようと思う。

 

 

【1:数字の中身】


新コロにおいてはフィリピンも東京も感染者数が増えている。

A:東京の場合は感染者数がドンドンと増えれば都市封鎖もありゆるってことで小池都知事が記者会見をして自粛を呼掛けたりしている。にも関わらず東京の新規感染者数は60名ほどに増えている。

感染者の増加は『人間の命』や『病院のキャパ』にとっては残念なことではあるが『都市を封鎖しなければならないのか?』あるいは『東京で感染爆発があるのか?』という意味においては中身が大事。

それは『市内感染がどれだけ増加傾向にあるか?』という点。東京の場合は約半数が院内感染であり、市内感染の増加傾向に変化が生まれた訳ではない。院内感染はそれ自体が全体を捕捉しやすいからだ。


B:フィリピンの場合。こっちも感染者数が急激に増えてきている(3/27に約100名増えた) 前日より大幅に増えたから。マスコミが勉強していたら政府にちゃんと質問するのだろうが、そういうのがなかなか見つからずイライラした。これは都市封鎖を1ヶ月で解除できるかどうか(もちろんその裏には感染爆発の危険がある)にとっては重要で、そろそろ封鎖から2週間が経つので封鎖の効果を期待していた僕らにとっては驚きであった。

僕は原因を探したがフィリピン当局の情報開示がイマイチで原因はわからずじまい。新規の感染者がどのエリアなのか??あるいは院内感染なのか、集団感染なのか、あるいは検査キットの精度の問題なのか(そういう報道があった) それが分からなかった。

その翌日(3/28)に更に300名ほど増えた。これには驚いた。予想外。ただ政府の報道官?から原因として【検査体制の拡充によるもの】といった説明があった。

詳しく知りたいところだが、それでも理由が知れて良かった。今までから感染者が急激に増えた訳ではない。今までの検査体制が弱く、感染者の発見が遅かっただけという解釈でいいと思う。それはつまり、積み込まれた荷物の発送が遅れたようなもので、体制が整った直後は蓄積分だけ多めの数値がでるはず・・。

この体制が落ち着くであろう2日後くらいから感染者数の増加が収まるのかが見どころとなる。そろそろ封鎖の効果がでてもいいはず・・。

封鎖自体は経済的な損失や人の自由について犠牲を払いつつ、物理的に接触を断つ訳だから、それ自体に効果があることは間違いない。それでももし増えるとすればそれは僕たちが思っていた以上に既に感染が広がっていたことを意味するのだろうと思う。

感染が落ち着かない限りは封鎖解除は難しいだろうから、今後も注目していきたい。


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【2:新コロのニュースに僕らは神経を尖らしている】

ニュースには重要度の高いものと低いものがある。例えば愛知県で初死亡例といったものは、一般視聴者にとってはそれなりに気になることなのかもしれないが、感染爆発を分析する上では正直どーでもいい情報。それは感染者がそれなりに増えれば死者が一定の割合で出てくるのは自然だからだ。

僕らは新コロのニュースに敏感になっている。インフルエンザでは1万人くらい感染してもニュースにはならないし、1000人くらい死んでも例年通りなので誰も気に留めない。新コロの場合は爆発的感染拡大が警戒されるとかいろんな特殊性があって100名未満の死者でもみんなが怖がっている。

フィリピンにおいても都市封鎖がされ飛行機が止まったりしてみんなな新たなニュースに神経を尖らせている。それを僕が強く感じたのがNAIAにおける飛行機事故のニュース。

これはチャーター機で患者を東京に運ぶ時に離陸時に事故をして乗務員や医師も含め8名が死んでしまったという事故。これはTwitterでまたたく間に拡散された。

だが、たまたま乗せていたのが(おそらく新コロの)患者 というだけで、基本的には小型チャーター機の飛行機事故に過ぎない。これがもし、平時においてのニュースならここまで拡散されることはなかっただろう。このくらい少人数の事故はときどきおきているから。

僕らはそれだけ新コロのニュースに神経を尖らせているのだろうと思う。