KOYA(マニラで子供らと遊ぶ)

庶民エリアにコミュニティスペースを作ってみた。

レジンアクセサリーの話。

UVレジンに興味を持つようになり『それとLEDを組み合わせる』ってことを思いつく。僕は41才のオッサンなワケでアクセサリー作りを趣味にするって言うと驚かれたりするが、あんまり気にしない。

オシャレなワケではないがキレイなモノには興味はあるし、それより好奇心を刺激するような試みは出来るだけしたいと思う。フィリピン人の知人で裁縫を趣味にしている旦那さんがいるが、僕はそういうのを『常識に縛られずしている人』という意味で好感を持っている。

子供たちとフリスビーで遊んだりすることも実に面白い。子供にラジコンを買ってあげ親が夢中になるって話はままある。子供たちの遊びで大人が楽しめるものも実のところけっこうある。それを『子供の遊び』だと割りきってしまうのはちょっともったいない気がする。

 

 

さて本題。

7月に帰国した際に『UVレジンの道具』および『電子工作の道具』をアレコレと揃えてきた。ネットで何でも揃うしある程度は100均でも揃えることができる。そういう意味では日本はフィリピンより便利だと思う。


◆水晶タイプのレジン。
最初に試したのは水晶タイプ。モールドってシリコン製の型に流し込んでUVライトで固めるだけ。とりあえず作るだけなら簡単。まぁキレイなんだけどよくみると気泡がたくさんある。それはそれでキレイだけど透明なものを作ろうと思ったら別でエンボスヒーターを準備した方が良さそうだ。あと表面のざらつきも味ではあるが場合によってはサンドペーパーやコンパウンドで研磨した方が良さそうだ。

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◆LED。
次に試したのはLED。これもネットで調べるとプラス側とマイナス側があって、あまり強い電流を流すと壊れたりいろいろとルールがいるみたいだ。基本的には『抵抗』をつけるべきなんだけど、僕の用途ではLEDを1個(レジンの中に入れる)を単三電池×2=3Vか、ボタン電池3Vでしか使わないのと思うので、あまり勉強しなくても良さそうだ。というのは逆向きに電流を流してもその位の電圧ならLEDが壊れたりはしない。単に光らないだけ。

そして100均で買ってきた電飾(乾電池式でLEDが8個)を分解して使うことにした。LEDは100個とかたくさん買えば安いものなのだが今の段階でそんなにいらない。テスターも購入していちおう電流とか測ってみたが、それより実際に抵抗をつけて光らせたりして調整した方が早そうな気がしてきた。

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◆半田ごて。
その次にしたのが半田ごて、水晶状のレジンを金属の線で囲ったりしたらカッコいいかな??って思って使ってみたが、うまくつかない。ネットで検索してみると『アルミは半田付けが難しい』らしいってことがわかった。おそらく次は鉄か銅の線を買ってくる。ただし半田が銀色なので鉄のがいいかも。できれば銅の色をした半田とかあればいいのに・・・。



◆LEDを埋め込む。
他のモールドを試しつつ、1個LEDを埋め込んだレジンを作ってみた。残念ながらモールドが線を入れることを考えて作られていないので線がまっすぐにいかない。できれば筒状のもので上からレジン液を流し込むタイプのモールドが向いているだろう。そういうのがなければシリコンを流し込んで作る必要がある。シリコン自体は試している人がけっこういるので手にいれれば何とかなると思う。

 

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◆最終的にどんなのを目指しているか。

単に水晶タイプのレジンを光らせ、線はうまくケーブルカバーなどで覆い・・・といった感じのは作るつもりだが、できればレジンを宝石のように面とりしたものにしてLEDの光がうまく拡散するようにしたい。それが目標の1つ。A。

次にレジン内に蓄光性の砂とかを入れ、さらにLEDも紫外線タイプ(いわるゆブラックライト)にして、ラピュタって映画の飛行石のような石全体が光っているようなものが作りたい。それが目標の1つ。B。

