KOYA(マニラで子供らと遊ぶ)

庶民エリアにコミュニティスペースを作ってみた。

クリスマス・イブ

クリスマスイブですね。僕は歯医クリニックに行ってきたが先生が留守で時間を無駄にした日でした。こっちでは『24日に予約を入れたい』ってメールを入れると『来てください』としか返ってこなかったりする。時間とか約束とか適当な人が多いので、出来ればちゃんと日時を指定して予約したいのだが・・・そういうやり取りがいちいち面倒。

しかたなく歯医者からモールに移動し『セブパシのチケット代金を払い』再び歯医者に行き待つが歯科医師Iが帰って来ないので諦めることにした。留守番をしているオバちゃんも携帯の充電がないらしく連絡が取れない。

僕はIとは軽い友人関係なのであまり悪くは言いたくないのだが、オバちゃんの給料とか超安いし、もっと清潔感があり受け答えが出来る人を雇った方がクリニックの戦略としていいのでは??って思う。クリニックも庶民向けとはいえ審美歯科とか矯正とかそれなりの治療にはそれなりの金額がかかる。その額とオバちゃんの給料があまりにも違う感じ。


さてその後は市場に寄ってジャガイモを9キロ(麻袋)買った。普通に買うとキロ90ペソくらいするがこのサイズで買うと約半額になる。ジャガイモは保存が利くしクリスマスで料理を作るつもりだったのでいいタイミング。

とはいえ日本のような品質は望めない。表面を見てまぁまぁだったが、家に帰ってから分別するとキズ物もそれなりにある。より分けてキズ物を下処理した。ジャーマンポテトを作る予定。


その後は隣の集落に遊びに行く。クリスマス前とあってカラオケやら騒々しい。それから市場にいく。お店が普段より多い。チキンとかケーキとかは行列が出来ている。こういうのを見ると『もっとガッツリ準備して売ればいいのに』って思う。傾向としてフィリピン人は商売が下手だ。中国人とは違う。


ダメなモノでも売れているのが今のフィリピン。人口ボーナスの国だと思う。でも『良いモノや良いサービスには価値がある』って事に気がついた人も少しずつ増えていくと思う。騙された人は二度とその人を信用しないし、満足した人はリピートする。そうやって信頼できる商売人がドンドンと勢力を拡大していく・・・戦略として『正直者が得をする』といったことはあるだろうと思う。

日本のように家電などネットで価格を調べ安く買えるように早くなって欲しい。そして出来ればエステや医療関係も情報公開する所が増えて『消費者から支持され』・・・ダメな所が淘汰されるようになってほしい。今は『日本人だから2倍ふっかけておくか!』ってのがフィリピンの医療だと思う。

もし歯科医師Iがもっと信頼できるタイプなら共同経営したい位なのだが・・・明朗会計でWEBサイトで集客する。ホワイトニングとか歯列矯正とかはうまくマーケティングすれば儲かると思うんだけどなぁ。なんせ原価率低いし(低価格戦略とったとしても)単価高いし、信頼できる所はフィリピンで皆無だから。

脂肪冷凍ダイエットについて

その昔メソセラピーというのをしたことがある。その言葉自体は薬剤を皮膚に直接注射しする療法のことを言うらしいのだが一般的に知られているのは『脂肪分解』のもの。

僕が10年くらい前にした時は『顔とお腹』にしてそれなりに効果があった(一時的に腫れたりはする)・・・・先日セブ・パシフィックのプロモを見つけ『韓国でそれ系の美容整形』をしてこようかな??なんて思いついて再び美容整形について調べてみた。

僕の場合は『目を二重に』とかそういった整形はしていないし今のところする気はない。顔をあまりイジるには抵抗がある。世代的にもそうなのかも??

