KOYA(マニラで子供らと遊ぶ)

庶民エリアにコミュニティスペースを作ってみた。

海外と日本どちらを拠点にすべきか。

 基本的にはフィリピンを拠点にしています。


だいたい2ヶ月に1度、東南アジアを旅するか実家の三重県に帰省しています。海外に転出することで生活費を抑えつつ『国民年金+住民税+国民健康保険』から離脱し、かわりに『飛行機代+ビザ代』を払っているイメージ。医療保険は無保険です。


5年前は起業などを考え、現にいろいろ試したのだが現在はしてなくて少しの体調不良を労りつつ生活をしている。フィリピンでの医療保険も検討しているが日本の医療も捨てがたい。本業がないので必然的に副業の株式投資が本業になっているが運よく細々と切り詰めていた状態から『少しだが余裕が持てるようになってきた』

そこで2017年は旅での滞在日数や実家への帰省日数を伸ばしていこうかと思う。残念ながらタガログ語の家庭教師が今はいないので『退屈な日も多い』ってこともある。


そこで気になっているのが・・・

『日本とフィリピンのどっちを拠点にしておくのがいいのか?』

ってこと。

 

日本の住民票を今は抜いているが、たまに帰国するので住民票はいつでも戻せる。


【日本を拠点とした場合のメリット】

国民健康保険に再加入し、日本の医療が3割負担で受けられる。技術が高さだけでなく言葉の問題もないので、医師と相談しながら治療方針が決められる。国保に入ってない場合には10割負担となるだけでなく自由診療扱いとなりその2倍になったりする。

※医者任せにするならフィリピンでもいいが信頼できる医者を探すがけっこう難しい。また料金も不透明で日本人相手だと過大請求されることもよく聞く。幸いにも歯医者は良さそうな所が見つかった(大家さんの紹介)、あと医師をしている友人(フィリピン人)がいるのでアドバイスを求めることが出来るのと、日本人の友人で頼れる人がいる。


【日本を拠点とした場合のデメリット】


住民票を戻す場合にA:国民健康保険やB住民税だけでなく『C国民年金の支払い義務が発生する』・・・だいたいA:年7.5万円、B:6000円、C:20万円といった感じ。Bは金額的に無視してもいい。Aは海外旅行保険などと比べれば安いしメリットも大きいとは思う(ただし海外にいる期間が長い分は少しもったいない)・・・海外にいる間に事故や病気になった場合はAを使いそうにないし(制度上は少し使えるらしい)、歯医者はフィリピンの方が全額負担でも安い(合格点をあげれる所をみつけた)、あとはたまの血液検査ならフィリピンの方が安い。

Cの年金に関してはあんまりあてにしていないし、資金は自分で運用して将来に備えたいとは思う・・・20万円ほどって額はちょっと微妙。老人を支える為というか半分は税金みたいなイメージを正直もっている。もし自分が投資家でなかったら気にせず入っているかも。

で、住民票をもどしたところで飛行機代やビザ代は同じようにかかる。


・・・・そんな感じ。


健康保険を活用できない部分もあるが個人投資家(特定口座)の僕の場合は健康保険的には無収入なので保険料も住民税も安い。その分は利益の20%を払っているので差し引きするとそんなに申し訳なく思うこともないかもしれないが。

結局のところ日本の健康保険だけでは海外でカバーできない部分があるので、旅行保険とかは別で入った方がいいのかもしれないが(この部分は一般論)・・・日本の病院でシッカリと病気を見てもらえるのは病気を早期発見したり悪化させない上でも大事かもしれないって気がしてる。


保険というのは不思議なもので別で保険料を払っているのでトータルで安くなる人ってガッツリ病気な人だけなのだが、受付で支払う額が少ないと安心できるというか金銭感覚が崩れなくてすむ。


僕は海外在住者にとって頭の痛い医療問題は『国民健康保険に入っていない人は自由診療になり10割負担どころか20割負担になる点』で、そういった落とし穴を国はなくして欲しいと思う。国保とは別に基本的な医療に関しては『国保が適用できる病気においては自由診療をあるていど制限して欲しい』