そして思いのほかうまくいったいろいろと作品を増やしつつ、研磨とか面倒なことはメイドにしてもらって、友達とかにあげたり、場合によってはなんちゃってブランドを作って売ってみるのも面白いかも。

レジンで海とか宇宙とか空とか、植物を入れたりいろんなオシャレなものを作っている人達がいる。僕はそれにLEDを組み合わせて新しいものを作ってみたい。


◆その為になにが必要か。
・気泡を取るエンボスヒーター。

・研磨に使うサンドペーパーとそれらの経験。
・面取りをする為の電動ヤスリとか方法。

・シリコンでモールドの型を作る。
・押し花などの素材集め。
・超小型で適したLEDさがし。
・ボタン電池ケースなどの調達。

・・・・こんなところかな。あとはボチボチとやっていくだけ。


新たな趣味をはじめそう

僕の趣味はカメラ・ギター・料理そして木工などのDIY。それと趣味と呼べるか分からないが株式投資などで思考すること自体が好きだ。今度日本に帰国する際に『新たな趣味』をはじめるべく下調べやら道具の調達をはじめている。

その趣味とは・・・。


UVレジンによるアクセサリーづくり。

やや女性的な趣味なのかもしれないが、キレイで面白い。僕は指輪やネックレスを作るのもいいと思うが、できればそれにLEDを組み合わせたり針金と組み合わせステンドグラスっぽいものを作ったり、木工の作品に埋め込んだりしたいと考えてる。


◆光るアクセサリーのイメージ。

あまりキラキラ光ると子供っぽいがオシャレな作品が『ほのかに光る』というのは面白い試みだと思う。その為に半田ごても注文したし、電子工作の勉強もはじめた。調べてみるとLEDを光らせるだけでも抵抗を付けたり少し工夫がいるみたい。

もしカッコいい作品ができたら、アシスタントに手伝ってもらい増やし、売ってみるのも面白いと思う。レジンのアクセサリー自体は日本で密かなブームではあるがLEDと組み合わせいる人は見たことがない。

またフィリピンではそんなのが売られてるのを見たことがない。まずは自分用に作り付けることで1つの話題にもなるだろう。僕も40代。いろいろ試して自分のデザインでブランドを作ってみるのもいいと思う。


◆木工作品に埋め込む。

実のところアクセサリー自体は慣れれば3個作るのも10個つくるのもそんなに手間はかわりない。指輪やネックレス的なアプローチはありがちだが、木工作品にワンポイントあるだけで格が1ランク上がる気がする。もちろんベースが良いものじゃないとダメだけど。趣味でする上では写真でごまかせる。売らなければ問題なし(笑)



◆その他にしたいこと。

電子工作やらレジンやらを調べてて、プラリペアというものを発見した。これで破損したプラスチックの椅子やスクーターのライトを補修したい。それとシリコンとレジンを使えば義歯なんかも作れると思う。ハロウィン仮装用の牙とか作っても面白いかもしれないし、歯のない友だちに作ってあげてもいいかも??なんて・・・ちょっと法にふれそうな気がするが、歯科で使われているレジンもそう大きな違いはないはず・・・。UVレジンの有毒性は低いらしいので歯がないよりは素人のものでもいいのでは??なんて漠然と考えている。

そんなの僕が作らずとも3Dプリンターで簡単に作って貧しい人が差し歯を手軽に買えるようになればいいのに・・・って思う。

 

マニラでオススメの歯医者

海外において健康問題は心配事の1つ。

僕は以前にマニラの歯医者で(おそらく)歯をダメにされた経験があります。

manisen.hatenablog.com


フィリピンにおいて歯医者選びは難しいと思います。情報が少ない。治療機器が古い。値段が不透明(外国人だと2倍、3倍あたりまえ・・・)、言葉が通じないなど。


そこで僕の行っている歯医者さんを紹介しようと思います。ここが完璧だとは思いませんが今のところ満足していて信頼度が高いと思っていますし、ここに出会えてことに感謝しているのでオススメはしたいのですが、あまり日本人が増えすぎて環境がかわってしまうことも心配しているので内緒にしたい気持ちもあったりします(友人のみ教えることも最初は考えていました)