視力矯正のレーシックはしたし、歯をキレイにしたりは興味がある。顔のシミは取りたいし、ハゲは41歳にしては『よく頑張った(もっと若ハゲを心配してた)』と思うが増やせるものなら増やしたい。あと毛深いのが気になってたり痩せたいとも思う。


◆自宅でのメソセラピーについて

さてそのメソセラピーを調べていて今は『ネットで薬剤が手に入る』って事を知る。注射器を買ってするかっていうとそれも少し問題なので、皮膚に塗ってイオン導入で試しにしてみるのはありかも??とは考えている。


◆韓国での美容整形について

ソウルへの旅行を考えたけど、結局5月に行くのは台北になった。また次回。いまは韓国に美容整形しにいく人も多く情報もまぁまぁあるのでまた行くかも??美容整形も審美歯科もフィリピンよりはずっと信用できる(笑)

 

 

 

◆脂肪冷凍ダイエットについて

さて本題。ネットで見る限りは『冷却し脂肪細胞にダメージを与えて排出を促すもの』で効果は2ヶ月ほどで徐々にでてくるらしい。クチコミをみているとサクラもいるだろうが効果ありの人となしの人がいる。

冷やすだけなので安全性は高いと思う。

でも『原理的には冷やすだけなので自宅で出来るのでは??』


って思っている。具体的には『-15度とか謳っている業務用の保冷剤で冷やす』・・・まぁ機械と違い保冷剤自体が温まっていくのだが僕がしてみたところ30分くらいは大丈夫そう。冷凍庫を『強冷』にして保冷剤を再冷凍した。また飽きるまではしてみるつもり。

 

僕は効果については未知数だと思っていて。『じゃぁ自分でやってみた方が面白い』ってことでしているが、僕は2つの推測をしている『A:脂肪が血液やリンパなどに出ても、それをうまく燃焼させないと再吸収されるのでは??』ってもの。たぶん炭水化物ダイエットと同じで意識した方が良さそう。


もう1つは『B:冷却することで新陳代謝を促す効果があるのでは??』というもの。どの効果があろうが結果的に安全で痩せられるならいい。痩せなくても特にデメリットはないだろうと思う。


投資家としてのブログ

たまに『個人投資家としてのブログを作りたいなぁ〜』と考えることがある。

僕がしているのは主に日本株の中長期投資であり、FXや先物取引や信用取引は一切しない。売買も年に何回かしかしないし企業の分析を深くまでするのは限られたケースのみ・・・・投資家としての実績などを載せないと『読もう』という気持ちになってもらいにくいし、かといって売買報告など限られているから更新頻度が超少なくてイマイチだなぁ〜って思ってしまう。

 

実績だけでいえば2011年から毎年少しずつではあるが資産が増えている。仕事をしてなくてフィリピンで細々と暮らしているから出来るとはいえ恵まれた状況だと思う。

個人投資家なんて割に孤独なもので、損しても得しても『喜びを共有する相手がいない』・・・儲かっても損しても同じような立場の人でないと自慢に受け取られてしまう恐れがあるから。僕はこのままずっと今の生活が続くかはわからない。『配当だけで悠々自適』というような安全圏にはたどり着いていない。

 

それでも昔に比べてリスクはリスクヘッジは上手になったし1年2年でホームレス転落という可能性はほぼゼロに等しい。その辺は短期で大儲けするタイプの投資をしていない分だけ気楽なものだと思う。

 

 

ブログとしては経済とかビジネスにテーマを広げて書くのも良いが、それだと他で書いているブログと内容がかぶる。そっちは実名でしているだけに身元バレが怖い。難しいものだと思う。BLOGOSとかだとそこそこコメントを評価してくれる人がいて内容には自信があるのだが、個人ブログは読んでもらうまでのハードルが少し高い。そういう意味で投資実績というのは大きなフックにはなると思うのだが・・・。

まぁ実績といっても資産の割に投資からの利益で生活してるからなかなか増えないし、予想的中率ではなかなかのものだと思うが分散している分だけ伸びはやはり少ない。やっぱりこっち関係では諦めた方が良さそうだ。


特に大金持ちになりたいとも思わないし、あるていど儲けにあわせて周囲の人とか困っている人や頑張っている人に『再分配』とかして力になれたらと思う。

フィリピンの田舎で生活をした時に再認識したけど、ピカピカの新車を買うよりはボロいジプニーに一緒にワイワイ言いながら乗れる仲間がいる生活の方がいい。これからも裏で投資をしつつそういう生活を目指していきたいと思う。

ホームステイ(Marinduque3)

