KOYA(マニラで子供らと遊ぶ)

庶民エリアにコミュニティスペースを作ってみた。

リタイアメントビザの取得を再検討

フィリピンに住むようになって5年が過ぎた。

当初はリタイアメントビザ(SRRV)の取得も考えていたがあまりメリットを感じず様子をみていたら観光ビザの延長と出国で何とかしのげている。ここにきて入国時に『フィリピンで何をしている?』と聞かれることが多くなり、当分の間はフィリピンを拠点にする覚悟もあるので再びリタイアメントビザの取得を検討することにした。


【現在の方法】

プロモ(格安)チケットを事前に買っておき、2ヶ月毎に出国。プロモでも特に安いのが出ている時にまとめて2往復あるいは3往復を買っている。現在は2月、(4月が抜け)、6月、8月、10月のチケットを既に購入済み。

ビザ無し30日に加え1回の延長で計約2ヶ月滞在できる。それを年6回ほどする。観光ビザの延長は当初より簡略化され、しかも特急料金が不要になってたので、1回あたり5000円ほど。年3万円くらい。

旅費としてはバックパッカーとして近隣の物価の安い国にいったり実家に戻ったりするのでそれほどお金はかからない。

 

気になる点としては、高齢になって旅がしんどくなったら・・・。という点と、入国の度にあれこれ聞かれるのが面倒・・・あるいは突然拒否されるのでは??という一抹の不安くらい。これに関しては滞在中の活動を説明できるように写真などを用意したりしておけばそうそう拒否されることもないだろうとは思っている。



【リタイアメントビザを取得した場合】
いちばん懸念したのは旅行税(約4000円)を支払う必要性・・・支払ったって話を聞いたので調べてみたら1年以内に出国すれば免除らしい。そのくらいのペースでは旅もするし実家にも戻る。

次に費用としては年4万円ほど。プラス取得するのに推定で約25万円。それと預ける2万ドル(約230万円)も実質的に引き出せないなら費用みたいなもの。あと地味にめんどくさい。

メリットとされるものの多くが僕には魅力的に感じない。家電類をフィリピンに持ち込んだ時の免税とか、就労とか、送金される年金が非課税とか・・・。


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結局のところ拒否されない限りにおいては、年6回観光ビザを更新し、年6回旅をしている方が安くて楽だという結論に至ったのだが、本来なら生活の拠点にしている国に納税する必要があったりもするのかもしれないのだが日本にキッチリ納税しているし、今のところ投資家といっても資産運用ともいえるし、たぶんそれに関しては大丈夫だろうと思う。

あとマジメな話。拠点を設けず、モノは必要最小限にして、ビザ免許の国をわたりあるくっていうのも方法論としてはあり。マレーシアに3ヶ月、タイに1ヶ月・・・そうやってまわっていれば1つの国に目をつけられることもない。

ただし僕はフィリピンが好きでここにコミュニティを作っているので最安でなくともここに滞在したいとは思う。まぁ首都圏でも中心部から外れているので1人暮らしの割には安いし、割に質素な生活も平気だし、特に経済的には問題ない。


もしこれを読んでいる人で入国時の良い説明方法を知っている人がいたら教えて下さい。なぜフィリピンに滞在しているのか?週2〜3回子供たちと遊んだり、週末に交流会に参加したり、あとは趣味をしたり、普通にフィリピンでタンバイ(ぷーたろー)してますが、不法就労とかしているワケではなく、真っ白とはいいませんが割に健全に生活しています。

イミグレでは『なぜ永住権を取得しないのか?』と聞かれたりもしたが、高いし面倒だし・・・なんて正直に答えていいものか迷い結局は言わない感じ。

ちなみに最近は女性のイミグレ職員が増えていてオッサンへの追求が厳しくなっている印象があります。買春でもしていると思われているんだろうか・・・そういう人も少なからずいるだろうが、僕はしてないんだけど、そういう目で見られているとしたら残念だなぁ・・・って思います。


