KOYA(マニラで子供らと遊ぶ)

庶民エリアにコミュニティスペースを作ってみた。

フィリピン生活8年で何が変わったか。

僕がフィリピンに最初に来たのは2011年。英語留学がキッカケでした。それから準備して移住して約8年。少しずつ変化しています。何が変わったのか? たまにはそういうことも考察してみたいと思う。


【変わったこと】

 

▶︎1:渋滞

悪化しています。以前は週末なら空いていてジプニー移動が楽でしたが、今は週末でも渋滞で移動に困るケースが増えたように僕は感じています。もちろんNAIA(空港)の近くとか、高速道路などが整備され改善された所もあると思いますが、年々悪化しているように思います。

フィリピンに限らず首都には人口が集中しやすいこと。地下鉄など計画はあり進んではいるがタイのバンコクのようにまだ交通インフラが整っていないこと。

 

※渋滞については以前に記事を書いた。

マニラの渋滞改善案 - フィリピン考察記

マニラの渋滞改善案2 - フィリピン考察記

 

▶︎2:物価

物価は着実に上がってきている。為替相場は10000円をペソに両替して、良い時は5500ペソくらい。悪い時は3500ペソくらいまで上下しているが、現地での物価は「屋台のシュウマイ」で25ペソから今は35ペソ。僕の感覚では8年でだいたいそのくらいの上昇。

もっともパサイやマカティの土地やテナントのように急激に上がったものもあれば、ジプニーのようにあまり上がっていないもの(8ペソ-9ペソ)もある。


人によってはフィリピンの物価は何倍にもなった的なことを言うが、全体としては物価上昇率は年3〜5%くらいだろうと思う。マンゴーなどの農産物は季節などによって価格が大きく変動することと、以前はあまり見かけなかった高級スーパーの店頭価格など、同条件で価格を比較しずらいということがある。

 

よく日本の物価と比較をするのだが、何を基準に比較するかは割に難しくて、スーパーでの価格を比較すればいいかというと、それが正しいとも言えない部分がある。なぜならフィリピンでは野菜や果物を市場で買う方が庶民層では普通で、その分だけスーパーは割高になりやすい。

 

 

▶︎3:豊かなフィリピン人

経済成長によりフィリピン人の所得も上がってきている。物価の上昇もあり庶民層はその恩恵があまりないと思うが、お金持ちは不動産や株価の上昇によってより豊かになったろうことは想像に固いし、とりわけプログラーマー等、国際的な人件費相場の影響を受ける職業の人はその恩恵がいっていると思う。

あいかわらず格差社会だとは思うものの、スターバックスできる中流はそれなりに増えたと実感する。フィリピンにきた時にもそれなりの数のモールがありレストランがあり多くがフィリピン人のお客により成立していたのだが、モールやレストランの数は増えたと思う。それだけ客がいるという証明だろうと思う。




▶︎4:外国人(とりわけ中国人が増えた)


語学留学ブームにより日本人が増えた。20代を中心とした若者が増えたことでブログやYouTube等の情報がグッと増えた。内容も昔はナイトライフ的なおじさん情報が多かったように思うが、健全な感じの情報が増え、イメージも少しずつ良くなってきていると思う。

日本人も増えたが、とりわけ中国人が増えたと感じている。中国経済が強くなり、フィリピンに限らず中国人旅行者は増えている。また生活者も増えていると実感する。パサイなど中国語で書かれたレストランなどよく見かけるようになってきた。

おそらく中国人が増えたことはマカティやパサイなどの不動産価格上昇の1つの原因になっているものと思う。

 

▶︎その他

ドゥテルテ大統領の政策等の影響か、犯罪も減少傾向といわれている。僕は実際のところどうなのか分からないが、イメージは改善してきてる気がする。バクララン市場のようにカオスだった街並みがキレイになってきた。でも、昏睡強盗とか引ったくり的なものは毎年のように聞くので、注意はした方がいい。

あとジプニーとかトライシクルとかが電動のものをチラホラ見かけるようになった。個人的には新型ジプニーだと発表されたモデルはどれもジプニーではなく、フィリピンという国には「ジプニーのフォルムを継承したエコタイプの乗り物」にした方がいいのではないかと思う。