マリンドゥケの3つ目。


去年に引き続いて2回目のホームステイ。フィリピンの不思議なところの1つが『たまーーに田舎に誘ってくれる』というもの。僕を誘ってくれたのが家庭教師を頼んでいた女の子で当時大学生L。友達という関係でもあるのだけどそれでも恋愛的な要素はまるでなし。

それでもクリスマスとか1人でいるなら『一緒にどう?』って言ってくれるのがフィリピンの1つの良さ。去年は不思議なことに実家では父親に連れられて親戚中を挨拶回りしたりした。


今年はLの姉A(僕も良く知っている)の結婚式もあって再びマリンドゥケを訪れたのだけど残念ながらLの仕事の関係で5日ほどの滞在だった。僕は『クリスマス過ぎまでいてもいいよ』って言われていたのだけど、今回はネット環境があっちになくて一緒に帰ってくることにしました。


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フィリピンは大家族のことも多く、田舎ではその傾向が顕著です。兄弟が6人とか8人とかいれば必然的に従姉妹は30人とか40人とかになってきます。毎日のように入れ替わり立ち代り親戚がやってきます。

Lの実家は先に就職し英会話教師をしている姉Aの支援で新築の家が建っています。両親に育ててもらい学費を出してもらった子供は良い仕事につきシッカリと働いて両親に恩返しする。良い文化だと思います。英会話教師とかITエンジニアのような職は賃金も高め。普通の大卒の2倍、3倍稼げたりもします。

そういう良い職についた親族や海外に出稼ぎに行った親族に『おんぶに抱っこ』になることも多い。親戚も100人くらいいると無職でブラブラしている人の1人や2人や10人はいるのが普通。親戚の集まりでも『お客に酒をせがむ人』とかいますし、それでも無下にせずグループの中に入れてあげている懐の広さみたいなものも感じます。


この実家は広めのリビングルームに3つのベッドルームが隣接しています。トイレは1ヶ所。家の横に炭火でおこす台所があります。この周囲ではこれでも立派な家です。周囲には掘っ立て小屋みたいな家も少なくありません。井戸や川で洗濯したり山へ芝刈りにいったり『ゲームやお伽話でしか出てこない世界』がここにはあります。

ベッドルームには竹で作ったベッドが2つ並んでいて、そこに5人くらいが川の字になって寝ます。人が多い時にはリビングのソファーや床でも寝ます。こっちではそれが普通。バックパックを広げるスペースもなかったがベッドの下にスペースを見つけた。



◆田舎のトイレ事情

トイレには手桶の水瓶が置いてあり風呂場にもなっている。風呂場といっても湯船もなければシャワーもない。ただ空間にそれら手桶とトイレがあるだけ。トイレにはフタもないし便座もない。

もちろん最初に来る時から覚悟していたから問題はないのだが、日本人的にはスノコが欲しくなる。トイレにいくたびに足が濡れる・・。ただ逆に『これも合理的だなぁ』と思ったりもする。トイレで用を足しながら髪を洗ったりでき、大を済ませた後で水洗いができる。トイレは頻繁に水をかけられるので意外に汚れにくい。

 

食事に関してはフィリピンの普通として『肉料理が多い』・・・野菜はモノにもよるが地元で作れるもの以外(キャベツとか)は他地域から輸送されるらしくマニラよりむしろ高いものもある。魚は漁でとれるものは安い(と思う)。大きな市場ではどうか知らないが近くの小さな市場ではマグロとかそういったものも見なかった。


生活は基本的に『お客さん扱い』なので食事も宿泊も無料。僕などは習慣でつい食器を洗ってしまうのだが、そういうのも断られる。なのでせめてもとカレーライスを作ってふるまう。ついでにコーヒーなど日用品を買い足しておく。




◆日本式カレー・・・惨敗

実は喜ばれるのでは??と期待していました。日本では子供たちも喜ぶ万人向けの料理がカレーです。マニラでも大家さん家族にはまぁまぁウケが良かった(お好み焼きの評判が一番だったので血迷って屋台をしたのですが(笑))