マニラの渋滞改善案2

少し間は置いたが前回のつづき。

マニラの渋滞改善案 - フィリピン考察記

 

前回は◆1:役所の制度が複雑なので必要以上に移動がある。って話と、◆2:就職が面倒で近くに就職ができない。って話をしました。それら渋滞要因なので制度改革が進めば渋滞緩和につながります。

ただし首都マニラではもちろんそれだけでは不十分です。

今回はその続編として『PNR(国鉄)の再開発』と『エドサ通りの交通規制』の案をお話します。


◆3:PNR(国鉄)の再開発 ※1追記あり。
現在マニラではNAIA(空港)からFTI - BGCを経てケソン市に抜ける地下鉄が計画されています。FTIの近くに住む僕としてはそれ自体はドンドンと進めていって欲しいと思っています。

ただし完成はいつになるでしょうか??と考えるとまだまだ先の話です。それならもっと簡単で効果的な方法がこのPNRの再開発だと僕は考えています。

旅行者には馴染みがないこの国鉄PNRは地図を診てもらうと分かるのですが、かなり良い場所を通る路線です。南はアラバン- ビクータン、更にパサイ、マカティーを通り北のディビソリア辺まで通っています。

ですが、恐ろしいほどに活用されていません。例えば電車は朝夕こそ1時間に2本くらいあるものの、昼間などは1時間に1本・・・。エアコンが効かないほどの満員電車で、料金はMRTの半額くらいかも・・。

もし車両を大量に購入して10分に1本・・・つまり1時間に6本走らせたらどうでしょうか?例えば1車両で130人くらい、6両編成くらいで約1000人が輸送できる。それが現在の1本/時間から6本/時間になれば、5本分、5000人/時間、増える。それを北、南に向かうので2倍して、1万人/時間、1日15時間営業したとして、15万人/1日の移動できる計算になる(あくまでざっくりした計算です)・・・昼間はMAXにならないことなどを考えて、とりあえず10万人増/1日は現実的な数字なのではないかな??って思っています。

また今は混みすぎとか本数が少ないなどの理由で利用していない人が、PNRが便利になることで利用するようになるので、ジプニーやタクシー移動から電車に変更することで、渋滞が緩和されることが期待されます。


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実のところ交通インフラは整っていないこと自体が、タクシー移動や自家用車での移動を誘発し、それが渋滞を悪化させてしまう側面があると思っています。なぜなら電車で簡単に行けるならわざわざタクシーを利用する人はあまり多くないはずです。そしてバスやジプニーと比べ自動車は面積あたりや1車両あたりの運べる人数が圧倒的に少ないからです。


◆4:エドサ通りの交通規制

そこでこの案です。これは批判も出るだろう案です。わかっていてあえて問題提起してみたいと思います。それは機関道路であるエドサ道理を原則一般車(およびタクシー)両進入禁止にしてしまうとう案です。上記のように輸送人数はバスなどに比べタクシーや自動車は凄く少ない。なのでその大通り自体をバスやジプニーだけにすればスムーズに流れると思うのです。

渋滞はジプニーやバスを運営する会社にとっても損です。いくら満席であっても進まなければ時間あたりに運べる人数がグッと減ってしまうからです。もし基幹道路を専用にしてしまうことでスムーズに流れるなら会社が儲かります。そして台数も増やせます。その中には少し高級なバスなども出てくるでしょう(タクシーを利用するような人はこれを選んで欲しい)

想像してみてください。あのエドサの大渋滞を見て、その中のタクシーや自家用車を全部取り除いて、その人数分だけのバスを増やしたなら・・・と。またもう1つ想像してみてください。これからフィリピンの渋滞がもっと悪化し豊かな人も増えていって、バス通勤からタクシー通勤あるいは自動車通勤を選択する人が増えた場合にどうなるかを。