フィリピンにきた時、ジプニーの形、デザイン、システムに興味を持ち、「乗りたい」と思った。はたして新型ジプニーにそれを感じることができるだろうか?香港に行ったら2買い建てバスに乗りたいとか、タイならトゥクトゥク。ジプニーはそれ自体が観光資源だと僕は思っている。乗り物としての捉え方をするのはもったいないって思う。

 

 

【変わっていないこと】

 

▶︎まぁアレコレある。

フィリピン人の性格とか文化はそう簡単に変わるものでもない。特に庶民層の生活には大きな変化がないように思える。あいかわらず子供も多いし妊婦も多い。少しスマフォの普及率が上がったくらいはありそう。陸運局的な役所もあいかわらず非効率。商売をしている人の愚痴は絶えない。役所の中ではイミグレーションは改善した方だと思う。

最後にフィリピンの情報発信をする人は増えた。それ自体はいいこと。ただし移住や留学などを進める人は「フィリピンの良いところを強調しがち」なので、ポジショントークがあるってことを頭の片隅においておいた方が良さそうだ。

逆に商売でトラブルに巻き込まれた人などは、ネガティブな感情に支配されていたりもするので、そっちも悪い所を強調しがちかも・・・。

実際に良いところも悪いとこもある国だけど、とりあえず僕は楽しく暮らしています。

 

ほどほどのECOを

僕はECOな人間ではないけど、快適でほどほどのECOになるようには考えている。


■・■・■・■・■・■・■  おそらくECOではないこと ■・■・■・■・■・■・■

1:飛行機によく乗る

・・・年間10回くらいフィリピンを出国してる。スッゲー石油使ってんだろうなぁーとは思いつつライフスタイルを変えてはいない。


2:一人暮らし

・・・複数で住むよりは不経済で資源という意味ではECOではないはず・・。

3:多趣味

・・・コレクターではないが、日曜大工や調理器具やら平均的な人より試していると思う。それなり断捨離はするし整理されてはいるが多趣味な分だけは物が多い。ただ物欲はそれほど強い訳ではない。

 

 

■・■・■・■・■・■・■  おそらくECOなこと ■・■・■・■・■・■・■

 

1:生ゴミのコンポスト

・・・フィリピンでは生ゴミも一般ゴミと同じように捨てる。僕はECOの観点もあるが、それ以上に「臭くなる・猫に荒らされる・回収後に開封し分別するような人がいる」という観点から、庭にコンポストを設置することにした。


2:ファッションを追っていない

・・・予備の衣類はあるが、たぶん平均よりは少ない。基本的にはTシャツも下着も無地のものをまとめ買いしてる。

 

3:乗り物

・・・飛行機には乗るが、日常生活は割に引きこもり。原付バイクに乗っているので自動車よりはECO。タクシーもあまり乗らない。それよりはジプニーの方が(排気ガスとかの問題はあるが) 1人辺りのガソリン使用量から考えるとECOなのかなって気がする。

 

4:ECOバッグ

・・・いちおう持ち歩くようにはしてる。忘れた時は迷わずに買い物袋をもらうけど。僕は買い物袋がビニール袋から買い物袋にかわっていくのが残念だと思っている。紙袋は破れやすい。だから二重にしたりする(必要量2倍)、また再利用ができないので即ゴミになる。またちゃんとゴミ箱に捨てれば海洋汚染にはつながらないはず・・。

 

5:自炊と自作

・・・外食は少なめ。自炊しつつ廃棄率は少ないと思う。あと納豆やヨーグルトは自作してる。ニラやモヤシは栽培もしてる。※僕もたまにファーストフードとか行くがバーガーセットのテイクアウトとか凄くゴミが出るし、ほとんどテイクアウトはしない。

6:ペットボトルをあまり買わない

・・・旅をしててもペットボトルはあまり買わない。宿で水を補充し、それに烏龍茶などのティーバッグを入れたりしてる。暑い国だとその都度買っていたらゴミもお金もそれなりのものになるはず・・。

7:洗剤やシャンプーの使用量が少ない

・・・洗濯は手洗いしているのだが、たぶん普通の人より使用量が少ない。最初に水のみで濯ぐことで洗剤の負担を減らしている。フィリピン人は洗剤使いすぎ・・。あと食器は水洗いでOKなものは水洗いで済ましてから残りを洗剤で洗う。まとめて洗うこともあるが。

