KOYA(マニラで子供らと遊ぶ)

庶民エリアにコミュニティスペースを作ってみた。

マニラの封鎖が始まった。

いよいよメトロマニラの封鎖がはじまった。

とりあえず1ヶ月間の我慢なのだが、当初はメトロマニラから外に出られないだけのつもりが、封鎖レベルが1から2になったみたいで、原則として同じエリア内の移動(用事がある場合)みたいになってしまった。

個人的には備蓄もあるし同じ敷地内に大家さん家族もいるし、自炊はしてるし、普段から半分は引きこもっているようなものなので、特に不便もないし全くといっていいほど困っていない。しいていえば観光ビザの更新だけできるか気になるくらい。

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だけど、周囲のフィリピン人達はそれなりにピンチの人達もいる。

大家さん家族はもともとオンライン英会話の講師だったり子供らもIT系でネットで仕事ができたりの率が高いから特に問題なさそうだが、庶民層の知り合いはそうもいかない。

まずたまに大家さんの家でメイドをしてるGが本業の食堂が閉鎖され失業。僕のところに週1日くらいDIYアシスタントとして来てくれてるCも本業がとりあえず1ヶ月休み。彼らのように日当で働いている人は仕事がないと給料もなくなる。まさに『NO WORK NO PAY』の世界。しかも貯蓄もあまりないので『NO MONEY NO FOOD』になってしまう。

加えてフィリピンの庶民層にとっては大家族がセーフティーネットになっている。フィリピンにも社会保険(SSSというらしい)みたいな制度はあるにはあるらしいが、個人事業で雇う食堂などであるとは思えない。政府が打ち出す支援がなかなか届きにくい層でもあるように思う。

正直なところ僕は制度に詳しくないが、失業した彼らが『国から手当がもらえるから大丈夫』って言っているのを聞いたことがない。『どうしよう・・・』ってなっている。

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とりあえずGにはコメと野菜とかを分けてP1000あげた。大家さんからも臨時で雇ってあげて欲しいと言われ、臨時でメイドをしてもらうことになった。が、翌日、ビレッジの警備員に止められ『マスクがないことに拒否された』らしい・・・と後で聞いた。少し歩くには遠いかな・・とは気になっていたが、まさかそこでダメとは思わなかった。

僕の方からマスクを届けにいこうかとも思ったが、大家さんから危ないエリアに住んでいるから行かない方がいい。マスクは市場で買えるからと言われやめた。大家さんには『もしGが来て僕がいなかったら中庭の掃除を頼んでおいて』と伝えた。とりあえず1日なら何かしらしてもらうことはある。

僕がいたらジャスミンティーをTバックに小分けしてもらったり、雨合羽に防水スプレーを振ってもらったり、ヌードルメーカーで製麺でもしてもらうかとも思っている。が、そういうのって本当に1日で終わる。それ以降あまりしてもらうことが、思い浮かばない。

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もう1人のCもそうで、彼には木工を主に手伝ってもらっているのだが、家具を作る場合に僕が大事なポイントだけしてCにヤスリがけとかペンキ塗りとかを頼むケースが多い。趣味でしているので作りかけで1週間くらい考えることもあるし、方法をかえて材料を買うまで数日放置ってこともよくある。なので週1日くらいが僕にとってはちょうどいい。

彼も約1ヶ月の失業なので、それなりに雇うことで支援はしたいが、何をしてもらえばいいのか正直こまっている。いまのところ倉庫整理みたいなこととかタスクを無理やりさがして週3日くらい合計12日くらいは何とかしたい。それ以上だと段取りとか僕の方にストレスが貯まるから、カネを貸す方を選びたい。


僕は幸いにも経済的問題はない。独身でフィリピンでほどほどの生活水準なのでお金もあんまりかからない。贅沢もそんな興味ない。だからこういう危機の時は何かしら困っている身近な人達を支援できればと思う。

ただし支援といっても少しむずかしい。集落にはまだ何人も友人・知人がいる。住人みんなを助けられる訳でもないし、あまり目立ちたくもない。また変にお金を配ってプライドを傷つけてしまったり、他の人にねだられても困る。

いまのところ漠然と思っているのがGの家族(業種的に夫婦共に失業してるだろう)は料理が上手なので10人分くらいの料理を仕事として発注するとかはありあのかな・・・って思う。

あと交通手段が限られているから集落から市場への買い出しも少し大変。集落内にお店はあるにはあるが・・。なので僕がよくいくエリアには様子をみて支援物資を届けることも考えている。ただしまだ序盤も序盤なのでまだ食べ物に困ってはいないだろう。Cに集落の様子を聞きつつ、行政が配給しても足りていない部分について検討することにする。


そうそう。この非常時において情報は大事。

僕はTwitterを主な情報源として活用している。僕の方からも役立ちそうな情報はあげているつもり。人の考え方に自分の意見をコメントすることはあるけど、意見が違っても悪意はない。原則として考え方は人それぞれでいいと思っている。