個々で特別な医療を提供して『自由診療』って病院は別であっていいが国保が適用されているところで20割負担というのはあんまりだ!って思う(^_^;)

 

 

話は脱線したが今のところ日本には年2回しかかえっていない。なので今のところの結論としては、大きな病院(自由診療200%)ではなく普通の病院で100%でしてくれる所がないか探してみて、腎臓病や糖尿病などの診断をしてもらう。僕の場合は病気でも予備軍とか初期段階だと思うから。


今年も人間ドックを受けるか考え中。たしか4万円くらいだったかな・・・できれば今年はフィリピンで受けておきたい。フィリピンで病状が悪化しても日本の結果を見せられないから、日本の翌年はフィリピン。その翌年は日本ってするのがいいかなって思う。探そう・・・。


マニラでの歯医者選び

ある歯医者Aで治療をうけ不信感が強まった僕は大家さんに歯医者Bを紹介してもらった。そこは『安くて早くて腕が良い』と評判なのだそうだ。

大家さんの奥さんに予約を入れてもらい大家さんと3人で2台の原付きでそのクリニックを訪れた。安いと聞いていたので設備の古さとかテナントの汚さは覚悟していたが、幹線道路に面したそのクリニックはいたってキレイだった。設備も普通。もちろん日本のように目の前に画面があるとかもないしレントゲンはない(別でとってくる)のだがフィリピンにおいては庶民の街でこのレベルはありがたい。

原付きにチェーンロックをはめてまずは問診。どうやら親子で歯医者をしているらしい。他の患者の治療をしている間に受付のオバちゃんと大家さんの奥さんが世間話。そうこうしている間に僕の順番がきた。フィリピンにおいては長時間待たされることはよくある。たまたまかもしれないが予約してこの待ち時間はありがたい。


結果的には今のところ『大満足』だ。

 

まず治療に関しては今回は3ヶ所お願いした。

1:下の犬歯の隣の歯X・・・ここはAにXの隣の歯と同じように詰め物をして欲しいと頼んだことがあるが、そこでは詰め物ではなく全体を被せる治療を勧められた。もちろんその方が高い。

 

でもBは特に何事もなかったかのように詰め物をしてくれた・・・治療費500ペソ。

 

2:Xのちょうど真上にある歯Y・・・ここは黒い虫歯がみつかった。そこも詰め物をしてもらう・・・治療費500ペソ。

 

3:歯のクリーニング・・・500ペソ。

 

・・・・合計1500ペソ・・・保険なしでこの値段は申し分ない。

 

 

4:あと奥の歯Zに関してはAで仮の詰め物をしてもらい(半分は取れているが残っている)1週間様子をみて痛みがなければちゃんとした詰め物を入れてもらう予定ではいた。でも仮の詰め物に2100ペソかかった上に『金利2%で20万ペソ貸してくれ』とか言われ半分は冗談だとは思いつつ厚かましさに幻滅した。

ここBではそれを引き継ぐ形で2月14日に詰め物をしてもらえることになった。たしか聞いたところこれも500ペソって言っていた気がする。でもBが言うには歯茎が盛り上がっていてその奥歯Z・・・親知らずが影響しているかもしれないとのこと。レントゲンは別の歯医者でしてきてそれを持ってきてくれたら抜歯が必要が判断できるって言っていた。

・・・なんだろう??親知らずで抜いた方がいいかも??って歯ならA医院で虫歯治療をする必要もなかったのかも・・・ちなみに大家さんは親知らずをB医院で抜いてもらい痛みもなくあっという間だったのだとか・・。


◆B医院の良い点をメモしておこうと思う。

 

1:クリニックがキレイで設備に問題なし。

2:歯科医師の熟練度が高い(たぶん)。
3:説明をキチンとしながら治療してくれる。
4:料金が安くてシンプル(ローカル価格で相手をみて吹っかけたりしない)


