KOYA(マニラで子供らと遊ぶ)

庶民エリアにコミュニティスペースを作ってみた。

洗濯の5分で終わらせる話。

ここ数日、落合陽一さんのYouTube動画を見ている。僕は頭が良くて世間の常識に囚われず自分で考えるタイプの人が好きだ。その点は西村博之さんに通ずる所がある。僕は彼も好きだ。

さて落合さんの変人ぶりを示すエピソードの1つに【レトルトカレーをストローで食べる】がある。彼によると熱いと火傷するから常温で、ストローで食べる為に太めのストローを使い、食べる前に具を手でつぶすなどしているようだ。1つ1つが合理的でやってみて工夫されたものだ。

こういう常識に縛られずとりあえずやってみるタイプの人は変人だ。ただ僕はこのタイプの変人で仕事としても注目される人が出てくることで変人自体の評価が見直されることにつながるのでは??と期待している。

人と違う行動をする人は変人に見られる。気持ちワルがられることも少なくないが、一般人が考えていないだけでそこにはそれなりの理屈や合理性があったりする。その可能性を少し考えてくれるようになるだけで、僕は少しうれしい。


僕は彼のような天才ではないが、それなりに変わったことをするタイプ。前置きは長くなったが、今回は僕がしている洗濯について話をしたい。


フィリピンにおいてはメイドが雇える。僕もたまに来てもらって掃除とかしてもらっている。でも洗濯は自分でしている。なぜならフィリピン人の洗濯はやたらと非効率だと思うから。手洗いで日本人の3倍くらいの量の洗剤を入れ、泡泡であらう。そして時間が凄くかかる。


さて本題。僕の5分で終わる洗濯方法はこうだ。


【1】衣類をまとめて桶にいれ水洗い・・・約30秒。


だいたい1回の洗濯でTシャツ3枚、タオル3枚、トランクス4枚、あとはシーツや短パンなどが少しそれに加わる。水洗いする理由は洗剤を減らす為。してみると分かるのだが、水をいれて濯ぐだけで水が濁る。それは汚れが落ちていることを意味する。僕の感覚値では汚れの2割は水洗いだけで流れていく。


【2】少なめの液体洗剤で洗う・・・約2分。


次に水を再度いれつつ液体洗剤を投入。液体を使う理由は粉だと溶けるのに時間がかかり溶け残る可能性があるから。そして少し高性能な洗剤を使っている。それで衣類がひたる位になったら揉み洗いをする。一般的な手洗いでは衣類1枚1枚するが、まとめてしても大差はない。要は衣類がどれだけ洗濯液の中で撹拌されるかの話。ただし洗う物がYシャツとかで襟を洗う場合などはこの方法は取らない方がいいだろう。あくまでTシャツやタオルとかの場合。


【3】濯ぎながら脱水機に・・・約1分。


次に濯ぎ。2での洗濯液を流してから、流水で揉みながら濯ぐ。トランクスとかハンカチとか小さいものから。それでその水はまだTシャツが入っている桶に入っていく。そうして水が溜まった段階で軽く揉んで、水を流す。それで次はタオルなどを流水洗いするのだが、その水を再利用することで洗濯液の濃度が下げることができる。濯ぎとは洗濯液の濃度を下げることだから、最初の濃い状態のTシャツを流水濯ぎするより、濃度が下がった状態から流水濯ぎをする方が早い。

ちなみにフィリピン人は洗剤を大量に使うので濯ぎにも時間がかかる。


【4】脱水機して干す・・・約1分。


次に脱水機。フィリピンでは晴天とか風が強い日にはあまり脱水機は必要ないのだが、雨季もあるので、僕には必須。生乾きは40代のオッサンにはキツイ。ちなみに天気が悪い時は抗菌性の洗剤を使っている。

さて今の人は脱水機など使ったことはないと思うが、脱水機のコツは1つ。衣類を平にならすこと。あれは遠心分離器の要領で水分を吹き飛ばすので衣類の配置が偏るとうまく回らない。でも気をつけるのはそれくらい。

脱水があるていど終われば干す。天気の良い時は日向に干したい。雨の時は軒下に。天気が微妙な時は半分ずつにして、リスク分散している。雨が降っても軒下のは濡れずに済む。

そして合計は約4.5分となる。


ちなみにフィリピン人は衣類を裏返しにして干すが僕は面倒なのでしない。あと折りたたむのも基本的にしない。Tシャツはハンガーのまま家にとりこみ、使う時にハンガーから外して使う。Tシャツをたたむ合理性は低い。ただしハンカチはシワにならないように干して畳む(これだけ例外)



だいたいの流れはこんな感じだが、その中でポイントが2つある。

【A】完璧主義を捨てローテーションを上げる。


僕の洗濯法はフィリピン人が丁寧に洗ったのに比べ完成度は少し下がる。(もっとも完成度を高めたければ洗う時間を濯ぐ時間をそれぞれ1分ずつ増やせばすむのだが) あえて完璧を目指さないのは少し洗剤が残っていても健康上問題ないと思うから。汚れはほとんど落ちていると思う。ちなみドイツだったかは食器洗いでも濯ぎをしないのだとか濯がずに布で水分を拭きとって終わりだそうだ(ある意味で合理的)・・・衣類の場合はもっと問題なしだと僕は思う。

それと汚れを溜めないことも実は重要。1週間の洗濯物を溜めると、汚れが染み付くほど落ちにくくなる。理想は毎日すること。だけどそこまではしてられない。なので普通の人がするよりは短期間で洗濯を繰り返している。それと暑い時期だと汗をかくのでTシャツとかを着替える回数も増える。


【B】衣類自体をフィリピンに合わせている。


僕が住んでいるのはマニラ。年中軽装でOK。僕もバイクに乗る時とかイミグレに行くときとかそういった特別な場合を除いてTシャツに短パン(+サンダル)が基本。必然的に洗い物は少なくなる。あと衣類は基本的に速乾性のものを使っている。機能性重視。けっきょく早く乾くってことは生乾きになるリスクも減らす。


ここまで読んでくれた人も少し飽きてきたと思う。なので詳しくは言わないが2層式の洗濯機は無駄が多く時間がかかる割にキレイにならない。そして僕が注目しているのは超音波式の洗濯機。洗濯液に衣類を入れバイブレーターを入れて撹拌させるというもの。非常に合理的。うまく応用されて欲しい。