そんなワケで基幹道路はバス&ジプニー専用になればいいと思っています。


※1追記:PNRの再開発について車両を増やす案は1番簡単ですが、僕は更に線路を2階建てにして路線を2倍にして上は急行にすればいいと思っています。マニラは地下鉄の他にも新たな路線が計画されているようですが、電車の路線を増やす場合は民家の立ち退きなどが必要で土地の買収やら建物取壊しなどに非常のお金と時間がかかります。2階建てにすればそれらの費用はかかりません。早く実現できるはずです。

※2:その他の渋滞緩和案としては、複雑な一方通行などを減らし、できるだけ最短距離で目的地に付けるように再設計するというのもあります。マニラけっこう遠回りしないといけないことが多い・・。

荷物と赤ん坊を抱えた母親の話。

Alabangに行った帰りのジプニーでの話。

そこには若い女性が赤ん坊を抱えていた。ドライバーのすぐ後ろの席でポーチとは別にカバンが3個。見た感じでは重さは3kg, 5kg, 15kgくらい。乗客の配置からいってはずこの女性の荷物だろう。

 

田舎からマニラに出てきたのだろうこの女性を見ながら『1人で長時間移動だけでも大変なのに赤ん坊とこの荷物で大変そう』と思った。


僕は市場でたいした収穫もなく歩き疲れていたので目を閉じて休憩モードに入っていたがその女性が座席の向かい側に座っていたこともあり電話での会話が聞こえてきた。ドライバーとのやりとりも聞いている感じでは、どうやら乗るジプニーを間違えたらしい。

この路線は高速道路&線路を挟んで左右に2つある。どちらもAlabangからSucat・Bicutanを経由してPasayまでいく。ただ別の路線を選んでしまうと目的の場所を通らず遠回りすることになる。

女性の目的地は左の路線沿いらしく、僕らが乗っている右の路線だとBicutanで降り、左の路線まで約400mを歩くことになる。


僕は女性の隣に座っていたカップルとか他の誰かがBicutanで手伝ってあげることを期待しつつ、もし助けがなさそうなら途中下車して荷物を運んであげようかと考えはじめた。


僕には子育ての経験はないがそれでも小さな子供との旅が大変なことは想像に固い。幸いにも赤ん坊はおとなしくしているが泣いたりぐずったり、やれミルクだオムツ交換だと考えると荷物がなくても大変だろう。また大きな荷物はキャリーバッグでもないし重さでヒモが切れることも十分にありえる。

そうしているうちにカップルの男の方が赤ん坊と目があい興味を持ち始めた。それまでカップルでじゃれあっていたが赤ん坊が加わり微笑ましい顔を浮かべている。フィリピンは子供が多いことが多産を誘発しているらしい。


ジプニーはいつもの渋滞に巻き込まれつつもBicutanに到着する。女性も抱っこ紐を準備しはじめる。が、ジプニーが止まるとさきほどのカップルはさっさと降りて行ってしまった。『おい!見えているのは赤ん坊だけか!??』と少し驚きつつ、荷降ろしを手伝い僕も降りた。


ジプニーの中ではいろいろ考えていた。『ハロウィンの残りのお菓子をあげてもこの子は食べられないだろうなぁ』とか『少しとはいえ荷物が増やしてしまうことを申し訳なく思うほどの荷物の量だなぁ』とか。あとタクシーを拾って乗せてあげるなんてことも考えていたが、あまりやりすぎるとどうかなって思ったので単に荷物をもってあげることに。僕はカバン3つを持つつもりでいたが思いの他重い・・。流れで大1つと中1つを持ったがあとの中1つは女性が持ったが、それも持ちますとはとても言えなかった。

女性の荷物を持ち歩いている間はほぼ無言だったのだが、それでも少し話をした。どうやら女性は田舎から6時間かけてマニラに来たらしい。『どうして付き添いが誰もいないのか?』とか『どうしてお迎えもいないのか』とかは気になったが聞くこともなかった。