・・・・なるほど評判なのもわかる気がする。



僕は医療保険を検討しているが、歯科に関しては保険より信頼できる歯科医を見つける事の方がずっと大事だと思いました。あと1回の治療の様子をみて『痛みはないものの少し黒ずんできている前歯』などの相談をしたいと思います。前歯の治療はセラミックを入れたりすると高くなるだろうけど、ここなら納得して払えそう。

フィリピンでは治療費を高くして『儲けたい!』が前面にでている医者が少なくない。でも歯医者とか『経験する上達する → 早くて上手な治療ができる』って図式があり、料金を高くしなくても1/2の時間で治療が終われば時給は2倍になるし、満足してもらえば喜ばれて歯科医としても嬉しいだろうし評判が他の患者をつれてきたり、追加でより高額な治療をお願いされやすくなる。と思う。歯科医Aは残念・・・。

ホントにフィリピンで歯医者をプロデュースしたいって常々おもう。でも患者としては自分だけ良い歯医者が見つかればとりあえずOKで、あとは友達に紹介してあげられる。


大家さんとの関係

僕が住んでいるのはフィリピンの一般家庭の"離れ"。同じ敷地内で門があり大家さんの家があってその奥にある2部屋の小さな家だ。1〜4人で住むには問題ないサイズ。ここは水道がタンクにデリバリーしてもらう必要があるがネットは速い。

でも何より良いのは『大家さんとの関係』だ。

 

同じ敷地内で中庭を挟むのでほどよくプライバシーが保て、なおかつ荷物の受け取りを頼んだり、大家さんのつながりで元の家庭教師と知り合ったしメイドさんを紹介してもらったりしてる。フィリピンで住むのにそういった協力をしてくれる人が”近くに”いるって心強い。

 

一緒にホームパーティーしたり交流もするし、大家さんの家族が困っている時は僕も力を貸す。詳しくは言わないがそこそこ大きな助けになっているはず。僕の方も何かあった時は聞きに行くし、病気になった場合は助けてくれると思う。


昨日は僕の知り合いの歯医者に治療にいって嫌な目にあった。前から思っていたがあの歯医者さんは『親切なのは表面的で自分のことしか考えていない』・・・フィリピンではままある話なのだがガッカリした。そして大家さんに歯医者さんを紹介してもらうことになった。最初からそうすべきだったのかもしれないが、まだここに住み始めて間もない時にスタッフに探してもらい仲良くなった歯医者だけにすぐに切ろうとは思わなかったのだ。フィリピン人スタッフと一緒に行っていた時と違い1年以上が過ぎて訪れるとだんだんと本性を表してきた・・・といった感じ。

 

大家さんには歯医者に同行してもらえることになった。最初の何回かはお願いして、後は1人で、もしくはスタッフと行くつもり。(プライベートのアシスタント(秘書?)をパートタイムで雇おうといま考えて候補に打診しているところ)

 

あと医療保険についても手助けしてもらうつもり。日本人の友人からもアドバイスをもらっているが、最終的には大家さん家族が入っているのと同じのに入ろうと思う。その方が何かあった時に安心だろうと思うから。

 

そんなワケで僕が他でシェアハウスをすることになっても(いま友人とそういう話をしてる) ここは残そうと思っているし、もしこの家族が窮地に陥ったら手を差し伸べる。

 

僕は一生独身かもしれないが、それでもそういう『準:擬似家族的なもの』が僕にはこの家族ともう1つある。あと近くの集落の人達とか。交流会で知り合った友達とか。そういう人達がいれば今後も楽しくやっていけると思う。

僕が気になっているのは日本で多くの独身がこのまま年老いて孤独になっていくだろうってことで、今のうちにコミュニティを作っておいた方が良いよって感じの情報発信もしている。

フィリピンでの医療保険

マニラ在住で4年超。いままで保険からは遠ざかっていた。
いざとなれば『貯金を取り崩す覚悟』はしていた。

 

日本の健康保険制度は良いと思うが、実のところ日本での医療保険は不要だと思っている。日額5000円で200日を保証してくれる保険なら『それだけ貯めて備えておく方がいい』と投資家目線でそう思うからだ。

