KOYA(マニラで子供らと遊ぶ)

庶民エリアにコミュニティスペースを作ってみた。

マニラでオススメの歯医者

海外において健康問題は心配事の1つ。

僕は以前にマニラの歯医者で(おそらく)歯をダメにされた経験があります。

manisen.hatenablog.com


フィリピンにおいて歯医者選びは難しいと思います。情報が少ない。治療機器が古い。値段が不透明(外国人だと2倍、3倍あたりまえ・・・)、言葉が通じないなど。


そこで僕の行っている歯医者さんを紹介しようと思います。ここが完璧だとは思いませんが今のところ満足していて信頼度が高いと思っていますし、ここに出会えてことに感謝しているのでオススメはしたいのですが、あまり日本人が増えすぎて環境がかわってしまうことも心配しているので内緒にしたい気持ちもあったりします(友人のみ教えることも最初は考えていました)


でも公開します。


M.L. Manzano Dental Clinic

https://www.facebook.com/ML-Manzano-Dental-Clinic-508649922608099/



です。


まずココの顧客のほとんどは一般的なフィリピン人です。日本人を相手にしているところに比べリーズナブルです。また僕が最初に行った歯医者Aに比べ、清潔で料金も安い。僕の場合は大家さんの紹介が最初だったのですが治療の相談と料金を確認しつつ治療を進めています(いまは一段落したので今後はクリーニングなどで来院予定)

1番のオススメポイントは『英語で説明しながら治療してくれる』です。

もちろん言葉の壁はあるのですが、それでも『何をされているのか何となく分かる』っていうだけで不安が減ります。ここの先生は歯医者Aより英語が上手。あとおそらく50才くらいの先生で技術力はたぶんあります。※ただし歯科治療は印象だけでは判断が難しいので『いちおうたぶん』を付けています。

息子さんも歯医者をしていて後継者もいて安心といった感じ。


治療費はクリーニングがP500。簡単な詰め物がP500。歯根治療がP12000(4回くらい通った)・・・してないけど歯列矯正はP40000(これはそんなに安くはないかも)くらいです。2017年現在なので物価の上昇と共にあがる可能性はありますが参考として書いておきます。


ここの問題はレントゲンがないこと。ですが、それは他の歯医者ですればいい。むしろ最新設備をあれこれ整えた歯医者はそれなりに高い可能性があるので僕は『その割り切りはアリ』だと思っています。オススメは日本の歯医者との使い分け。マニラ在住でもたまに日本に帰国し健康保険に入って日本の歯科医にみてもらいつつ簡単な治療は日本の保険で、そしてレントゲンを撮影してもらいそれをスマフォなどに保存しマニラに持ってくる。ちなみにマニラのレントゲンは歯1本だけ撮影みたいな旧型のも多い。日本のは全体が撮影できるのが普通だったりする。

日本では言葉が通じる安心感や技術力の水準への信頼感がありますね。でも保険外治療だと高いです。セラミックの歯や歯列矯正だとフィリピンの方が保険なしでもずっと安いです。たぶん歯列矯正はフィリピンの歯医者でも実績があるのでOK(ただし歯の裏側とか特殊な矯正はあまりしてる人がいない)。だけどインプラントとかしたことがない歯医者が多いようで僕は今のところ安くてもフィリピンではしないかも・・・。


さて場所ですがタギグのローカルエリアにありますが、同じタギグ市なのでBGCなどに住んでいる人なら近いと思います。もし行く人は予約の時には『ハセガワのブログを読んだ』とか『ハセに紹介してもらった』と言って下さい。僕が紹介料をもらえるワケではありませんが、たぶん紹介の方が安心度が高いです(※)

※信頼度が高いとは思いつつも、他の日本人がいきなりいってローカル価格でしてくれるかには少しだけ不安がある。たぶんフィリピンではそのくらい警戒心が高い方がいい。




 

観光ビザ延長がP1000くらい安くなってた!

ビザ延長のエクスプレス料金が不要になってたよ!!
 