歩いている途中で4度ほど左右の荷物を持ち替えながらジプニー乗り場に到着し、荷物と女性らがジプニーに乗り込んだのを見届けてその場を後にした。


フィリピン人にお金を貸す時

人のお金を貸す時にはいつも2つの事を思い出す。裏切られた時の心の痛みや怒りの感情。そしてもう1つが彼らが問題を解決できそしてお金が返ってきた時の嬉しい感情。いつもOKするワケではないが今までに何度か嫌な経験をし何度か良い経験をしている。

 

お金を貸す段階ではとても感謝されるし幸せな表情を見せてくれる。それに例外はない。でも返済時に感謝の気持ちを持っている人ばかりとは限らない。僕も返済されないことは想定しているが、少し金額が大きいと、どうすれば問題が解決するのか返済はどうするのか、一緒に話しあったりする。金額が小さい時はそこまではしなし、約束が守られない限りは追加では貸さない。また事情によって貸すのではなくあげてしまう。

 

僕以外に借り入れがあることも少なくない。追加で支援が必要なこともある。最近では以前よりそれが読めるようになってきてる。本人の甘さもあるが役所やら派遣会社がクズだったりすることも少なくなくて同情もする。『大変だなぁ~』と思いつつも、あまり出してしまっても自立できなくなってしまったりするのでサジ加減には迷ったりする。『子供のミルク代』とか『持病をどうするか』とか割に大事なことを天秤にかけないといけない状況だったりもある。

 

 

ほとんどの場合は担保になるものはないし、相手に病気や事故などあれば焦げ付くだろう。また無金利で貸しているから金利分は実質的にあげているようなもの。それでもフィリピン人の実情を知る上ではプラスだと思っているのと、苦境を乗り越え返済を続けてくれている人は信用度が高く、それでいて恩義を感じていてくれたりするので、貴重な仲間になりうるのではないかとも思っている。日本で他人の人生を転落から救ったりすることは同じ金額では出来ない。

 

この国は弱者がその弱みに付け込まれることが少なくない。ずっと高利貸しの返済に追われている人や低賃金で飼い殺し的な話も聞く。もしあの状況でお金を課さなかったら、夫婦と子供がボロ屋を追い出され無職で頼れる親戚もなく、どうなってしまっていたのだろう??・・・路上の物乞いと彼らを少し重ねつつ。好奇心として『どう落ちていくのかを知りたい』とも内心は思う(分析は僕の癖のようなもの) でも友だちがそうなるのは見たくない。

 

レジンアクセサリーの試作

UVレジンのアクセサリー作りを新たな趣味にしてからボチボチと試作をしています。

 

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◆針金細工。

アルミの針金をラジオペンチで曲げてレジンを流し込むテスト。思った以上に手間。そしてキレイに加工するには工夫がいりそう。道具を作るよりはネットとかで加工している人の動画でも探すかな・・・。少しくらいの歪みは味があっていいとは思う。

 

◆植物を埋め込む。
やはり生の葉だと後で変色する。ドライフラワーを作るか入手した方が良さそう。あとラメとかを入れない方がシンプルでキレイな気がする。表面の光沢をいかに出すか(研磨やニスなど)は課題。



たぶん次に日本に行ったら・・・ミニルーターを購入して研磨できるようにする。あとシリコンなどを買ってくる。たぶん市販のモールド(型)だけじゃなく自分でモールドを作ったりもする必要が出てきそうだから。


あとマニラで手に入れたいものとしては、LEDのパーツ。それから天然石などアクセサリーパーツ。今週はバクラランに行ってみたがネックレスチェーンくらいしか見つからず。とりあえずそれは6種類12本かったのだが、ステンレス製と書かれているが品質は今のところ不明。

いくつか作りたいデザインのラフはできた。デザイナーとしてのロゴはずっと前に作ってある。まだロゴは入れないが『デザイナーごっこ』を来年くらいに始められたらいいなって思う。


フィリピンでのバイク車検

フィリピンでバイクを持っていると毎年車検に行かないといけない。ナンバープレートの末番号が9なので僕は9月に行ってきた。今回は『いかに面倒くさいか』を記しておこうと思う。ちなみにLTOって所でする。