またフィリピンは賃金が安く、簡単な病気なら庶民向けの病院で安く診察してもらえるのもひとつの要因だった。


ただ4年くらい住んでいて、フィリピンの医療費は場所によってバカ高く『外国人の場合は過大請求されることが多々ある』ってことがだんだんとわかってくる。

たぶん選択肢としては2つ。フィリピンの医療保険に入る・・・A。もしくは日本の旅行者用の保険に入る・・・B。だ。Bの方が手厚く高いらしい。

ただ僕が気になっているのは『料金が支払えるかどうか』ではなく『過大な請求がされないか』とか『不要な治療項目を入れられたりしないか』といったことだ。これは僕の推測でしかないので間違っていたら教えて欲しいのだが、[B]旅行者保険の場合は保険会社の主体はフィリピンにないのでその治療が正当なものかをチェックするのは簡単ではない気がする。友人の話などを聞いていても『保険でカバーされるから』ということで個室で手厚いサービス→ 高額な医療費となりがちなのだとか。

僕は個室などの手厚いサービスはそれほど必要としていない。中流のフィリピン人が受ける普通のサービスが受けられればいい。もし重病になれば日本に逃げ帰るつもりもある。そういった場合に[A]フィリピンの医療保険の方が有効なのでは??と思い始めている。

医療保険というよりは医療グループの会員になるような感覚。提携している病院ではある程度まで治療費がカバーできるだけでなく会員として過大請求されるリスクが極めて低くなると思う。まだ調査中ではあるが仮に保険会社が治療費の一部を負担することになれば保険会社としてはその病院の治療が適切なものかチェックするだろうから。

 

 

こういう医療関係の情報は在住の日本人同士でシェアしたり、ネットで広めあいたいものだ。情報を出すことで誰かの役に立つし、情報をもらうことはとても助かるからだ。

昨日いった歯医者では不快な思いをした。それは別で書けたらと思うが、良い医者や歯医者の情報や料金の相場なんかも出来れば情報共有したいものだ。

そのためのLittle Japanでもあったりする。

www.meetup.com

セブの菩薩様のようにマニラでも詳しい人が保険のエージェントすればいいのにって思う。役に立てて儲かる商売は理想。僕は語学力などなど問題があるから目指す気はないけど。


また医療保険に加入したらブログを書きたいと思う。

なぜフィリピンのメシは残念なのか?

バンコクへの旅行からマニラに戻ってきました。フィリピンの下町を歩いてみると『ホントに食べたいものがない』と思いました。タイなら安くて美味しいものがけっこうあり『何を食べようか困るくらい』でした。

もちろんフィリピン料理にも美味しいモノはあるのだけど、ローカルフードの評判では東南アジアでも『かなり悪い』ように思います。


『なんでだろう??』


けっこうマジメに考えているところです。

評価が低い理由は割に簡単です。タイと比べて・・・

・少し値段は安いのですが、コスパはグッと落ちます。


【1:生麺、2:牛乳、3:肉、4:パン、5:野菜】

例えば『麺』はタイとかベトナムなどでは『生麺が主流』でタイなら『ラーメンみたいなタマゴ麺』とか『春雨みたいな麺』とか『きしめんみたいな麺』を選べます。それぞれに旨い。

フィリピンは・・・既に茹でて固まっててそこにスープを注ぐだけ・・・ってタイプのが主流。箸でほぐすとボロボロに崩れたり保存のためか塩辛かったりします。生麺もあるにはあるが扱っているのは高級品であるラーメンとか低価格のものではチョーキングってチェーン店とか限らたところだけです。

次に『牛乳』・・・タイでは生乳がスーパーやコンビニで手軽に買えます。値段は小さなパックなら50円ほど。気軽に飲めしかも味もいい。少し出せば高級な牛乳も飲めます。一方でフィリピンは・・・基本的に輸入品が主流だからか長期保存ができるパックが主流。あまり美味しくないにもかかわらず1リットルで200円くらいする。庶民には牛乳が高いので飲まないと思います。

