KOYA(マニラで子供らと遊ぶ)

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(第5話) 腎臓病の食事制限の戦略

腎臓病について勉強するほどに『食事療法の大切さ』そして『難しさ』を感じる。食べた瞬間に気分が悪くなったりすれば『原因と結果がリンクする』ので避けようと思える。だが腎臓病については『自分の怠けや努力を実感するのは難しい』

 

ある管理栄養士が言っていたようだ『病院では食事療法が徹底できても、それを家庭で継続してもらうのは本当に難しい』と。患者およびその配偶者などが『どれだけ真剣に病気に向き合えるか』が腎臓を長持ちさせられるかと直結するのは間違いない。

例えば禁煙が大切だとわかっていても実際にそれを成功させる人は多くない。ダイエットもそうだ。腎臓病においては『タンパク質』および『塩分』の制限がまず大切になってくる。あとは『カリウム』や『リン』の制限が必要になったりもするようだが、僕の場合はまだ『浮腫』がない。それにいきなりアレコレと勉強するのは『面倒くさくなって逆効果』だと考えた。そこでそれらいちおう気にしつつも、まずは『タンパク質の制限』を中心に取り組むことにした。

[食事制限の戦略1] いきなり完璧を目指さない。→(続かなくなるから)

[食事制限の戦略2] 影響の大きいモノから。

まず制限が必要な栄養素の中では『タンパク質制限が大切』、次にタンパク質が多い食品を減らす。例えば肉や魚は多いのでとりあえず減らすことにした。タンパク質が多いといっても鰹節のように少量しか使わないものはあまり気にする必要はないだろう。主食のコメやパンは肉などに比べればタンパク質が少ないがそれでも毎食たべるので『少なめにした』

[食事制限の戦略3] 食べていいモノを覚える。
野菜類も全般的にタンパク質は少ない。基本的に主食を少なめにして肉を大幅に減らし野菜類が中心のメニューにすればまずはOKだと思う。それに加えてタンパク質をほとんど含まない食品がある。例えばコンニャクとかマロニーといった『デンプンがメインの食品』・・・それらをうまく取り入れれば食事の量自体は満足できるはず。いずれはホームベーカリーでパンを焼く時にコーンスターチを入れたりしてタンパク質を減らす工夫をしたい。


[普通のダイエット食との違い]
腎臓病の場合は全体的には食事の量が減る。ただ一般的なダイエットと違い『油』や『糖分』を制限するワケではない。むしろカロリーを取る為に積極的に取った方が良い場合もあるらしい。カロリーが不足すると体内のタンパク質を使ったりして悪影響が出るらしいから。なのでパンを食べる時もピーナッツバターよりはハチミツの方が良さそう。またバターもカロリーが高い割にはタンパク質が多くないらしい。少しずつ切り替えていきたい。


ぐうたらな人むけの腎臓病食の戦略
出来ることなら食べるモノ全ての重さを量りタンパク質の量を計算するといいのかもしれないが『そんなこと普通の人にはできない』と思う。なので『主食は少なめで野菜中心のメニュー』にまずして、僕が取り組みたいのは『3食中の1食を超低タンパク食におきかえる』って戦略。

具体的には『春雨とキノコと野菜』それに『コンニャクゼリー』みたいな。タンパク質がほとんど入ってないモノを中心にしたもの、1食を抑えればあとの2食は少し楽ができるはず。ぜひ取り組んでみたい。