シャンプーはあまりしない方が髪に良いと思っている。毎日しないと不潔に感じるかもしれないが、使用量を減らし、使用回数を減らしたことで脂性だった頭皮が正常にもどった。たぶんシャンプーを泡泡で毎日することで必要以上に頭皮の油分を奪い、体が頑張ってそれを補おうとしていたのだと思う。



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僕は「世間のECOがイメージ先行になりがち」だと思っている。地球温暖化もCO2が原因なのか分からないまま、原発推進やら排出権取引やらいろんな思惑で動いている気がする。それなりに原因の可能性があるなら取り組みこと自体はアリだと思うが、自然エネルギーもイメージほど良いものでもないし「バランスをどう取るか」の問題だと思ってる。

あと先進国の僕らがいくらECOな生活を目指しても、途上国でお金のない人たちより多くの資源を使うし多くのゴミを出す。そして途上国の人たちに豊かになるなとも言えない。いろいろ諸々、それないに仕方がないのだと思ってる。

いくらデカプリオがプリウス(ハイブリッドカー)に乗ろうが、何台も所有してたらECOじゃないと思う。見落としがちだが車の生産にも廃棄にも資源を使う。またお金持ちが省エネエアコンを使おうが設定温度を高めにしようが、家や部屋がデカければ電気代はかさむ。

そういう生き方もアリかとは思うがECOではないと思ってる。

僕は無理せず "ほどほど" を模索したいと思う。

 

メイドを頼む時にしてること。

フィリピンで住んでいる1つのメリットがメイドさんを雇えること。

在住の日本人でも雇っていない人もいると思いますが、僕は月に2〜4回、1回4時間で来てもらっています。いちおうどういう人がいて何を気をつけているのかとかの情報をシェアしておきたいと思う。メイドを雇いたいって人は参考にしてください。



僕は1人暮らしです。部屋はキッチンも含め2部屋+トイレ。それから庭があります。1人で住むには十分な広さですがメイドさんを頼むほどのこともないです。ただ掃除があまり好きじゃないのと、日曜大工をするのでその手伝いを兼ねてメイドさんにお願いしています。

■ A:してもらうこと

【掃除】・・・部屋を掃く、トイレ、庭、は基本的にしてもらってる。キッチンは料理中に自分で吹くのでしてもらうのはたまに。あとはたまにモップがけ、窓拭き。ただしマニラは空気が悪く窓がスグ汚れる。なので窓の汚れは気にしないようにしてる。

【料理の下ごしらえ】・・・料理は自分でするので、カラマンシーを絞ってもらったり、野菜を切って蒸して、冷凍庫に入れてストックしておくのをたまにしてもらってる。あと1人のメイドさんには製麺(ヌードルメーカー)を覚えてもらった。

【DIYの手伝い】・・・木工をする時は木のやすりがけ、ペンキやニスを塗る、とか地味に面倒な作業を頼んでます。ただし電動工具でケガのリスクがあるのは自分でするようにしています。ガーデニングをする時は雑草を引いてもらったり、穴を掘ってもらったり。

※ここで重要だと思うのは大変な作業をあまりさせないようにすること。


■ B:してもらわないこと

【料理】・・・基本的には自分でする。皿洗いも基本的にはする。

【洗濯】・・・たぶん頼んでいる人は多いと思うが、僕はこれ自分でしてる。メイドさんに頼むと凄く時間がかかるし洗剤を驚くほど使うので・・・僕は洗濯を短時間で終わらせるようにしてるから不要。

 

■ 待遇など


1回4時間(P70/h + P20/ day = Total :P300) マニラの時給から考えればこの位が妥当なのかな・・と思ってます。大家さん(フィリピン人)のメイドさんはもう少し安いだろうし、日本人が業者を通してとかの場合はもっと高いだろうと思います。

休憩はメイドさんのタイミングでしてもらってますが、言わないとあまり休まないので茶菓子を出して休むように促しています。

あとクリスマスシーズンには1ヵ月分くらいのボーナスを出しています。これは法律で決まっているらしいのですが、おそらく実態としては出してないケースも多々ありそう。僕のメイドさんも互いに頼みたい&働きたい時に来てもらうので、常用かと言われると微妙。