カレーがイマイチだったのは、1つ『野菜が嫌い』・・・オーソドックスなポークカレーを作ったのですが、豚肉以外にジャガイモ、人参、玉ねぎが入っていました。ジャガイモはOKですが、後の2つは嫌いな人が多いみたい。ただそれ以上に問題なのが『フィリピン人は知らない食物を避ける』というもの。

僕がお好み焼き屋台を潰した原因でもあるのですが、庶民は極端なまでに保守的です。マニラの大家さん家族は中流で日本への理解も深い。お金持ちは新しいものや海外のものを積極的に受け入れる傾向にありますが、田舎や庶民はそうではありません。

たぶん日本人がフィリピン人の屋台メシを食べるのに抵抗があるのと同じかそれ以上だと思う。僕も豚の血を入れたディヌグアンって料理を食べられるようになるまで時間がかかった。

そんなワケで次回からフィリピン料理を作ることにします。



さてホームステイでは良い事もイマイチなこともありました。イマイチなのが料理を常に勧められること。これも文化なのですが、僕は体調が良くなくて食事を摂生しているのですが、それでも父親からしつこく勧められると少しは食べないワケにいきません。その文化はちょっと苦手かも・・・。あと言葉がわからない状態では孤立しやすく常に大勢に囲まれているのは普通の日本人にはストレスかも。僕は少し言葉がわかるとはいえそういう状態にしばしばなりました。あるていどは放置してくれるので部屋にもどって一人になっていましたが。

あとは基本的にみんな親切でときどき僕のことを気にかけてくれます。『楽しんでる?』といったことを言ってくれる。滞在中最初の2日くらい少し体調がイマイチだったので全体のムードを暗くしてやしないかと心配もしましたが、最終的には楽しい滞在ができて感謝です。



最後にマニラに戻る日の早朝。僕の傘を借りたままの兄夫婦がもどってこず・・。そんなことは想定内なので腹も立たないし、大事なものは手元にキープしておくのが暗黙のルールなのかも??幸いにも兄夫婦と父親は年末にマニラ来るというのでその時に返してもらうつもり、それとその時には傘と非常用ライトをプレゼントしようと思っています。


アイランドホッピング(Marinduque2)

Marinduque2 (前回の様子はコチラ)

 

 結婚式の翌々日に新郎新婦の家族をまじえて泳ぎにいくことになりました。てっきり去年いった北側のビーチにいくのかと思いきやトライシクルは南に。そこには漁師が使うボートが並んでいます。その中で20人くらいが乗れそうな中型ボートに食料と共に乗り込みました。ジャングルの間を流れる川から海に出ます。天気は曇りですが『もし晴れたら暑いだろう』とも思います。ボートは水しぶきをあげながら離島に向かっているようでした。

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(写真左) 漁師の船が並んでいる。(写真右) ジャングルの間の川を抜け海へ。


遠くにビーチが見え『そこかな!?』と思うとそこを横切り海の真ん中で減速しました。先を見ると島といえない位の『浅瀬』がありました。陸上に出ている部分はわずかバレーボールコートくらい。そこに船を留め上陸です。みんなマチマチに泳いだり写真を撮ったり。やはりフィリピンでもマニラの海と違いキレイです。


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(写真左) 海の中の浅瀬(おそらく満潮で沈む)  (写真右) 泳ぐ準備をしてる。 



 そこでひと泳ぎをした後は別のビーチに向かいそこでコテージを借りてランチです。ここでも大量のコメ、豚肉料理が中心でした。あとレチャフランとか呼ばれる甘すぎるプリンとブコサラダと呼ばれるココナッツのデザートを食べました。個人的にはブコサラダはオススメです。ここも離島のビーチなのでお客さんはあまりいません。

ハンモックに寝そべってみたりノンビリと過ごしました。犬が3匹いるのですがフィリピンの犬は放し飼いが多く人に慣れているので怖くはありません。残飯を犬に与えて処理していました。



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(写真左) 離島の小屋でランチ。  (写真右) 再び浅瀬に。 



再び浅瀬にいってまたひと泳ぎして雨が降ってきたので帰る事になりました。外国人向けのリゾート地ではないので船のチャーターも地元価格だと思います。というのは後で聞いたら新郎新婦の奢りみたい。何か後でお礼します。

ホームステイにつつく。

 