でも公開します。


M.L. Manzano Dental Clinic

https://www.facebook.com/ML-Manzano-Dental-Clinic-508649922608099/



です。


まずココの顧客のほとんどは一般的なフィリピン人です。日本人を相手にしているところに比べリーズナブルです。また僕が最初に行った歯医者Aに比べ、清潔で料金も安い。僕の場合は大家さんの紹介が最初だったのですが治療の相談と料金を確認しつつ治療を進めています(いまは一段落したので今後はクリーニングなどで来院予定)

1番のオススメポイントは『英語で説明しながら治療してくれる』です。

もちろん言葉の壁はあるのですが、それでも『何をされているのか何となく分かる』っていうだけで不安が減ります。ここの先生は歯医者Aより英語が上手。あとおそらく50才くらいの先生で技術力はたぶんあります。※ただし歯科治療は印象だけでは判断が難しいので『いちおうたぶん』を付けています。

息子さんも歯医者をしていて後継者もいて安心といった感じ。


治療費はクリーニングがP500。簡単な詰め物がP500。歯根治療がP12000(4回くらい通った)・・・してないけど歯列矯正はP40000(これはそんなに安くはないかも)くらいです。2017年現在なので物価の上昇と共にあがる可能性はありますが参考として書いておきます。


ここの問題はレントゲンがないこと。ですが、それは他の歯医者ですればいい。むしろ最新設備をあれこれ整えた歯医者はそれなりに高い可能性があるので僕は『その割り切りはアリ』だと思っています。オススメは日本の歯医者との使い分け。マニラ在住でもたまに日本に帰国し健康保険に入って日本の歯科医にみてもらいつつ簡単な治療は日本の保険で、そしてレントゲンを撮影してもらいそれをスマフォなどに保存しマニラに持ってくる。ちなみにマニラのレントゲンは歯1本だけ撮影みたいな旧型のも多い。日本のは全体が撮影できるのが普通だったりする。

日本では言葉が通じる安心感や技術力の水準への信頼感がありますね。でも保険外治療だと高いです。セラミックの歯や歯列矯正だとフィリピンの方が保険なしでもずっと安いです。たぶん歯列矯正はフィリピンの歯医者でも実績があるのでOK(ただし歯の裏側とか特殊な矯正はあまりしてる人がいない)。だけどインプラントとかしたことがない歯医者が多いようで僕は今のところ安くてもフィリピンではしないかも・・・。


さて場所ですがタギグのローカルエリアにありますが、同じタギグ市なのでBGCなどに住んでいる人なら近いと思います。もし行く人は予約の時には『ハセガワのブログを読んだ』とか『ハセに紹介してもらった』と言って下さい。僕が紹介料をもらえるワケではありませんが、たぶん紹介の方が安心度が高いです(※)

※信頼度が高いとは思いつつも、他の日本人がいきなりいってローカル価格でしてくれるかには少しだけ不安がある。たぶんフィリピンではそのくらい警戒心が高い方がいい。




 

観光ビザ延長がP1000くらい安くなってた!

ビザ延長のエクスプレス料金が不要になってたよ!!
 