雇う場合は家から遠くない」っていうのが大事だと思う。特に短時間なら往復に時間がかかると頼むのは難しいし気がひける。

あと給料は僕が住んでいる8年間で少しずつUPしてる。インフレの国では雇用側が意識して昇給させるのは大事だと思う。



■雇うキッカケなど

現在、頼めるメイドさんは実は3名います。過去のメイドさんも含め、ほとんどは大家さんのメイドさんだったりします。メイドさんを頼む上で「働きぶり&素行」は大事なので、大家さんのところで働いているのを見て、良い人だった場合は、大家さんにも話を通しつつ、半日は大家さんのところ、半日は僕のところに来てもらったりしています。

メイドJ:推定25才の女子大生。「女子大生のメイド?」と驚かれつつ羨ましがられるが、ビジュアル的はそういう感じでもない。ただマジメで勘が良いので信頼度は高い。仕事がはじまったので今は頼んではいないが、たぶん休みの日とかなら頼めば来てくれそう。

メイドC:推定25才の男。この子は隣の集落の知り合い。本業とは別にバイトがしたいらしい。Jと違い勘が悪い。丁寧に説明しても独自の解釈でイラっとすることがある。ただイイ奴ではある。なので、頼むことは分かりやすいことに限定している。特に男ということもあって、脚立に登るような作業とかは頼みやすい。

メイドR:推定18才の女。Cの彼女。たまに作業が多い時はカップルで来てもらったりする。この子は確か大学生でバイトがしたいらしい。性格がいい。

今はメインはCでたまにRかな。

過去メイドは3人くらいいたが全員おばちゃん。1人はお金を貸した日から来なくなった。それ以外は就職でやめた感じ。特にメイドさんの年齢は気にしていない。単に知り合いで「バイトしたい」って時に、その人がいい人なら頼むこともある感じ。


■その他

お金を貸してくれと言われたら・・・金額とメイドさんの信用度による。貸す場合は無理しで貸す。形だけ借用証書を書いてもらう。隣の集落でお金を借りたまま逃げたメイドさんを見つけたが、冗談交じりには言うが、強く叱責などはしない(変に恨みを買う方が怖い) 周囲の目もあるし。

財布は普通においてあるが、メイドさんの作業中は僕も家にいる。

物を壊してしまったら・・・責めないし賠償もさせない。基本的には仕方がない。貴重品を扱ってもらう時は事前に注意点を伝えるか、自分でする。日本から持ってきたミシンを220Vに突っ込まれ壊れてしまった時は残念だったけど、事前に言ったことでも忘れることはあるので慣れるまではたまに確認するようにした方がいいと思う。

僕の場合は年に8〜10回くらい旅をする。なので毎週土曜日といった頼み方はしていない。互いに合意した時だけメイドさんをしてもらってる。作業はいくつかストックしておいてる。雨の時は外の作業ができないので、外の作業は比較的優先的に頼んでる。


※ちなみにタガログ語の家庭教師も大家さんとのつながりで以前2名いた。その子らは正直なところ容姿も性格も含めて採用した。語学上達の秘訣かもしれない(笑)

 

 

男性型更年期障害を疑ってみる

ここ数年・・・体調を崩すことが多い。

血液検査の結果から腎臓病を疑ったりした時期もあった。
症状から糖尿病を疑ったりした時期もあった。

食生活を見直し、糖質を半分に(ゼロは極端だと思ったのでしていない)したり野菜を多く取るようにした。おかげさまで体調を崩す頻度は減った。また血液検査の結果では糖尿ではないこともわかった。

生活改善の一貫で2019年5月からはプチ断食をはじめ見た。

体重はそれまで緩やかに増加していたがプチ断食から徐々に減り始め、ピークからは4kgくらいは減ってキープできている。体調もまずまず・・・。



だが、またここ3日くらいヤル気が出ない日が続いている。

そんな時に「男性型更年期障害(以下LDH)」というのがあると知った。

症状は鬱に似ているが男性ホルモンの低下によって起こるものらしい。なるのは40代以降。ストレスが原因だったりもあるらしいが「元々男性ホルモンが多いタイプ」もホルモンの減少によってなることもあるらしい。