さっきイミグレーションに行ってきた。SM AURAのイミグレは新しくて空いている。前回と同じように入口すぐのタッチパネルで『ビザ延長のボタン』を押して受付番号をもらい。受付で小さな用紙をもらい記入し『待ち時間なし』で提出し隣の会計でいつものように3000ペソちょっとを払おうと思ったら、レシートが1枚しかないことに気づく。いつもは2枚ある。

おそるおそる会計で払うと何ごともなかたように。約2000ペソ(端数省略)を言われる。不思議に思って受付のおっちゃんに聞いてみると・・・。

「もうエクスプレス料金は払わなくて良くなったよ」
 
って・・・これには驚いた。


いままで早くもないのに特急料金が標準で入っていることを不思議に思ってはいたが、イミグレ側からそれを不要にするとは思わなかった。一般的なフィリピンの役所は無駄に複雑で多くの従業員が働いていて利用者は待たされ、何度も足を運ばされ、、、急ぐ人は袖の下を払って・・・って感じ。

それがどうだ。
 

イミグレーションは、だんだん良くなってきてる。

・申請用紙はA4の両面から必要最低限のA5片面に。
・パスポートのコピーや、写真添付は不要に。
・会計は申請の途中で終わらせる必要があったが、
 申請してから受け取りまでの間に払うことで時間が短縮された。
・ビザなしの期間は21日から30日に伸びた。
 
あと本局はどうかわからないが、以前は短パン&サンダルがNGで入口に長ズボンのレンタルなんかがあったが、今日いったイミグレには短パンの人もいた。


フィリピンのイミグレ・・・良くなってんじゃん!


受付番号をタッチパネルで自動発行することだけでも、受付番号係が不要になる。そういったプロセスを合理化することでコストを下げ、仕事を減らすことでスタッフにも利用者にも良い・・・それが理想的な改革だと思う。


まだまだと思うこともあるにはあるが、とりあえず上出来だし、感謝したい。できれば功績を認められた上で改革を進めたリーダーにはLTOとか他のダメ役所に転勤して改革して欲しい・・・そう思った。

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なおLTOでは『ネットで運転免許申請が行えるようになる』らしいが、複雑なプロセスをシンプルにできない状態でネットで出来るようにしてもあまり意味がない。と思っている。またフィリピンのWEBサイトは大手企業であってもエラー出まくりで、お店でも営業時間や住所がわからないようなダメサイトが多いので期待できない・・・期待したいのだが。

 

いつでも遊べる

日本にいた時は『無邪気に遊んでいられるのは子供だけ』なんて思っていた。大人の遊びといえばお金のかかるレジャー。そしてスポーツするにも予定を組んで遊ぶ。月2回のテニスとかフットサルとか。そういう所属する団体を探すのもちょっと勇気がいるし、民間の運営するテニス教室ならそこそろお金がかかる。


フィリピンでの僕の生活は、たまに気が向いたら隣の集落に遊びに行く。そうすると誰かしらバレーボールとかしてて仲間に入れてもらう。ほぼ好きな時にいつでも遊べる。

大半が子供だったりするのだがフィリピンの良い所はバレーボールなどは大人も混じって遊んでいたり大人だけで遊んでいたり、たまにおばあちゃんが参加したりもしてる。その緩さがとても好き☆


家が密集しているエリアなので路地で遊んでいるとボールが他所の屋根にあがってしまいロストすることがある。いままで50円くらいのビーチボールを6個なくした。通常のバレーボールより安全で安いからいいのだけど。

でも少し広いところでバレーボールをすることが流行りだした。使っているボールが固くて痛い・・・。そこで僕はソフトなバレーボールを買うことにした。通常1000円くらいするが500円くらいのを見つけたからOK。


暑いので午後2時くらいで遊んでいるのは元気な子供たち。僕は少し涼しくなる午後5時くらいがいい。その広場では僕らがバレーボールをしているだけじゃなく通行人が乳母車を引いて通ったりするし、隣でも別のグループが遊んでいる。人口密度はけっこうなもの。それでもお互いに少しの迷惑を許容しつつコミュニティが成り立っている。

家の前で食物を売っている人も近くにいるが、たまにボールがそれてそっちにいってしまう。ほとんどは問題ないのだが、まれに当たりどころが悪くオバちゃんにボールを取り上げられてしまう。

あとで返してもらえるとは思うが、そんな広場の近くでモノを売っているのだから仕方ないように思うのだが遊びは一時中断される。日本人の感覚としては『最初から危ないところでは遊ばせてもらえないし、遊び場ではモノを売らない』・・・フィリピン人の感覚としては『お互いにごちゃまぜ。たまに問題もあるがたいていは一時的なもので気にしない』


フィリピン人の『無神経さ』を日本人は指摘するが、それと同時に『寛容さ』もあったりすると僕は思う。人によって幅が違う。集落で深夜までカラオケするような人も普通にいるし、ちょっと騒いでいるだけで怒るおばちゃんもいる。

それらごちゃまぜのコミュニティにいること自体が僕にとって楽しい。


まぁ遊んだ後は隣のビレッジに戻り、安全・静か・快適な生活をしている。集落では『暑いね〜』なんて言いつつ、家ではエアコンをつけてしまうことも。そのあたりの2重生活は面白くもあり少し嘘でかためてある。集落の友達は僕がこのビレッジに住んでいることは知っているが、僕の生活を詳しくは知らない。あんまり知られない方が人間関係がうまくいくように思う。