お次は肉です。フィリピンも肉自体は美味しいと思います。ただタイの料理が骨が処理されて食べやすいものが多いのに比べ、フィリピンのはBBQであっても『骨付きで食べにくい』のがホント多い。チープなだけでなく『食べる側への配慮が足りない』と僕は思っています。昔からそれが当たり前だったのでしょう。

さて次はパン。タイではあまりパンを食べなかったのですがベトナムとかカンボジアとかフランスの植民地だった国はフランスパンが美味しかったりします。フィリピンはスペインの植民地だった影響もあってパン屋は多いのですが、主流は『甘ったるいパン』です。焼きたてのパンデサルは美味しいと思いますが全体的なクオリティは低いと思う。もちろんモールで売っているのは美味しいのでしょうが日本と同等の値段がします。その辺の『良いモノ』に関してはかえってタイやマレーシアの方が安いのでは??って気がします。

最後に野菜です。他の東南アジア諸国では野菜が新鮮で豊富です。フィリピンはバギオのような産地では新鮮な野菜が安いのですが、マニラでは鮮度もイマイチ。値段も安くないし種類も少ない。あくまでローカルの市場での話です。例えばキノコ類はほとんど売っていませんし、モヤシはマレーシアのように新鮮な状態で売られているワケではなく収穫されたものがビニール袋に入れられ萎びていたりするのも普通です。

 

 

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さてここからが本題です。

なぜフィリピンはタイやベトナム・マレーシアのような食文化が育ってないのでしょうか?いくつか仮説をたててみました。


1:島国で食文化がなかなか伝わってこなかったから。
2:華僑の影響がそれほど食文化に浸透しなかったから。

3:過半数が庶民で、庶民は保守的だから。
4:中間層がまだ少ない貧しい国だから。
5:人口が多く需要過多な状態が続いているから。

6:流通がダメだから。

まず1からです。隣り合った国は食文化が伝わり似た料理や似た調理法があるのが普通です。歴史的な部分で貿易があまり行わていなかったり国交が断絶している期間が長かったりするほど他国の影響を受けなくなると思います。おそらくフィリピンは島国なのでそういう傾向はあるのかなって思います。

その一方でマレーシアだったらインド人やインドネシア人や中国人も多くマレー料理だけでなくそれらの国の料理が一般的なローカルフードとして根付いています。


次に2(華僑の影響)についてです。中国の食文化は侮れません。中国が嫌いな日本人はいても中華料理が嫌いな人は少ないと思います。フィリピン経済は華僑が牛耳っていると言われていますしマニラには中華街もあります。でもその割に中華料理が浸透していません。理由は僕には分かりません。ですが次の3(保守的な庶民)っていうのがヒントになるような気がしています。

というのは僕の知る限りフィリピンの庶民は珍しい外国の料理を避ける傾向にあり、かなり食に対して保守的だと思います。中流や上流の人は積極的に日本料理などを食べたりしますが、庶民はカレーライスであろうがお好み焼きであろうが『知らない食物』に手を伸ばそうとしません。だから中華料理もあまり広がらなかったのかな??って気がしています。それこそ焼売とか肉まんとか限定的なものだけ広まっている感じです。

次は4(貧しい国だから)、これは3とも絡んでくるのですが、貧しい人の思考は『美味しいものを食べたい』ってことより『お腹いっぱい食べたい』ってことが優先されます。少しお金を上乗せしてクオリティーの高いものを食べるって人が少なければ、必然的に売る側は『質より量(安さ)を優先する』と思います。

これはフィリピンに限らず(行ったことはありませんが) バングラディッシュなどのような貧しい国に見られる傾向だと思います。

とはいえフィリピンの富裕層はいて中間層もそこそこ増えてきています。

そこで感じる理由その5が『需要過多』です。

マカティ市など都会にいくとカフェやレストランはお客さんが溢れています。また普通のモールにあるジョリビーのようなファーストフード店でも常にお客がいる状態で次々に作ったものがはけていくので回転率が良いだけでなく『冷めると不味くなるから注文が入ってから作ろう』なんて考える必要はあまりない状態です。