フィリピンの結婚式(Marinduque1)


ルソン島の南にあるマリンドゥケという島に来ています。

マニラからはチャーターしたバンに乗り込みフェリーを経由して14時間くらいかかりました。おそらく上手く乗り付けば2時間くらい短縮できそうな気もしますが。遠回りして人を拾ったりするので時間がかかります。ただ年末年始など混む時期でなかったのが救いです。

さて去年はクリスマス前から年明けまでフィリピン人の友達Lの実家でホームステイさせてもらったのですが、今回は再びホームステイとLの姉(僕も知っている)の結婚式があるのでそれがメインです。


◆フィリピンの結婚式 ◆アイランドホッピング ◆ホームステイ についてレポートを交えて感想を書きたいと思います。

 

◆フィリピンの結婚式

 結婚式の前日の朝にLの実家についた時にはもう式の準備は始まっていました。家の周囲では大鍋がいくつも焚き火にかかっていました。奥にの小屋では『豚を解体している様子』が見られます。約10人が解体担当みたい。隣では豚の悲鳴が聞こえまさにいま屠殺される所でした。以前にも見たことはあるのですが『けっこうエグいシーン』です。日本も昔は鶏を裏庭で締めたりしていたようですが、そういうシーンを見ると食物にたいする見方も少し変わるのかもしれません。聞いてみると豚は合計で6頭。親戚や近所の人達を招いて振る舞うようです。他にも日本の"ちまき"に似たスーマンという餅やビーフンなども作られていました。

 

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(写真左) これから豚が屠殺されます。 (写真右) 6頭の豚を大勢で解体しています。

 当日は早朝2時に置きました。僕は3時頃から出かけるのかと思っていたのですが、起きてから食事の準備やらいろいろして実際に家を出たのは午前4時でした。それから新郎の親戚が滞在しているホテルに行って食事。そこから女性陣はドレスを着て化粧をします。日本の感覚ではかなり厚化粧です。男性陣はバロンタガログという正装を着ますが参列するくらいの人は服装はそれほど厳しくないようです。実際にラフな格好な人もいました。準備が出来た後は写真撮影です。もともと写真が好きな国民性。アングルやメンバーを変えて何度も撮ります。

 

 次に教会に車やジプニーで移動しました。教会ではお布施として封筒に100ペソ包みましたが他の人をみてると20ペソとか50ペソとかマチマチでした。結婚式の流れとしては日本の洋式のとだいたい同じ。少し違うのは途中で両方の両親が新郎新婦の両脇に揃って司会のノリ?かなんかで両親もキスをしていたことです。これは日本ではまずないでしょうね。

 

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(写真左) 新婦とその両親。(写真右) 親戚。

結婚式が終わると披露宴パーティです。会場は地元のバスケットボールコートです。既に他の親戚が準備していました。大量のご飯に料理。しかも料理のほとんどは煮た豚肉です。野菜らしきものはビーフンに入っている小さなモノくらいでいかにもフィリピンらしい。あと手作りのゼリーが配られます。お皿は紙皿のものとプラスチック製のものにビニール袋を被せて使います。

 

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(写真右) 7種類の料理・・・豚肉・豚肉・豚肉・豚肉・豚肉・豚肉・ビーフン・・・といった感じ。

 

その会場に近所の人が次々に詰めかけます。受付でご祝儀的なものを払うのですが見ていると100ペソとか多くても500ペソ程度。それとは別に結婚式のスポンサー的な形で親しい友人や親戚などはお金を払っているようです。あと特徴的なのが新郎・新婦がダンスをしてその衣装にピンでお金を貼り付ける習慣です。小額紙幣をつなげた冠や帯それに単体でもつけていきます。お金が増えるごとに会場は盛り上がり新郎のダンスにも熱が入ります。

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(写真左) お金を着けてもらい踊る新郎(どうやらルソン島でも南地方の習慣らしい)

僕はマニラの結婚式にも1度参加したことがありますが田舎ほど質素かと思いきやそうでもないようです。結婚する為にお金を貯めるという習慣は日本もフィリピンも共通したもので、日本の場合は招待された側が3万円とか払いますがこちらではより広くにお披露目という感じでした。後日地元の話では豚もマニラでは1匹3000ペソするようですが田舎だと1500ペソと半額らしい。新郎家族は更に1匹の豚を解体してスタイロフォームにいれて家に持ち帰るようでした。