まず車検ですることといえば『データの更新』『排気ガスのチェック』『保険加入』『ステッカーの配布』あとはそれらの『料金支払い』くらいなもの。ざっといえば5項目だけ

 

1:駐車場にバイクを止める。駐車料金を払う。20ペソ。

2:受付に行く。書類をコピーしてくるように言われる。

3:外でコピーをする。3ペソ。

4:受付に戻る。Window3に行くよういわれる。

5:Window3に行く。
6:受付に戻る。バイクを持ってくるよう言われる。

7:駐車場から車検場にバイクを移動(▲)。

8:車検場で車体番号をチェックする。

9:再び駐車場にバイクを移動(▲)。

10:受付に戻る。

11:Window3に行く。

12:名前を呼ばれるのを待つ。

13:書類を受け取り外へ(保険WindowB、排ガス検査WindowC)

14:WindowBで保険料を支払う。約650ペソ。

15:保険の書類に記入し提出。

16:名前を呼ばれるの待ちWindowDで保険書類を受け取る。

17:排ガス検査の為にバイクを移動(▲)。

18:WindowBで排ガス検査の費用を払う。420ペソ。
19:排ガス検査は約10分。

20:バイクを駐車場に戻す(▲)。

21:受付に戻る。書類をチェック。

22:Window4に行く。

23:名前が呼ばれるのを待つ。

24:Window5で車検の費用を払う。約450ペソ。

25:Window7で住所など記入しステッカーを受け取る。

 

・・・・だいたいこんな感じ。合計で1時間半くらい。5回の支払い。と4回のバイク移動。など笑うほど面倒です。




◆できればこうして欲しい。

 

1:バイクを車検場に預けるとまとめて検査をしてくれる。OKならステッカーを貼ってくれる。(番号を預かる。車体番号は前回と同じならチェック不要。排ガスは新しい型なら不要。チェックする時も10分ではなく、2分にする。バイクを4度も移動させるなんて手間)

2:書類を提出するとその場で更新する。

(コピーは不要で必要に応じてデジカメ等で対応して欲しい)

3:金額は一括でまとめてキリのよい金額に。
(100ペソ未満の端数がないだけで時短になるし釣り銭切れを防げる)

4:1〜3が終わればそのままバイクを受けとって帰るのみ。

 

※たぶん15分もあれば終わる。職員は1/5でいい。スペースも1/3でいい。

※バイクの車検は3年に1度くらいにして欲しい。

  いっそ免許証の更新と一緒にできるようにして欲しい。

※保険について。できれば車検を保険込みにして欲しい。
  もしくは自動車免許に組み込んでもいい。あと別で書類記入とか面倒くさい。


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◆フィリピンの排気ガスについて。

毎年の車検で排ガス検査をする意味はあるのだろうか?・・・そうやっている割には街中には黒煙を吐き出しているトラックやらジープなどがわんさか走っている。僕は車検の度に借りたマフラーにつけかえて検査をクリアしまた元に戻しているのでは??と疑っている。この国では排ガス検査より前に警察が『黒煙を吐いている車』を捕まえる方が合理的だろうと思う。

汚い例えで申し訳ないが、これだどまるで『ウンコを垂れ流しているのにパンツについているオシッコのシミを気にしているようなもの』だと僕は思う。



 

レジンアクセサリーの話。

UVレジンに興味を持つようになり『それとLEDを組み合わせる』ってことを思いつく。僕は41才のオッサンなワケでアクセサリー作りを趣味にするって言うと驚かれたりするが、あんまり気にしない。

オシャレなワケではないがキレイなモノには興味はあるし、それより好奇心を刺激するような試みは出来るだけしたいと思う。フィリピン人の知人で裁縫を趣味にしている旦那さんがいるが、僕はそういうのを『常識に縛られずしている人』という意味で好感を持っている。

子供たちとフリスビーで遊んだりすることも実に面白い。子供にラジコンを買ってあげ親が夢中になるって話はままある。子供たちの遊びで大人が楽しめるものも実のところけっこうある。それを『子供の遊び』だと割りきってしまうのはちょっともったいない気がする。