恥ずかしい話だが僕は体毛が濃いし性欲も強い、いわるゆ「いかにも男性ホルモンが多い」というタイプだったりする。

ここ3年くらいで性欲もかなり落ちた。EDではないが元々が強かったのでそれと比べて明らかに落ちた。そこでLDHを疑ってみることにした。

いちおう症状として当てはまるものもあるが、ストレスは少ないし睡眠障害ではないとか当てはまらないものも一応ある。LDHとしては症状は人によって出方が違うらしい。


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まず緊急を要するものではないから実家に帰る時に泌尿器科などにいって血中のフリー・テストステロンを測ってもらおうと思う。それが11.8pg/ml 以上なら正常だが、それより大幅に低いならLDHらしい。

次に生活改善を追加でこう変えようと思う。生活習慣によって男性ホルモンは増やすことができるらしいから。病院でホルモン補充療法をすることも可能らしいが、帰国前にそれらで症状がなくなればそれに越したことはない。また同療法はいちおう副作用があるらしいから。


1:筋トレをもう少し増やす(ボチボチはしてるが)
2:日光を浴びる(引きこもることが多いので軌道修正)。

3:競争物の試合を見る(サッカーや格闘技、競争心は大事らしい)。
4:亜鉛を取る(とりあえず持っているサプリを毎日飲むようにしてみる)

ちなみに睡眠は十分で、アルコールも元々から少ない。

あと少し改善点があるのだが、それは下の話なのでブログでは省略します。


まぁ体にガタがで始める40代、みんないろいろあるでしょうが1つずつ克服していきましょう。

独身中年のコミュニティー論

さいきん漠然とYOUTUBERになることを想像する。

有名になりたい訳でもないし、そこでお金を稼ぎたい訳でもない。ただ僕の人生のテーマの1つ「コミュニティを作る」という意味で少し情報発信をした方がいいのかな・・・って思って。

僕はマニラ在住の独身中年。フィリピンが好きで住んでいる。街を歩けば多くの子供や妊婦をみかけるこの国と違い、日本では僕のような独身中年が増えている。そして今後も増えていく。それは社会問題として更に注目されていくと思う。


どういう問題があるか。主に3つあると思う。

■1:MONEY  ■2:HEALTH   ■3:COMUNITY(※重要)


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■1MONEY は夫婦で住むより1人の方がコスト高でリスクに弱いという問題。ただ子供がいない場合はそこにかけるお金が少ないのでこれは問題としては大きくない。

■2HEALTH は病気になった時に助けてくれる人がいないとか、まぁいろいろあるが、大半は独身に限ったことでもない。

そして重要だと思うのが■3 COMUNITY・・・。


病気になった時に頼れる人がいるか。相談までいかなくてもあった出来事を話せる相手がいるか。それは友達、恋人、あるいは家族、仲間、会社の同僚など・・・現代社会ではそれが稀薄になってきている。もちろん個人差があってSNSを通じてバンバンと友達を作っていける人もいればオンラインゲームで仲間を作れる人もいる。

でも、会社や学校での同僚はいるが、友達らしい人がいないって悩んでいる人がけっこう多い。さらに中年にもなると日本で新たな出会いを作るのはコミュ障にとってはハードルが高い。コンパをするのも難しくなる。

加えて僕ら中年が更に高齢になれば親が他界するなどして家族と呼べる存在が減っていく。そんな中で僕らはどうやってコミュニティを築き、心穏やかな生活を送っていけばいいのだろう??