さっきイミグレーションに行ってきた。SM AURAのイミグレは新しくて空いている。前回と同じように入口すぐのタッチパネルで『ビザ延長のボタン』を押して受付番号をもらい。受付で小さな用紙をもらい記入し『待ち時間なし』で提出し隣の会計でいつものように3000ペソちょっとを払おうと思ったら、レシートが1枚しかないことに気づく。いつもは2枚ある。

おそるおそる会計で払うと何ごともなかたように。約2000ペソ(端数省略)を言われる。不思議に思って受付のおっちゃんに聞いてみると・・・。

「もうエクスプレス料金は払わなくて良くなったよ」
 
って・・・これには驚いた。


いままで早くもないのに特急料金が標準で入っていることを不思議に思ってはいたが、イミグレ側からそれを不要にするとは思わなかった。一般的なフィリピンの役所は無駄に複雑で多くの従業員が働いていて利用者は待たされ、何度も足を運ばされ、、、急ぐ人は袖の下を払って・・・って感じ。

それがどうだ。
 

イミグレーションは、だんだん良くなってきてる。

・申請用紙はA4の両面から必要最低限のA5片面に。
・パスポートのコピーや、写真添付は不要に。
・会計は申請の途中で終わらせる必要があったが、
 申請してから受け取りまでの間に払うことで時間が短縮された。
・ビザなしの期間は21日から30日に伸びた。
 
あと本局はどうかわからないが、以前は短パン&サンダルがNGで入口に長ズボンのレンタルなんかがあったが、今日いったイミグレには短パンの人もいた。


フィリピンのイミグレ・・・良くなってんじゃん!


受付番号をタッチパネルで自動発行することだけでも、受付番号係が不要になる。そういったプロセスを合理化することでコストを下げ、仕事を減らすことでスタッフにも利用者にも良い・・・それが理想的な改革だと思う。


まだまだと思うこともあるにはあるが、とりあえず上出来だし、感謝したい。できれば功績を認められた上で改革を進めたリーダーにはLTOとか他のダメ役所に転勤して改革して欲しい・・・そう思った。

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なおLTOでは『ネットで運転免許申請が行えるようになる』らしいが、複雑なプロセスをシンプルにできない状態でネットで出来るようにしてもあまり意味がない。と思っている。またフィリピンのWEBサイトは大手企業であってもエラー出まくりで、お店でも営業時間や住所がわからないようなダメサイトが多いので期待できない・・・期待したいのだが。

 

いつでも遊べる

日本にいた時は『無邪気に遊んでいられるのは子供だけ』なんて思っていた。大人の遊びといえばお金のかかるレジャー。そしてスポーツするにも予定を組んで遊ぶ。月2回のテニスとかフットサルとか。そういう所属する団体を探すのもちょっと勇気がいるし、民間の運営するテニス教室ならそこそろお金がかかる。


フィリピンでの僕の生活は、たまに気が向いたら隣の集落に遊びに行く。そうすると誰かしらバレーボールとかしてて仲間に入れてもらう。ほぼ好きな時にいつでも遊べる。

大半が子供だったりするのだがフィリピンの良い所はバレーボールなどは大人も混じって遊んでいたり大人だけで遊んでいたり、たまにおばあちゃんが参加したりもしてる。その緩さがとても好き☆


家が密集しているエリアなので路地で遊んでいるとボールが他所の屋根にあがってしまいロストすることがある。いままで50円くらいのビーチボールを6個なくした。通常のバレーボールより安全で安いからいいのだけど。

でも少し広いところでバレーボールをすることが流行りだした。使っているボールが固くて痛い・・・。そこで僕はソフトなバレーボールを買うことにした。通常1000円くらいするが500円くらいのを見つけたからOK。


暑いので午後2時くらいで遊んでいるのは元気な子供たち。僕は少し涼しくなる午後5時くらいがいい。その広場では僕らがバレーボールをしているだけじゃなく通行人が乳母車を引いて通ったりするし、隣でも別のグループが遊んでいる。人口密度はけっこうなもの。それでもお互いに少しの迷惑を許容しつつコミュニティが成り立っている。

家の前で食物を売っている人も近くにいるが、たまにボールがそれてそっちにいってしまう。ほとんどは問題ないのだが、まれに当たりどころが悪くオバちゃんにボールを取り上げられてしまう。