だから少しの嘘は許してほしい。

庶民がバイトを探す苦労 in フィリピン

フィリピンの庶民の生活は日本人の想像できないレベルだとたまに思う。

つい先日に元家庭教師の子から連絡があった。小さい子供のいる夫婦で失業していて『旦那は海外で、その子はマニラで就職、その時に子供は田舎の実家へ』という決意を固めたところで先立つお金を無利子で融資をして、とりあえず家庭教師に復帰してもらいつつ就職活動の経過を聞いている。

もちろん助けたいのは助けたいが、それと同時にフィリピン人の思考パターンや就職活動などの様子にも興味がある。以前から断片的には聞いていたのだが、やはり思った以上に大変なので今日はそれを書こうと思う。


以前に海外就職の前段階で必要になるパスポートについて書いたのでそれについてはこっちを見て下さい。

manisen.hatenablog.com

 

 

今回は嫁さんの方、いまマニラで就活中。学歴は中卒で近くのモールでインセンティブのある仕事を希望。この子は基本的に働き者で、以前はジョリビーで働きつつその後にレッスンに来てくれてたのだが、コミュニケーション能力が高く、仕事でハッピープラスカードなどのセールスキャンペーンがあった時に他のスタッフ平均の2倍以上を売上げてご褒美にホットドックとかをもらってきたりしていた。

これは1つの才能で大卒の学歴がなくても他のフィリピン人みたいに算数が苦手でも、のし上がれる1つの方法が『歩合のある仕事』だと思う。


さて就職といってもフィリピンは5ヶ月の契約社員ってケースが多い。大統領が正社員化を進めているようだが法律どおりになかなかいかないのも現実。日本でいえばアルバイトのようなもの。ただそれでも日本のようにはいかない。


1:面接地が遠い。

バイトくらい各店舗で独自にすれば良さそうなものを、フィリピンの場合はバイトであっても配属先と面接地は違うことが多いみたい。庶民で無職にとって交通費はばかにならない。

2:面接の回数が多い。

バイトなのにどうして3回くらい面接があるんだろう・・・。交通費と共に時間も凄くかかる。


3:必要な書類が多い。

犯罪を犯していないって証明書(NBIって言ってたかな)とか健康診断(虫歯があったら要治療とか)などがあり、それぞれ取得に時間とお金がかかる。しかも制服の下に着る下着などは無地で名前の刺繍入りとかいう規定のある所もある(アパレルの販売員で盗難を防ぐ為らしい)


4:配属先が遠いとか。

そうやって面接をクリアしても、配属先が遠かったりするみたい。ジョリビーやワトソンなどほぼ全てのモールに店舗を構えているような場合でも、近くの店舗で働くことは難しいみたい。おそらく近くの店舗で働いているスタッフの中にはこの子が行くかもしれない店舗の近くに住んでいている人もいるかもしれない。そしてこれらミスマッチが多いってことはそれらがなくなれば交通費は節約でき(基本的にフィリピンは自腹)そして通勤時間がグッと減り、渋滞も少しは緩和されるだろうと思う。



日本なら求人情報誌とかネットでバイトを探し、必要なものって履歴書くらいなもので、店舗に行って面接したら翌日から働けたりする。フィリピンは上記のように苦労して仕事を探しても給料は安く、そして契約が切れるとまた最初からになるケースが多いみたい。

ホントフィリピンの庶民は大変・・。
そして社会システムがゲスだと思いました。


P.S. BICUTANやFTIの近くで臨時の仕事でもあったら教えて下さい。旦那のほうも日銭が欲しいところなんで。8時間で日給500ペソくらい。まぁまぁマジメなタイプらしく以前の職場では無欠勤で正社員登用を目指したが30才って年令や学歴(経済的事情で4年目に中退)みたい。



ペニーボード

フィリピンではスケートボードのことをペニーボードというみたい。

 

もう半年くらい前かな、日本から持っていって乗ってみたら思った以上に難しい。大人は重心が高いこともあって難しいのかしれないが『これはちょっと危ないかも??』って思って隣の集落に持っていった。

 

そこは例によって子供がいっぱい。『遊んでいいよ』とはいったが『僕にちょうだい!』と言われたから『あげない』と返した。1人にあげてしまうとその子は独占して他の子に使わせないってケースを見てるので所有権は譲らず、みんなで交代で遊べといった。

 