前述したが僕はフィリピンに住んでいる。最初は「起業したい」とか「楽しいから」とかそういう理由が主であったが、途中から「独身中年がコミュニティを築くのに良い場所なんじゃないか??」って思い始め、そのためにも住んでいる。

僕がいかにコミュニティを作り、疑似家族的なものを作り、コミュニティを増やしたり育てたりしようとしているのか経験や戦略を語ることは、同じような独身中年にとって役に立つのではないか??という気がしている。


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僕のコミュニティ。A:下宿のような大家さん家族。B:シングルマザーの友達の生活をサポート(子育てなど・・疑似家族)。C:Little Japanという交流会。D:集落の子供達と遊ぶ。その他に友達が少数。もちろん家族(両親と兄)

今のところそんな感じ。できればあと2つくらい加えたい。生まれるものもあればなくなるものもあるだろう。ただ昔の中年男性のように会社でのコミュニティが中心で定年になればとたんに老ける・・・みたいな時代ではなく、家族も含め複数のコミュニティーに所属し、バランスをとるほうがいいと思う。

たぶん大事なのはコミュニティが生まれるのは運もあるが、生まれやすくするコツなんかはあると思う。コミュ障ぎみの僕なり工夫はしてきたつもり。


それらを今後ボチボチとブログを書くのもいいが、YouTubeでラジオ的に語っていくのもいいのかな??とも思っている。それによってそこから新たなコミュニティが生まれればと漠然と思うが、なんせ文章を書くのは好きだが動画とかそういうのは苦手なのでどうするかは不明・・。


あと今回のテーマとは関係ないが、それらに加えて「悩み相談」みたいなのを気まぐれでしてみるのもいいかも・・・なんて思っている。たまにヤフー知恵袋で答えていたりするが、みんな割と似たようなことで悩んでいたりする。たぶん中年独身のコミュニティー論だけではネタとしてそれほど多くもないので。

ヤフー知恵袋(たまに回答してたりする)
https://chiebukuro.yahoo.co.jp/my/myspace_ansdetail.php?writer=1213598113


セカイイチオイシイ水の感想

マニラで日本映画祭がやっていたのでフィリピン人の友達と見てきました。

セカイイチオイシイ水 〜マロンパティの涙〜
(あとで調べたら日本での公開は9月21日らしい)

内容としては日本のNGOみたいなのがフィリピンで安全な水の入手が困難なエリアに水道を引くというもの。主役は映画初主演らしい辻美優という人であとは赤井英和さんらが出ていますが他にもK1の角田さんやプロレスラーの蝶野さん、柔道家の篠原さんらが出ていて知っている人は「おっ!」って思ったかも。


さてここからは ネタバレ になるので注意してください。



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<ネタバレを含む感想>

いちおう映画だから仕方がない部分はあると思うが、感想を素直に書く。

<主にストーリーについて>

フィリピン在住の僕としては、少し取材が足りてないような印象を受けた。主人公がろくにしら調べもせずフィリピンの田舎にホームステイすることになるのだが、出迎えにいく日本人男性の車がボロボロ・・・いくら資金難の事業であってもそれなりに大きい団体そうなのであれはない。事業に支障をきたす。車が壊れて空港まで迎えにいけないのだが、普通なら空港までタクシーなどで迎えに行かないと旅慣れていない人ましてや事前に準備をしていない人が(途中までとはいえ) いくのは困難だし、選択として間違っていると思う。

最低限の安全性は団体が確保すべきだと思った。次にホームステイ先にいく車中で「現場にいくともっと後悔する」と迎えの男性が言うのだが、その前振りが活きていないと思った。フィリピンの田舎でホームステイしたことがある僕ならシャワーがなく手桶で水浴びしたり川で洗濯するようなシーンを入れる。

その前振り(後悔する)に該当しそうな部分としては家の古さと、ベッドにカブトムシがいることに驚くってシーン。ここはゴキブリかせめてトカゲでしょ!??って思った。

次に老婆が過去の戦争のことで日本に恨みをもっているというのは多くの日本人は知らない歴史だと思う。僕もそういう高齢者に会ったことがあるので少しは分かる。ただし中年の男性が日本人に不信感を持っているって部分はちょっと大袈裟な気がする。その世代は過去に個人的に騙されたとかいう経験がない限りはああならないと思った。もっとも親の世代からずっと聞かされていたという可能性はあるのだが。

その日暮らしが多いフィリピンの田舎・・・ということを考えるとホームステイ先の娘が病気で入院するのも少し快適すぎる病室だと思った。フィリピンも場所によっては違うのだろうし1990年当時にどうだったのかまで僕は知らないのだが、庶民層があんな形で入院するのは経済的に困難だろうと思った。