あとで返してもらえるとは思うが、そんな広場の近くでモノを売っているのだから仕方ないように思うのだが遊びは一時中断される。日本人の感覚としては『最初から危ないところでは遊ばせてもらえないし、遊び場ではモノを売らない』・・・フィリピン人の感覚としては『お互いにごちゃまぜ。たまに問題もあるがたいていは一時的なもので気にしない』


フィリピン人の『無神経さ』を日本人は指摘するが、それと同時に『寛容さ』もあったりすると僕は思う。人によって幅が違う。集落で深夜までカラオケするような人も普通にいるし、ちょっと騒いでいるだけで怒るおばちゃんもいる。

それらごちゃまぜのコミュニティにいること自体が僕にとって楽しい。


まぁ遊んだ後は隣のビレッジに戻り、安全・静か・快適な生活をしている。集落では『暑いね〜』なんて言いつつ、家ではエアコンをつけてしまうことも。そのあたりの2重生活は面白くもあり少し嘘でかためてある。集落の友達は僕がこのビレッジに住んでいることは知っているが、僕の生活を詳しくは知らない。あんまり知られない方が人間関係がうまくいくように思う。

だから少しの嘘は許してほしい。

庶民がバイトを探す苦労 in フィリピン

フィリピンの庶民の生活は日本人の想像できないレベルだとたまに思う。

つい先日に元家庭教師の子から連絡があった。小さい子供のいる夫婦で失業していて『旦那は海外で、その子はマニラで就職、その時に子供は田舎の実家へ』という決意を固めたところで先立つお金を無利子で融資をして、とりあえず家庭教師に復帰してもらいつつ就職活動の経過を聞いている。

もちろん助けたいのは助けたいが、それと同時にフィリピン人の思考パターンや就職活動などの様子にも興味がある。以前から断片的には聞いていたのだが、やはり思った以上に大変なので今日はそれを書こうと思う。


以前に海外就職の前段階で必要になるパスポートについて書いたのでそれについてはこっちを見て下さい。

manisen.hatenablog.com

 

 

今回は嫁さんの方、いまマニラで就活中。学歴は中卒で近くのモールでインセンティブのある仕事を希望。この子は基本的に働き者で、以前はジョリビーで働きつつその後にレッスンに来てくれてたのだが、コミュニケーション能力が高く、仕事でハッピープラスカードなどのセールスキャンペーンがあった時に他のスタッフ平均の2倍以上を売上げてご褒美にホットドックとかをもらってきたりしていた。

これは1つの才能で大卒の学歴がなくても他のフィリピン人みたいに算数が苦手でも、のし上がれる1つの方法が『歩合のある仕事』だと思う。


さて就職といってもフィリピンは5ヶ月の契約社員ってケースが多い。大統領が正社員化を進めているようだが法律どおりになかなかいかないのも現実。日本でいえばアルバイトのようなもの。ただそれでも日本のようにはいかない。


1:面接地が遠い。

バイトくらい各店舗で独自にすれば良さそうなものを、フィリピンの場合はバイトであっても配属先と面接地は違うことが多いみたい。庶民で無職にとって交通費はばかにならない。

2:面接の回数が多い。

バイトなのにどうして3回くらい面接があるんだろう・・・。交通費と共に時間も凄くかかる。


3:必要な書類が多い。

犯罪を犯していないって証明書(NBIって言ってたかな)とか健康診断(虫歯があったら要治療とか)などがあり、それぞれ取得に時間とお金がかかる。しかも制服の下に着る下着などは無地で名前の刺繍入りとかいう規定のある所もある(アパレルの販売員で盗難を防ぐ為らしい)