お金持ちはそこそこ高くてもレストランで食事ができる状態。そんな状況で商売人はどう考えるだろうか??と考えた。

1:庶民向けの美味しいラーメン屋台を作る。

2:金持ち向けの高級なラーメン屋を作る。

 

この2つで考えた時に、どう考えても2の方が儲かるのが今のフィリピンだと思います。1のターゲットである庶民は『値段を優先する』・・・需要過多の状態では『クオリティーよりも立地などの要素が大きい』と思う。なので2を選びマカティやBGCなどで1杯1000円近くするようなラーメン屋を出すタイプの商売人が多いのかと思います。当たればそれでも大儲けです。もともと人件費が安い国ですから利幅が大きいのです。

これがマレーシアやタイになるとモールにいってもフィリピンほど混んでいません。お客は広い選択肢の中から自分にあった店を選べる感じ。それだけ競争が激しくなり、高いだけの店とかは淘汰されやすくなります。フィリピンなら極論すれば『立地が良ければチキンだしてりゃ儲かる』って思います。

そんなワケでフィリピンの食文化はお金落ちから少しずつ日本食などが中流に降りてきている段階。価格でいえば450ペソのラーメンがお金持ち向け、それが200ペソ前後のラーメン屋が少しずつ広がってきている段階。それが庶民にむけた60ペソくらいのラーメン屋ができるにはまだ当分はかかるものと僕は思います。

またなまじっか『そういう商売で儲かる状態』では新たなチャレンジを起こそうという商売人を生みにくくしていると思います。それこそ『キノコ農園』とか『牧場』とか大手が参入してしてくれればいいと思うのですが、なかなかそういう状況になっていません。需要はあると思うのですがリスクが高い割に儲からないと思われているようです。

 


あと最後に6(流通がダメ)ってことについても触れておきたいと思います。フィリピンは交通渋滞が酷く、船や電車などもイマイチです。隣の島にいく時にも飛行機でなければ半日ほどかかったりします。そんな状態ではバギオの野菜をマニラに運ぶにも時間がかかり安くて新鮮な野菜とマニラで食べることを困難にしています。


また流通でいうなら交通網だけでなく税関の手続きが面倒だったり、大手企業が牛耳っていることで輸入品が高かったりもします。それらコストパフォーマンスの高い食事をする上ではマイナスに作用していると思います。

 

ご意見があればコメントくださいな。

新しい海外リタイアの形

この方法はおそらく個人投資家とかノマドワーカーとかいう『どこででもネットがあれば働ける人』とか『働く必要がない人』にしか使えない方法だと最初に断っておきます。でも、これをすればVISA費用および航空券の費用を抑えられるはずです。


その方法は『東南アジアを遊牧する』です。


例えばフィリピンで観光ビザを延長すると1回に3130ペソ(約7000円)かかる。2回目になるとそれにIDカードの取得費(約6000円)がかかる。なので僕は2ヶ月毎にプロモチケットでフィリピンを出国していることは前回の記事で書いた。

それだと1年間で5回くらい往復する(飛行機に12回のり、ビザを6回更新する)・・・航空券を1回1万円(往復で2万円・・プロモだから)としてビザを7000円とすると・・・

【年間で航空券代が12万円、とビザ代が4.2万円かかる】

※もちろん、それに交通費や現地での滞在費が必要になる。


僕は現地でゲストハウスといった安宿に泊まるので宿代や1泊800〜1300円ていど。それでいて外国人や日本人との交流を楽しめたりするのでコスパはものすごくいい。なので現地での滞在期間を長くすると・・・。

タイではビザ無し1ヶ月、カンボジアはビザはいるが1ヶ月6000円くらい(カンボジアは滞在費が凄く安い)、マレーシアだとビザ無し3ヶ月、、、といった具合。

<フィリピン2ヶ月>→ <タイ1ヶ月> → <フィリピン2ヶ月> → <カンボジア1ヶ月<フィリピン2ヶ月> → <マレーシア2ヶ月> → <フィリピン2ヶ月

だと飛行機に乗る回数が6回。ビザ更新(★で表記)が5回となる。

 