子供たちは擦り傷を作りつつも予想以上の短期間の乗りこなすようになった。


ところが先週そのペニーボードがなくなっていた。ここから見える範囲で遊ぶようには言ってあったが管理者がいるワケでもなく誰かが持っていって売ってもわからない。残念ながら貧困エリアではモノがなくなることは珍しくない。

 

せっかく1台がハイローテーションで遊ばれ『なんとコスパの良い』なんて思っていたのに・・・ざーんねん。まぁしゃーないね。って思っていたらFacebookで1人の母親から『見つかった』と連絡があった。

 

「(特定の)誰かにあげたの?」みたいな事を聞かれたから、みんなで遊んで欲しいからいちおう所有権は僕のままだよ。と答えたら、『子供たちにとってあなたは天使だ』みたいなことを言われ、ちょっと照れつつも『さすがキリスト教徒らしい表現だ』なんて思った。

『別に天使じゃないよ。ただ彼らは友達だよ』って答えた。


そのエリアの子供たちには僕は絶大な人気がある。正直いうとしがみついてしつこい小さな子は苦手なんだけど5才から12才の子らとは普通にバレーボールとかして遊んでいる。僕がフィリピンが好きな理由の1つ。小さい子は別にしてそこに『遊んであげている』という感覚はない。常に複数の親が周囲にはいるし、2家族くらいは元々友達だしあまり気を使うことはない。


もし日本だったら、41才の独身男が子供たちと遊ぶっていうのはかなり誤解を生みやすい。変質者か誘拐犯と疑われてしまうリスクがある。もちろん親の気持ちを考えるとそうなってしまうのも仕方がないとは思う。もちろんフィリピンであっても誤解は避けたいので、子供たちだけをつれだしたり、幼女を抱きしめたりといったことはしない。

あと同じフィリピンでも集落では小学校くらいの子供と20代の子らが一緒に遊ぶってこともよくある。大勢がいろんなかたちで関わりながら生きているのは、日本とフィリピンの1つの違いだと思う。

 

子供がいない独身の中年はこれからドンドンと増える。金銭以外でコミュニティ作りが僕は大切だと思っていて今はフィリピンでいろんな形で実践しているところ。いずれ日本からもいろんな人を呼び込みたい。

プランの概要

新しい活動の目的は大きくワケて2つ(各2つで計4つ)

※現段階では『共同で設立してくれる仲間を求めている段階』でこのブログはその為に基本プランをまとめている感じです。




【SIDE_A】・・・貧困を改善する為のプログラム。

◆A-1:Dental(歯科)= 庶民の集落に出入りするようになって感じるのは『虫歯率の高さ』・・・予防の知識がない上に治療費がないので子供たちは虫歯が多いし、30代にもなると歯が何本もない人がそこら中にいる。歯がないことは就職する上で不利になるだろうし虫歯で痛いとか他の病気にもつながる。

病気の中でも『予防による費用対効果がもっとも高い』のが『歯科』の分野だと思う。



具体的にはこんなイメージ。

1:会員制にして『歯の状況』 をデータとして残していく。
2:食事を提供し『歯磨きを一緒にする』→ 習慣化。
3:予防歯科の大切さを啓蒙する (砂糖を減らすとかいろいろ)


◆A-2:Education(教育)= 貧困解消に教育の重要性を言う人は多い。でも『僕は学費を出すというタイプの支援は効果が薄いのでは??』と考えている。むしろ『稼げる技能を身につける』って方がいいように思う。その為に特化する科目はとりあえず絞った方がいいのかなって思う。



具体的にはこんなイメージ。
1:フィリピンは算数が弱い。ドリルなどをさせる。
   (できれば計算ゲームアプリなどを活用し競わせるなど)

2:年長が年少を教えるペイ・フォワード制。
3:日本語を教える(子供は知りたがりで語学習得能力が高い)
    しかも日本語を話せれば将来それを武器に出来る。
4:できるだけティーチングよりコーチングを意識する。




【SIDE_B】・・・シェアハウスと社会実験の場。
 
 ◆B-1 : Share house(シェアハウス) = スラムに行ってみたいって若者は少なくない。ボランティアをしたい人も少なくない。できれば2ヶ月とかの期間で施設の2階部分に住み、自分たちで考え集落の人達と接し生活できるようにしてみたい。

 

具体的にはこんなイメージ。
1:質素で小綺麗なドミトリースタイル
2:宿泊費は格安もしくは無料
3:設備は自分たちでバージョンアップしていく
4:貴重品は別の場所(MA:僕の家)に置いておく
5:ブログなど情報発信をしてもらう


