KOYA(マニラで子供らと遊ぶ)

庶民エリアにコミュニティスペースを作ってみた。

独身中年の将来を考えてみた。

今後どういう生活がしたいのかを考えた。

HASEです。もうすぐ42才。そこら中に子供や妊婦がいるフィリピンに住んでいて日本でありがちな独身中年です。僕はこれから孤独な中年が日本でドンドンと年をとっていくと思い、フィリピンでそれでも楽しい中年生活(老後も見越して)を模索しています。


かといって『フィリピン+オッサン』でイメージしがちな若いフィリピーナを囲ってって話ではありません。テーマはいかにコミュニティを作るかです。


その前に日本の独身中年の置かれている現状について僕の見解をお話します。


◆日本の独身中年。

二十代の頃には彼氏や彼女がいた人も30才を過ぎた頃からコンパなどの出会いが徐々に減ってきます。気がつけば友人の半数は結婚し家を建てただの子供が生まれただの話で盛り上がり、友人の半分は独身で恋人ナシという状況に固定していきます。

そこから更に40才くらいになっていくと、職場以外での出会いが更に減ってきます。恋愛対象になりそうな人は既に配偶者がいることも多く、またかといって若い人に相手してもらにくくなる年令です。それで過去の成功体験はアプローチの失敗などで消し去りプライドを守るために恋愛にも積極的になりにくくなります。

30代の頃は『友達として気軽に食事でも』ってケースはありますが、40代になると、食事に誘うだけでセクハラとか嫌われるという事も出てきます。この年になるとそれ以外の必然がないとダメなワケです。


次のその独身中年がその先にどうなっていくかというと、お金はそこそこある(ない人もいるでしょうが、子供や配偶者などに使わない分は比較的たまる)、が、休日に遊ぶ友人もいない。子供も欲しいが相手がいないと始まらない。更に老人になって触れ合いに飢えたり病気や孤独死を心配するようになります。


僕は30代半ばの頃に縁あって英語を勉強しにフィリピンにきて起業やら試行錯誤して、今はこのコミュニティ作りを主に意識してやっています。(仕事は個人投資家として細々とやっていけています。それはまた別の機会に)



◆コミュニティとしてのフィリピンの魅力。

A:日本人とつながりやすい。

外国においては日本人は常に同郷という意識が働きます。マニラ在住の僕であればフィリピンに来た若者にフィリピンのことを教えてあげたりしますし、在住の日本人同士で集まったりってあります。現在のところLittle Japanという交流会を中心に活動しています。あとアトリエってシェアハウスも共同で運営しています。

記事の上の方に書きましたが、若者と友達的な付き合いをする時の必然性がそこに生まれたりします。もちろん教えることばかりじゃなく教わることも少なくない。


B:フィリピン人とつながりやすい。

フィリピンは格差社会です。フィリピン人同士でも金持ち層と貧乏な層が交友関係を築くのは難しいと僕は考えていますが、日本人の場合は割に幅広い層と友達になりやすい。ただしお金持ちの層とは英語力がないと難しく、貧乏な層と付き合うのはいろんなコツが必要です。

フィリピン人は仲良くなると実家に招待してくれたりします。また日本ほどは年齢を気にしません。あくまで日本と比べればですが。それと外国人に対してある種の憧れみたいなものやお客さんという意識を持っている人もいて、もてなしてくれたりします。下心のある人もいますが、大抵は善意からくるものだと僕は思っています。

僕の住んでいるところはフィリピン人の家の"離れ"です。留守の時は大家さん家族に荷物を受け取ってもらったりできますし、セキュリティー上も1人ぐらしより安心ですし、何かとフィリピンのことを教えてもらったりしています。また大家さんつながりで家庭教師と知り合うことが出来たり、そのあたりは家賃の額だけでは比較できないメリットです。逆に僕もいろいろと支援はしています。


◆どんなコミュニティを作っていくか。

現在のところフィリピン人と日本人の交流会Little Japanと、仲の良い庶民の友達、あと近くの集落の子供たち、シェアハウスを共同運営している日本人と韓国人の友達がいます。

【1】できれば将来的にはゲストハウスを作りたいと今でも思っていて、同じようにしてみたいって思っている人が出てくるのを(受身ではありますが) 待っています。でも、そうやってアトリエってシェアハウスははじまったので、まったく可能性がないとは思っていません。

その旅人用のゲストハウスと交流会を組み合わせ、日本人の旅人がそこでフィリピン人の友達を作ったり、ランゲージエクスチェンジを出来る環境を作りたい。それがプラン1つ目。

【2】2つ目は子供たちとのコミュニティです。日本とは違いこっちでは多くの子供が伸び伸びと遊んでいて、僕も大きなボールやらフリスビーを持って一緒に遊んでいます。人によっては『遊んであげている日本人』という印象を持つ人もいるでしょうが、遊んであげている感覚なのは3〜5才くらいの幼児で、7〜15才くらいだと普通の僕も楽しんでいます。ジムに行かずとも無料で運動になるし。

おそらく日本との違いは、その集落は子供も大人も多く、大人も知っているので安心して子供たちと遊べることです。日本なら誘拐犯だと警戒され簡単に親戚でもない子どもと遊んだりはできないでしょう。

ただそこの子供たちは貧乏で虫歯が多い。別ところで書きましたが、そこに家を借りて1Fを子供たちに日本語を教えたり遊んだりする場所。2Fをスラム的なところで活動してみたい日本人の若者が滞在できる場にできればって思っています。このプラン自体は協力者がいればそんなにお金はかかりません。家賃とか知れているし、人を雇うとかなると簡単にはいかないがそういう活動がしたいって若者待ち。


◆その上でどんな生活がしたいか。

今は一人暮らし。2ヶ月に1度、近隣諸国や日本にいく為にフィリピンを出て、またフィリピンで滞在という暮らし。一人暮らしはそれはそれで快適ですが、ここでシェアハウスをしていたときのような交流はありません。できてはその部分をゲストハウスで実現したい。若い頃と違い旅人が集うゲストハウスにおいても他のゲスト(若者)と友達になりにくい年令になってきました。そういう意味では関係者というのはゲストをもてなすという必然性があるのでもてなしたい。

次に今月からローカルなフィリピン人と一部ではあるがアパートをシェアしている。たまに泊まりに行くという感じなのだが、それはそれで面白い。シェアする家賃などたかだか知れている。それより一緒に食事したり生活を共にすることで得られる経験の方が貴重。

そんなワケで理想としては、1人暮らし(今は2部屋あるがもう少し狭い場所でも可)をしつつ、週2日くらいローカルなフィリピン人の家に泊まり、週2日くらい運営してるゲストハウスで旅人やらと交流する。それとは別で集落の子供たちと交友関係を築いていく。そんな感じ。

子供たちは純粋で、変に大人のフィリピン人と一緒に何かはじめるよりは、子供の頃から信頼関係を築いてきて性格とか境遇とか分かった上で何か一緒にする方が安心できる。老後はメイド的なことも誰かに頼みたいだろうし、事業する場合にも信頼できるフィリピン人というのは大事。もちろん、子供がいない僕にとっては擬似的な息子や娘達でもある。

仮に今後結婚したとしても、その辺りは両立できる。

5年くらいで資産も増やしてボチボチとフィリピンに還元していきたい。コミュニティ作りにタイミングを見て資金をぶっこみたい。なんて企んでいます。