KOYA(マニラで子供らと遊ぶ)

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(第22話) 糖質制限と心筋梗塞や脳卒中

『糖質制限ダイエット』が注目される中で賛成派と反対派の意見が分かれている。


先日テレビ番組で『100人の専門家が肯定的か否定的かを発表する』というものがあった。専門家とされた人達は医師・歯科医師・管理栄養士・ジムのインストラクターが主な構成だったと思う。

僕は『その中に本当の専門家はどれだけいるんだろう??』

と不思議に思った。全体的な傾向としては1:管理栄養士は否定的が多かったように思う。これは学校で『脳の栄養分はブドウ糖のみ』と教わってきた人が多いからだろうと思う。現在ではケトン体も脳の栄養になるという事がわかってきているが、そういった事をどれだけ知っているかは疑問だ。一方で自分のインストラクターは肯定的な人も多かった。それはライザップをはじめダイエット効果自体は身近に見てきてるからなのかもしれない。糖尿病や心疾患など関係する医師以外は耳鼻科であろうが歯科であろうが、ほとんど専門外だと思うのだが、医師の中でも実践している人は少なからずいた。自分がしてなくても肯定的な意見も少なからずあったように思う。



■糖質制限のデメリットと言われる中で今回は『心筋梗塞や脳卒中』いわゆる動脈硬化系の病気との因果関係について考えてみたい。


僕は無関係だとは思わないが、注意すれば回避できると考えている。というのは糖質制限をする上で『肉やカロリーは気にしなくていい』と言われるのでつい大好きなフライドチキンとかトンカツとかを食べ過ぎて動脈硬化が進んでしまっているケースがあると思うからだ。

そんな考えを持ちつつ、調べていたらこんなサイトを見つけた。


「糖質制限食」開始から3年2ヶ月後に脳梗塞になり、食習慣が発病を早めたと思われる症例。|脳梗塞・心筋梗塞の完全予防法|真島消化器クリニック



だぶん・・・この医師の意見は正しいのだろうと思う。



一方で同じ否定的な意見でもこんなのがある。元データを忘れたので概要だけサラッとお話する。


【否定的意見】糖質制限した人(Aグループ)と糖質制限していない人(Bグループ)の数年後を調査したらAの方が脳卒中や心筋梗塞で死んだ人の割合が1.2倍くらいになった。

といった感じのデータ。統計を見る時にいつも『他の条件を揃えるのが難しい』といつも思う。その否定的意見は一見すると正しそうに見える。ただしもう少し詳しくみないと正しいのかは分からない。なぜなら、糖質制限をした人っていうのは体重を気にしているデブの人である可能性が高いと思うからだ。

週刊誌を賑わす統計データというのは大抵は細かな検証がされないまま結果と出典先だけが示される。そういう部分に気をつけないとミスリードされかねない。


ただやっぱり投資制限を推奨している医者達も、マイナス面に目を向けて、それを認めた上で軽減するようにして欲しいな。

特に書籍類は出版社の意向もあって極端に書きすぎる傾向があるから。