<主に事業について>

この話は実際にあった話をベースにして作られている。にしては疑問を感じることがいくつもある。「約10キロ離れた所に安全な水がある。集落は海水を沸かしたり濁った井戸水を活用するしかない」という話なのだが、「10キロって遠いか??」って思った。大抵は車が通れるような道路。10キロに6000万円(映画の中での見積もり)をかけて手作業で水道管を通すよりは、井戸水を浄水する方が合理的な気もする。また雨季のあるフィリピン・・雨水も利用して併用してはどうか・・とか。

また水が貴重なエリアで暑い中で作業するのは過酷だと思うが車で「泉」を訪れた際に水を大量に積み込まないのは不自然だと思った。それこそ道路を少しだけ整備してトラックでピストン輸送する方が合理的なんじゃないか??

作業している人たちは給料をもらって働いているのだろうか??無給だと高額な事業費という説明がおかしくなるし、無給ならその日暮らしが多いって説明に矛盾がでるような気がする。また有給ならなぜ重機を使わないのだろう??映画の中では「設置してもメンテをするのは現地の人だから一緒になって作る」みたいなことを言っているのだが、小型のシャベルとかは使う方がずっと捗る。計画自体の実現性が不確かだったからこそ市長などの協力が得られなかった訳だが、そういう「手作業で一緒に」なんて言っているから時間も費用もかかるのでは??ってもし該当部分が実話だとすればそう思う。

あと市長の協力が得られないとしたら事業の許可自体も難しかったんじゃないのかな??とかも気にはなる。10キロにわたって水道を設置するって他人や公共の土地を掘り起こすことになるし、日本の団体が巨費を出してくれるなら市長が反対する合理的な理由がない気がする。市の予算をそっちに出さないまでも、形だけ協力し良好な関係をアピールして人気取りをする・・・のが自然かな・・・あと賄賂を供給するとかはあっても不思議じゃないかもしれないけど。

またボランティアが肉体労働を一緒にするっていうのも現実離れしてる気がした。手配とか啓蒙とか事務作業とかそういうのはしても、炎天下の中で土を掘ったり埋めたり・・・それをメインにしてはダメな気がする。

もちろん、結果的にそこに水が引かれたことは良いことだと思う。

最後に何度か訪問する主人公の英語が上達していたのは良かった。

マニラブ公式発表をみて

 

実のところマニラブからの公式発表を待っていました。思ったより日数がかかったというのが正直な気持ち。おそらくこれを読んでいる人の多くも「もう発表はなくてなし崩しになるのでは??」って思ったのではないでしょうか。ただこういうのは相手のあること。しかも複数のポイントで行き違いがあったと思うので、話し合いに時間がかかるのは仕方がないのかなって思ってます。

 

さて前回の説明会報告には様々な意見をもらいました。ツイートに対してはリツイートやイイね!の評価もたくさんもらった一方で、批判者らからは「マニラブ寄り」だと指摘も受けました。今回はマニラブの発表を踏まえた上での見解を書いていきたいと思う。

 

 

◼️中立でありたい

 

「得ている情報や考え方は人によって違う」中立であろうとすることは割に難しいことだと思っています。その上で僕はそうありたいと前回のブログを書きました。ただそれは「デザイナーさんとマニラブ」あるいは「クラファンの成果物が違う」という該当出資者に対しての話です。その一方で事実に基づかない憶測による誹謗中傷をする人に対しては批判的な考えを持っています。加えてマニラブを批判する人に対して個人情報を晒したするような人にも批判的です。

 

前回のブログを読んでもらえれば分かると思うのですが僕は決してマニラブを擁護する発言ばかりしている訳ではありません。「デザイン報酬についてはデザイナーさん寄りの考え」をしていますし、訴訟を持ち出したことは「悪手」だとも言っています。批判に対しても、そういう部分は認めています。

 

 

◼️現状認識

 

問題は大きく分けて2つ。A:マニラブとデザイナーさんとの揉め事。B:スペシャル本の件。

 