◆B-2 :Social experiment (社会実験の場):例えば歯科大学の研究とか、ボランティア関係の学部とかがマニラに来て、実際のフィリピン人相手にいろんな試みをするイメージ。どうやれば子供たちに勉強の習慣を根付かせられるのか?とか。

具体的にはこんなイメージ。
1:大学や企業にPRして研究の場として利用してもらう。
2:それぞれがミッションを設定し成果を発表する感じ。


かかる費用は小さめの規模で初期費用50万円+年50万円くらい。ただし賛同してくれて力を貸してくれる人が動くと仮定した場合。スタッフを雇ったりすれば人件費として年50万円くらい余分にかかりそう。もちろん程度による。最初のスタートは僕が出すつもりで継続していけるかは広がりしだい。

僕が候補地としている集落は2年前に大火災があり現在復興途中。それでいて隣には新しい街が作られようとしている。いい流れが出来たらその街に住みつつ週1で活動に参加してくれるって人も呼び込めるような気がする。あとは交流会のLittle Japanともうまく連携できればと思う。

あと頭の中にはいろんなアイデアがあるがそれは一緒にしてくれる人と相談していく中で出来そうなら1つずつ試してみたい。


とりあえずは臨時でフィリピン人を雇って下調べを始めるとともに、プランをいろんな人に話をしてみようと思う。たまに体調を崩すので仲間が見つかるまでは無理をしないけど。










フィリピン人が海外で働くということ

(軽い体調不調が続いていて自宅療養中)

3月末から家庭教師に復帰してくれたW。それまで専業主婦をしつつ育児をしばらくしていたが彼氏(実質的な夫)が失業したこともあって復帰した感じ。

連絡をもらった時に僕は日本にいたこともってマニラで再会してみるとそこそこ困窮してた。以前にレッスンをしてくれてたおかげて僕はタガログ語の基礎が身についたこともあるし出来る範囲で支援をしていこうと思った。


家賃の滞納や友達や親戚からの借金。食費もケチって就職活動の交通費にもことかく状態。とりあえず家を追い出されるのを回避する為のお金などをいくらか貸した。

そうやって1週間くらいレッスンやらついでにメイド仕事やらお願いしつつも彼氏の就職活動は難航。フィリピンでは30才で就職での年齢制限に引っかかったりするみたい。いくら庶民の暮らしとはいえ給料なしで生きていくのはかなりキツイ。Wがいうには彼氏が海外に出稼ぎいくっていうのが『貧困から抜け出す方法』として1つのパターンらしいが、パスポートの取得費用などがないから困っているらしい。


僕は以前にも別の友達の出稼ぎのつなぎ資金を融資したことがある。担保なしの無利子なので実質的に金利分だけあげているようなものなのだけど、その友達は遅れつつも完済してくれた。今回も融資することに迷いはなかった。


フィリピン人が海外で働くことはOFWと呼ばれよくある話なのだがただ思った以上にハードルが高い。悪徳エージェントのカモにされるリスクともあるが意外な障害が『フィリピンの役所』だったりする。


パスポート取得に時間がかかりすぎる・・・。


まずアポイントメントをとる必要がありネットで出来るのだが、それが約3ヶ月待ち。しかも、そこでは申請して面接するだけなので、発行までには更に2,3週間またされるみたい・・・ホント役所が酷すぎ・・・日本ならアポはいらないし1週間くらいなものだろう。

(この手の改革はお金がいらないドゥテルテ大統領に頑張って欲しい)


そんな感じで彼氏のパスポート取得に推定4ヶ月かかり、その後でエージェントに申請していたら半年くらい軽く過ぎていくだろう。そこでMと話をしたのが彼氏が専業主夫をしてMがまず働く。その後でOFWが決まった段階でスイッチするのが今のところいいのではないかって。


僕はパスポート取得費用を貸したのだが、その時に生活費やら交通費やら計画を聞いてみたが彼氏は『あとは自分で何とかできる』という。収入がないのに出来るはずがないのだが、この辺りはフィリピン人の気質なのだろうと思う。結局は再び行き詰まるのだろうけど、僕としては織り込み済み。

次は壊れた携帯を何とかして出来ればWの就職用の服があるといい。Wは一昨年の火事で衣類などの大半を失っている。フィリピンの庶民は僕ら日本人が思う以上に大変だ。大家族が助け合いながら生活してるってケースも多いがワケありで家族に頼れない人も少なくない。


健康状態が良いのがせめてもの救いだ。

P.S. パスポート取得や就職活動にNBIって無犯罪証明書のようなものがいるらしいが、それの取得の時に同姓同名がいる場合はその確認に15日とか余計にかかったりするらしい。ホントに役所のシステムがクズだと思う。