4:配属先が遠いとか。

そうやって面接をクリアしても、配属先が遠かったりするみたい。ジョリビーやワトソンなどほぼ全てのモールに店舗を構えているような場合でも、近くの店舗で働くことは難しいみたい。おそらく近くの店舗で働いているスタッフの中にはこの子が行くかもしれない店舗の近くに住んでいている人もいるかもしれない。そしてこれらミスマッチが多いってことはそれらがなくなれば交通費は節約でき(基本的にフィリピンは自腹)そして通勤時間がグッと減り、渋滞も少しは緩和されるだろうと思う。



日本なら求人情報誌とかネットでバイトを探し、必要なものって履歴書くらいなもので、店舗に行って面接したら翌日から働けたりする。フィリピンは上記のように苦労して仕事を探しても給料は安く、そして契約が切れるとまた最初からになるケースが多いみたい。

ホントフィリピンの庶民は大変・・。
そして社会システムがゲスだと思いました。


P.S. BICUTANやFTIの近くで臨時の仕事でもあったら教えて下さい。旦那のほうも日銭が欲しいところなんで。8時間で日給500ペソくらい。まぁまぁマジメなタイプらしく以前の職場では無欠勤で正社員登用を目指したが30才って年令や学歴(経済的事情で4年目に中退)みたい。



ペニーボード

フィリピンではスケートボードのことをペニーボードというみたい。

 

もう半年くらい前かな、日本から持っていって乗ってみたら思った以上に難しい。大人は重心が高いこともあって難しいのかしれないが『これはちょっと危ないかも??』って思って隣の集落に持っていった。

 

そこは例によって子供がいっぱい。『遊んでいいよ』とはいったが『僕にちょうだい!』と言われたから『あげない』と返した。1人にあげてしまうとその子は独占して他の子に使わせないってケースを見てるので所有権は譲らず、みんなで交代で遊べといった。

 

子供たちは擦り傷を作りつつも予想以上の短期間の乗りこなすようになった。


ところが先週そのペニーボードがなくなっていた。ここから見える範囲で遊ぶようには言ってあったが管理者がいるワケでもなく誰かが持っていって売ってもわからない。残念ながら貧困エリアではモノがなくなることは珍しくない。

 

せっかく1台がハイローテーションで遊ばれ『なんとコスパの良い』なんて思っていたのに・・・ざーんねん。まぁしゃーないね。って思っていたらFacebookで1人の母親から『見つかった』と連絡があった。

 

「(特定の)誰かにあげたの?」みたいな事を聞かれたから、みんなで遊んで欲しいからいちおう所有権は僕のままだよ。と答えたら、『子供たちにとってあなたは天使だ』みたいなことを言われ、ちょっと照れつつも『さすがキリスト教徒らしい表現だ』なんて思った。

『別に天使じゃないよ。ただ彼らは友達だよ』って答えた。


そのエリアの子供たちには僕は絶大な人気がある。正直いうとしがみついてしつこい小さな子は苦手なんだけど5才から12才の子らとは普通にバレーボールとかして遊んでいる。僕がフィリピンが好きな理由の1つ。小さい子は別にしてそこに『遊んであげている』という感覚はない。常に複数の親が周囲にはいるし、2家族くらいは元々友達だしあまり気を使うことはない。


もし日本だったら、41才の独身男が子供たちと遊ぶっていうのはかなり誤解を生みやすい。変質者か誘拐犯と疑われてしまうリスクがある。もちろん親の気持ちを考えるとそうなってしまうのも仕方がないとは思う。もちろんフィリピンであっても誤解は避けたいので、子供たちだけをつれだしたり、幼女を抱きしめたりといったことはしない。

あと同じフィリピンでも集落では小学校くらいの子供と20代の子らが一緒に遊ぶってこともよくある。大勢がいろんなかたちで関わりながら生きているのは、日本とフィリピンの1つの違いだと思う。

 

子供がいない独身の中年はこれからドンドンと増える。金銭以外でコミュニティ作りが僕は大切だと思っていて今はフィリピンでいろんな形で実践しているところ。いずれ日本からもいろんな人を呼び込みたい。