Aについては当事者同士で話し合いが持たれ、その上で合意し発表になった訳だから、第三者がこれ以上とやかく言う問題もないように思います。揉めた上でのことなので誰もが納得できる円満解決なんて出来ないのは仕方がないと思う。Bについてはマニラブに落ち度があったとは思うものの、謝罪があり希望者に返金があったということなのでこれも終了だと僕は思っています。それを詐欺だと捉えるかは人によって感じ方が違うのだと思いますが、僕は手探りの中でマニラブ本誌という成果物を仕上げ、副成果物の形式が変更になったという感じなので悪質だとは思ってません(対応には問題あったかもしれません)

 

出資者の多くは活動自体を応援したのだと僕は思っていますが中には「スペシャル本が目当てで出資したんだ!」って人がいてもそれはそれで1つの考え方だと思います。そういう人は返金してもらっているものだと僕は思います。

 

あとこの件に関して「全額を全員に返金すべき」って意見をあるブログで見ましたが、僕は主目的は達成されていること、また該当者であっても理解して応援している出資者がいることなどを考えると、希望者のみ返金である方が自然だと僕は思ってます。それにクラファンをしてこの種の手違いで全額返金って流れが普通になったら怖くて誰もクラファンできなくなるよって思う。

 

 

◼️収益事業であるかという問題

 

このクラファンに関しては今回の公式発表をもって問題は概ねクリアになったと僕は考えています。中には観光庁とかにマニラブを買い取ってもらうことや、イベントの参加費などを根拠に「収益事業だ!」と言っている人もいますが、クラファンの時点でそういう話はなかったろうし、マニラブを作成することに関して彼らは無給で尽力し活動をして収益が上がっている訳でもないし、収益を目的に活動している訳でもない。

 

僕は今後マニラブがNPO的な集団になっていっても、更にはビジネスみたいな形になっていったとしても、それは彼らの自由だと思う。世間的にNPOは非営利団体だと認知されているが、それは営利を目的としていないという意味でNPOの職員が無給で働いている訳でも収益の出る事業をしていない訳でもない。

 

 

◼️マニラブ本誌への批判について

感想は人それぞれでいいと思う。ただしオカダマニラツアー とかオカダマニラ のアフィリエイトをしている人たちがマニラブ批判の合間に「オカダマニラ をもっと特集すべき!」みたいは発言をしてると、「それってエゴじゃない!?」って思ってしまう。マニラブ本誌をどうした方がいいのかという意見とは関係なく、本誌を作るのは実際に企画し取材してきた彼らの(義務であると同時に)特権だと思う。出資者は成果物が期待したものでなかろうと出資金を返金してくれなんて言えないし、そういう人は出資者になるべきではないと思う。

 

(ちなみに僕はオカダマニラのステイクホルダーではあるのだが特集した方が良かったなんて微塵も思わない)

 

 

 

◼️Twitterでどう立ち回り

僕自身はマニラブの問題にどの程度かかわるのかは迷っていましたが、ブログを書くことで「波風は立つだろう」と覚悟は決めていました。その少し前くらいのTwitterはマニラブが沈黙し、憶測が飛び交い、少し知る人からすれば事実無根の酷い発言も混ざっていました。それに対して指摘しても袋叩き状態。ブログ後から僕は批判者に少しずつ関わりました。あるていど話ができそうな相手を選んだりもしています。Twitterで複数を相手するのはシンドイですから。

 

批判者とのやりとりは時に気分の悪いものでしたが、彼らの言動を晒しても余計な波風が立つので控えます。

 

ただ正当な批判とは別に、憶測による誹謗中傷だと思われる部分はいくらかは後になって分かってきたのじゃないかなって思う。その部分については批判者も謝罪すればいいのに・・・とは思ってます。

 

 

◼️チャレンジする人たちを見守る環境

 

一般論として言えば、僕は起業やイベントあるいはボランティアに挑戦する人達を応援する人が増えて欲しいと思う。新しいチャレンジにはトラブルはつきもので間違いもおこる。あるていど周囲が寛大な気持ちでいてあげて欲しいと思っています。いろんな人が小さなことを指摘しだすと挑戦する人がただでさえ少ない日本で更に挑戦者が減っていく。いろんな人が批判するギスギスした社会より、いろんな人が応援し成功者がボチボチと増えていく社会の方が良くないですか??

 

もちろん問題について批判が入ること自体は自然。自浄作用は必要なことだと思います。でもほどほどでいいと思います。