最後に気になったのは『フィリピーナの化粧の濃さ』だけではなく『なんでピーナはヒゲをそのままにしているのだろう??』ということ。写真にも出ていた女の子たちもほぼ例外なく産毛が生えています。考えてみたらそれが自然なのでしょうが日本で生まれ育った僕らにとっては違和感があり付き合う場合の1つのハードルになりそう。

 

アイランドホッピングに続く。

 

 

お金持ちになりたいのか。

『僕はお金持ちになりたいのだろうか??』・・・ずっと考えている。


僕は幼少の頃から節約するタイプで、我慢しているワケではなく『欲しいモノを吟味して買うタイプ』なのだと思う。修学旅行の時にはみんなと同じで予算限度額いっぱいのお金をもっていくのだが『旅の思い出にこれを買ってどうするだろう??』・・・と一般家庭に雑多に飾られているガラクタ(お土産ともいう)をみて思う。本当に飾りたいモノとか食べたいモノ、あげたいモノだけを買っていた。

 

たぶん僕の家庭が『お金を大切にしましょう』ってありがちな金銭道徳を持っていたからだろうと思う。おかげで商売や株式投資をする種銭を貯めるのには苦労しなかった。もともと酒もタバコもギャンブルも風俗もしないし『オシャレに見られたい』といった見栄もあまりないからそれも良かったと思う。

ただ投資に関してはそれは必ずしもプラスには働いていなかったと思う。最初でこそ何を買えばわからずリスクの高い銘柄にも手をだしていたが、信用取引はしないし分散で中長期といった『地味で堅実な投資』・・・おそらく育ち方の影響がなければ、もう少し金持ちになっていたと思う。またお金持ちになるという意味では日本で働きながら投資を続けていたらたぶん小金持ちにはなれたかと思う。

推定7年くらいまともに収入がないし、商売でお金を使ったし(少しは儲かったりもしたが)・・・その期間に働いていたら溜まっていたであろう期間損失。とそれを投資にまわせただろうってことと、更に生活費にまわすことで減っていた投資資金などを考えるととても金銭的には正解だったとはいえない。


ただ海外に出たかった。アジアでビジネスとかしたかったし違う世界を知りたかった。だから後悔はしていない。それに僕がいま欲しいモノのほとんどはお金で買えない。


語学力・恋愛・コミュニティ・健康などなど・・・。


少しのお金があれば有利にはなるが根本的にはお金はあんまり関係ない。旅はゲストハウスでいいし、お金のかかる遠くにいきたいとも思わない(行きたいけど今でも満足という意味)。家も車も特に欲しいと思わない。リッチな食事も年1回くらいでいいと思うし、いろいろ考えると僕はフィリピンなら年150万円くらいで生活できていると思う。更に経済的に苦しくなればあと2割くらいは減らせる。


いまはノンビリとした生活とフィリピン人との交流。そういうのが少しストレスに思いつつも居心地がいい。少しずつコミュニティを広げたいがやたら広げて厄介事に巻き込まれるのも面倒なので、無理のない範囲でいい。


そういう生活にはやっぱりお金がいらない。


幸いなことに投資に定年退職はない。そこはちょっと恵まれていると思う。これから自分自身がしていきたい事はコミュニティ作り。特に今後は日本でも一生独身って人が増えていく。僕はフィリピンの集落で子供たちやその親と交流することで擬似家族的なコミュニティを作りかけているし、日本人とフィリピン人の交流会なんかもしている。たぶん、その試みが近い将来、僕の生活を豊かなモノにしてくれると思うし、人の役に立てるようになるとも思う。

日本社会に疲れた人・・・・孤独になっていく人・・・僕自身はいま特に病んではいないが、集落にいって子供たちに慕われて一緒に遊んで、ギターを教えてあげたり、そういう事をたまにしてると癒やされる。これって今の日本ではなかなか得られないことだと思う。僕がお金を使うとしたらそういった子供とかに少し使うくらいかな。