 

 

さて本題。

7月に帰国した際に『UVレジンの道具』および『電子工作の道具』をアレコレと揃えてきた。ネットで何でも揃うしある程度は100均でも揃えることができる。そういう意味では日本はフィリピンより便利だと思う。


◆水晶タイプのレジン。
最初に試したのは水晶タイプ。モールドってシリコン製の型に流し込んでUVライトで固めるだけ。とりあえず作るだけなら簡単。まぁキレイなんだけどよくみると気泡がたくさんある。それはそれでキレイだけど透明なものを作ろうと思ったら別でエンボスヒーターを準備した方が良さそうだ。あと表面のざらつきも味ではあるが場合によってはサンドペーパーやコンパウンドで研磨した方が良さそうだ。

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◆LED。
次に試したのはLED。これもネットで調べるとプラス側とマイナス側があって、あまり強い電流を流すと壊れたりいろいろとルールがいるみたいだ。基本的には『抵抗』をつけるべきなんだけど、僕の用途ではLEDを1個(レジンの中に入れる)を単三電池×2=3Vか、ボタン電池3Vでしか使わないのと思うので、あまり勉強しなくても良さそうだ。というのは逆向きに電流を流してもその位の電圧ならLEDが壊れたりはしない。単に光らないだけ。

そして100均で買ってきた電飾(乾電池式でLEDが8個)を分解して使うことにした。LEDは100個とかたくさん買えば安いものなのだが今の段階でそんなにいらない。テスターも購入していちおう電流とか測ってみたが、それより実際に抵抗をつけて光らせたりして調整した方が早そうな気がしてきた。

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◆半田ごて。
その次にしたのが半田ごて、水晶状のレジンを金属の線で囲ったりしたらカッコいいかな??って思って使ってみたが、うまくつかない。ネットで検索してみると『アルミは半田付けが難しい』らしいってことがわかった。おそらく次は鉄か銅の線を買ってくる。ただし半田が銀色なので鉄のがいいかも。できれば銅の色をした半田とかあればいいのに・・・。



◆LEDを埋め込む。
他のモールドを試しつつ、1個LEDを埋め込んだレジンを作ってみた。残念ながらモールドが線を入れることを考えて作られていないので線がまっすぐにいかない。できれば筒状のもので上からレジン液を流し込むタイプのモールドが向いているだろう。そういうのがなければシリコンを流し込んで作る必要がある。シリコン自体は試している人がけっこういるので手にいれれば何とかなると思う。

 

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◆最終的にどんなのを目指しているか。

単に水晶タイプのレジンを光らせ、線はうまくケーブルカバーなどで覆い・・・といった感じのは作るつもりだが、できればレジンを宝石のように面とりしたものにしてLEDの光がうまく拡散するようにしたい。それが目標の1つ。A。

次にレジン内に蓄光性の砂とかを入れ、さらにLEDも紫外線タイプ(いわるゆブラックライト)にして、ラピュタって映画の飛行石のような石全体が光っているようなものが作りたい。それが目標の1つ。B。

そして思いのほかうまくいったいろいろと作品を増やしつつ、研磨とか面倒なことはメイドにしてもらって、友達とかにあげたり、場合によってはなんちゃってブランドを作って売ってみるのも面白いかも。

レジンで海とか宇宙とか空とか、植物を入れたりいろんなオシャレなものを作っている人達がいる。僕はそれにLEDを組み合わせて新しいものを作ってみたい。


◆その為になにが必要か。
・気泡を取るエンボスヒーター。

・研磨に使うサンドペーパーとそれらの経験。
・面取りをする為の電動ヤスリとか方法。

・シリコンでモールドの型を作る。
・押し花などの素材集め。
・超小型で適したLEDさがし。
・ボタン電池ケースなどの調達。

・・・・こんなところかな。あとはボチボチとやっていくだけ。