KOYA(マニラで子供らと遊ぶ)

庶民エリアにコミュニティスペースを作ってみた。

ボラカイ島閉鎖について

ボラカイ島に限らずフィリピンの島々は年々汚れてきている。


◆なぜ放置されてきたのか??

観光地であればビーチへの入場料などを取り、それらを清掃などにあてることでメンテナンスは可能。違法建築などは行政指導などで取り除くことが可能なはず・・・。下水にしても日本のODAで設置されていたようなので、ないワケではない。どうして『島を半年とか閉鎖』という結論にいたったのだろう??まだ情報が少なく疑問に思っている。

今までのツケが積み重ねられて相当なレベルになっているのだろうというのは理解できる。大胆に閉鎖することで周囲の島々(同様に汚れている)に危機感を与えるという効果もあるかもしれない(同時にフィリピンの島の汚染が深刻であるというアナウンス効果も・・)


◆ビジネスに関わる人達に配慮を

次に閉鎖する場合も、宿泊施設や従業員への配慮も同時に行ってあげて欲しい。ホテルを作ったはいいがいきなり休業を余儀なくされたら経営者や投資家は困るだろうし、従業員は生活に困る。

なので、休業期間中のビジネス関係の費用・手続きの減免。とか、休業期間中にホテルの従業員などを、島の清掃や下水道工事などに登用し雇用を確保してもらえればと思う。

フィリピンは役所も利用者の事情を考えないことが多い。おそらく環境省は雇用のことなど眼中にない。



◆根本原因は公共心のなさ

観光地として無計画に発展してきたことがあるが根本的には『フィリピン人の公共性のなさ』があると思う。多くのフィリピン人にとって『ゴミは道端に捨てるもの』になってしまっている。ゴミが多いところで人はゴミのポイ捨てに罪悪感を持たないようになるが、それに慣れてしまっているとキレイな海岸であっても気にせず捨てる。

1人のゴミは広い海岸からすれば小さなものだが、それが大勢で何年も蓄積されていくとゴミの量は相当なものになる。ゴミだらけなのは外国人観光客が増えたボラカイ島とかだけでなく、フィリピン人の田舎の島も同じ。キレイなのは『人口が少ない』からゴミの蓄積がまだ少ないというだけの話。

フィリピンは根本的に『ゴミのポイ捨て文化』を何とかしないといけない。

個人的には日本の小学校みたいに『子供たちが学校(公共の施設)を清掃する』っていうのを取り入れることで教育し、各地にゴミ箱を増やすべきだと思っている。ゴミ箱をおかずに『ポイ捨てに罰金500ペソ』なんてする方法はあまり効果がないスジの悪い方法だと思う。