【年間で航空券代が6万円、とビザ代が3.5万円かかる】


※ちなみにマレーシアを1ヶ月伸ばし、カンボジアに行かなければ更に減らせる。

それで浮くのは約6.7万円・・・滞在費を1日2000円として今までは旅先で約1週間いたので、約40日×2000円=8万円かかっていたが、それが約120日になり、24万円となり、16万円のコスト増。それにフィリピンで不要となる電気代などを考えると・・・

【たぶん年間12万円ていどのコスト増で長旅ができる】


できれば同じようなライフスタイルを送りたい人と、複数の国で家をシェアすれば生活費の増加はもっと抑えられつつ、楽しいと思う。できればそういう生活を目指したい。3,4カ国を遊牧しつつ現地で友達を作る。僕は旅がしたいというよりはコミュニティを作り各地で生活がしたい。

フィリピンのリタイアメントビザは不要かも。

僕がマニラに住むようになって既に4年が過ぎた。

自宅療養というか平日は半ひきこもりをしつつ隣の集落や市場にでかけたりして週末は友達と遊んだりし年1回くらいホームステイさせてもらう位のくらし。ちょっと人との交流が少ないので改善点はあるものの悪くない生活だと思う。


以前はリタイアメントビザ(SRRV)を取ろうと検討した時期もあったが、今だにその必要性をあまり感じず観光ビザで出入りしている。ネットで検索すると『やれリタイアメントビザは便利だ』といった情報が多いが半分以上は業者のポジショントークだと思っている。必要な人は取ればいいが僕のような人はなくてもいいと思う。



どんな方法でフィリピンを出入りしているか?

 

【ポイント1】フィリピンに入国する際には『出国チケットが必要となる』

ポイント2】2ヶ月毎に出国が便利。

ビザ無し30日、1度目の延長で+29日、2度目の延長でACR(外国人登録カードのようなもの)が必要になる(その分だけ費用がかかる)、更に6ヶ月以上だとECCとか他の書類が必要に・・・。


そんなワケで僕の場合は基本的に2ヶ月毎に近隣諸国に旅をしたり日本に帰国している。『飛行機代もバカにならないのでは?』と思うかもしれないが、そこはもう1つポイントがある。

【ポイント3】LCCのプロモ時に航空券をまとめ買い。

例えば日本との往復。普通なら4万円くらいするがプロモだと2万円、良い時なら1万円くらいであったりする。航空会社としても客寄せの為にしていると同時に少し先の座席をとりあえずあるていど埋めておこうという意図があるものと思う。

プロモの場合は3ヶ月〜6ヶ月先のチケットだったりする。

そんなワケで僕はだいたい3往復分くらいを先に買ってしまっている。

 

1月はタイに行ったし、2月に日本に戻り、5月は台湾、7月にまた日本に戻ることが決っている。そうやって先にチケットを買っておくことで、ポイント1をクリアできる。

 

ただし問題が1つある。それは出入国が多いと『イミグレで疑われる』って事。おそらく不法就労しているのではないか?って事とかそういったことだろうと思う。ここについてはまた別で記事を書いてみようと思っている。


◆次にリタイアメントビザのメリット・デメリットについて

【デメリット】SRRVは2万ドルとかの資金が拘束される。クオータービザは(あれば強いと思うが)手数料がかなり高い。フィリピン人と同様に出国税(たしか1年以上滞在してる人は1600ペソくらい)がかかる。

【たぶんメリット】ビザ延長の手続きが年1回ていど、更新料は観光ビザでのトータルより安い(でも取得費用とかを考えれば安くはない。昔は安かったみたいだが・・・)


次の記事では僕がどういった形の生活(主にビザや出入国について)を目指しているのかを書きたいと思う。それが実現すれば更に費用が2/3くらいに抑えられるはず・・。